生体エネルギー論からみた進化、基礎物理の医学への貢献、そして四つの力についての解説動画を紹介します。

昨日はちょっと時間がとれずブログの更新を休みました。今日はいくつかの動画を紹介します。
最初はこのブログでもおなじみのNick Lane教授の最新動画です。ケンブリッジ大学のDarwinカレッジでの講演で、教授は生化学の生体エネルギー論のたちばから進化をとらえるという切り口ですので、遺伝学とは一味違った進化についてとらえかたが学べると思います。
Revolution by Natural Selection – Professor Nick Lane, University College London
Darwin College
https://youtu.be/Lh98fyNtPKM?si=T-L0LT9axmcEVxaP
(この動画は埋め込み禁止のようです。リンクをクリックしてご覧ください。)
次の動画は、CERNの70周年記念講演会の講演の一つです。素粒子物理学など物理学の基礎分野がいかに医学の発展に貢献しているかというお話です。
Live: From particle physics to medicine
https://www.youtube.com/live/WhgDZKr9GQQ?si=X_5FYHjZOs4YpETu

また同じく物理学の有名ラボのFermi Labの動画も面白そうです。
Deep dive into the known forces
通俗科学書よりも本格的に物理学で話題になっている四つの力(strong nuclear, electromagnetism, weak nuclear, and gravity)について解説してくれています。とてもよい動画だと思います。
Fermilab
https://youtu.be/NwbsffunM10?si=h03xdbQ57C_uj1cS

鳥山明さんが亡くなられたそうです。ご冥福をお祈りします。

鳥山さんの漫画の大ファンです。子供たちや、私達は発売当時、熱心によんでいました。特にDr.スランプは雑誌や単行本でほとんど全部読んだと思います。またアニメも子供たちがよく見ていました。フランスのホテルに宿泊したときには、テレビでアラレちゃんをやっていて、アラレちゃんやせんべいさんが流暢なフランス語で話しているのをみて、子供たちは大喜びでした。ストーリーは知っているのでフランス語でも理解できたようです。熱心にみていました。マクロン大統領もきっとアラレちゃんを見ていたのだと思います。ドイツに行ったときには、学生が『カメハメハ』をやっていましたし、世界的なマンガ家ですね。先月は NHK で、鳥山明さんのドラゴンボールの新作が作成中というニュースをやっていたのですが、突然のご逝去で残念です。

今日は町内会があったのでこのへんで。
最後に、こんな教科書もでているので紹介しておきます。Applied Causal Inference Powered by
ML and AIという本で無料ダウンロードできる話題の教科書です。https://causalml-book.org/

プロンプト・エンジニアリングは死んだ―という記事がでたそうです。

ChatGPTに質問をなげかけるとき、どのように質問するか (どのようなプロンプトを使うか)で、結果が変わるというのはよく知られています。
『ステップバイステップで考えてみましょう』とか、『あなたはすぐれた英文校閲者です。』とかいうプロンプトを与えたあとに、自分の教えてほしいことや、やってほしい課題を書くと、よい解答がえられるといわれています。OpenAIのサイトにもそういうプロンプトの例があがっていますので、皆さんもいろいろプロンプト作成に工夫を加えておられるかもしれません。私は以前の記事で書いたように、英文校閲のプロンプトをChatGPTに作ってもらってそれをもとにプロンプトを作っています。こういうプロンプトの最適化は、プロンプトエンジニアリングといわれて流行っていますが、人ではなくAI自体にプロンプトを最適化してもらうという系統的な研究がでたそうです。

AI Prompt Engineering Is Dead→Long live AI prompt engineering
https://spectrum.ieee.org/prompt-engineering-is-dead

課題の解決や、画像を作成してもらうときにもプロンプトを人間が工夫して作るよりも、AIにプロンプトを最適化させるほうが良い結果がえられるとか。
ますます便利な時代になりますね。

元論文(プレプリント)はこちら。https://arxiv.org/abs/2402.10949
次のプレプリントも上の記事に引用されています。
https://arxiv.org/abs/2310.03714

nitterがほぼ全滅したようです(5月22日、4月23日、3月12日と31日の追記あり)。

こちらのページに来る方が多いようですが、nitterをログインせずにまだ読める方法はこちらに書いてありますので参考にしてください。nitterの動いているインスタンスはまだ数個あるようです。私はこちらのインスタンスを使っていますが、いつもストレスなしにつながります。https://nitter.esmailelbob.xyz/ (2024・4・23日追記)
(xyzは5/22 現在つながらなくなりました。こちらはまだ使えるようです。)
https://nitter.poast.org/

ツイートをログインしないで読む方法:nitterはいくつかが 生き残っています。twstalkerは広告収入ねらいの改悪がすすんでいるようですZ(4/16に追記有)。


nitterがつながらなくなって困っている方が多いと思います。nitter.netは携帯版のブラウザのBraveでは、セキュリティの安全性を無視するという条件でアクセスすると、昨日まではなんとかつながっていたのですが(Instance has been rate limitedというメッセージがでても、読み込みなおすと何回かでつながっていました)、今日はもうつながりませんね。
(3/31日追記。3月31日現在、ログインせずにツイートを読む方法をこちらにまとめました。参考にしてください。)

X (旧twitter)のツイートをログインせずに読む方法。nitter.netがほぼ全滅した今、まだ使える方法を紹介します。

こちらでみると、https://status.d420.de/
今生きているのは次の2つのインスタンスだけのようです。( 3/12現在上のprivactdev.netのインスタンスのみ動いています。ただ読み込みを何度かするとか、TorやVPNでIPアドレスを何度かかえてみるなどしないとtoo many requestsとかInstande has been rate limitdとか表示されてつながりません。)
https://nitter.privacydev.net/
https://nitter.esmailelbob.xyz/
以前の記事で紹介したtwstalkerなどはまだ使えるようです(3/12現在これは動いています)。これらも使えなくなるといよいよtwitterから別のサービスへ乗り換えなくてはなりませんね。nitterにかぎらず、こうしたサービスでは提供されている情報がもとのサービスと同じで改竄されていないかどうかが問題になります。nitterやtwstalkerなど複数のサービスが存在している状況では、改竄していたらすぐばれてしまうのですが、インスタンスが今のように激減してしまうと、生き残っているサービスが本当にtwitterの情報を改竄なしにつたえているかどうかを疑う必要もでてきます。こうした問題はこちらなどで議論されているので興味のある方はご覧ください。

nitter over IPFS or torrent https://github.com/zedeus/nitter/issues/1188#

nitter.netに接続できない問題が断続的に発生しているようです。インスタンスを変えましょう。(末尾に追記1/30 有)

入門ユーザーのための覚えておくべきLinuxコマンド一覧と、コマンドラインの参考書 (無料)を紹介します。

Linuxを使うときは、ウインドウズと同じようなグラフィカルインターフェイス(GUI)を活用するとなにかと便利です。たとえばファイルのコピーとか移動とかはウインドウズと同じようにマウスでドラッグアンドドロップすればすむことも多いです。また削除とかもマウス操作で簡単にできます。Linuxの入門段階のユーザーとしては、コマンドラインインターフェイスをGUIに併用して利用するのが簡単です。今は、UbuntuなどのLinuxでVirtualboxなどを動かすとWindows10とかWindows11とかもライセンスを購入すれば使えるので、私はUbuntuが動くPCをメインのPCにして、そこでWindowsを仮想環境で動かすようにセットアップして試してみているところです。今まではUbuntuにWineというソフトをいれてWindowsのソフトを動かしていましたが、VirtualboxでWindows10などを動かしておけば、一台のPCでLinuxとWindowsを快適に共存させることができると思います。

UbuntuなどのLinuxのよいところはLinuxでしか動かない科学関係のソフトウエアが自由に使えるようになること、そして数十ギガバイトもあるテキストファイル(遺伝子関係のファイルなど)でもコマンドラインインターフェイスを使って一括処理することが簡単にできることです。
というわけで、コマンドラインの使い方も知っておく必要があるのですが、GUIでUbuntuを使う初心者が知っておくべきコマンドをChatGPTに列挙してもらいました。GUIでもできる操作のコマンドも入っていますが、基本的なコマンドなのでそれらも覚えておくほうがよいと思います。末尾にあげておきますので参考にしてください。

コマンドラインの使い方の参考書としては以下のサイトにある次の二冊の本(pdfが無料でダウンロードできます)をお薦めします。
http://linuxcommand.org/tlcl.php
1) The Linux Command Line by William Shotts
この本の続きも同じサイトから無料でダウンロードできます。
2) Adventures with the Linux Command Line by William Shotts
どちらも紙の本は有料で購入できます。


以下はChatGPTがあげてくれた初心者向けコマンドのリストです。
sudo – スーパーユーザー権限でコマンドを実行します。システムの設定変更や管理を行う際に必要です。
ls – 現在のディレクトリにあるファイルやディレクトリの一覧を表示します。
cd – カレントディレクトリ(現在作業中のディレクトリ)を変更します。
pwd – 現在のカレントディレクトリのフルパスを表示します。
cp – ファイルやディレクトリをコピーします。
mv – ファイルやディレクトリの名前を変更するか、別の場所に移動します。
rm – ファイルやディレクトリを削除します。
mkdir – 新しいディレクトリを作成します。
rmdir – 空のディレクトリを削除します。
touch – 新しい空のファイルを作成するか、既存のファイルのタイムスタンプを更新します。
nano / vi / gedit – テキストエディタを開きます。nanoやviはコマンドラインエディタ、geditはGUIエディタです。
cat – ファイルの内容を表示します。
less / more – ファイルの内容をページごとに表示します。
grep – ファイル内でテキストを検索します。
find – ファイルやディレクトリを検索します。
chmod – ファイルやディレクトリのアクセス権限を変更します。
chown – ファイルやディレクトリの所有者やグループを変更します。
df – ディスクの空き容量を表示します。
du – ディレクトリのディスク使用量を表示します。
top / htop – 実行中のプロセスとシステムの状態をリアルタイムで表示します。
ps – 現在実行中のプロセスの一覧を表示します。
kill – プロセスを終了します。
tar – ファイルをアーカイブしたり、アーカイブからファイルを抽出します。
zip / unzip – ファイルを圧縮したり、圧縮を解除します。
wget – インターネットからファイルをダウンロードします。
curl – データを送受信するためのコマンドラインツールです。
ssh – セキュアなリモートログインを行います。
scp – セキュアなファイル転送を行います。
apt-get / apt – パッケージ管理ツールを使ってソフトウェアをインストール、アップデート、削除します。
man – コマンドのマニュアルページを表示します。

以下のコマンドは、ソフトウェアの管理に関連しており、GUIを使用してLinuxに入門する初心者にとっても重要です。特に、apt関連のコマンドはUbuntuシステムでソフトウェアを管理する際に頻繁に使用されます。また、ソフトウェアのダウンロードやビルドに関連するコマンドも、特定の状況下で必要になることがあります。

sudo apt update – パッケージリストを更新し、利用可能なアップグレードがあるか確認します。
sudo apt upgrade – システム上の全てのパッケージを最新のバージョンにアップグレードします。
sudo apt install [package_name] – 新しいソフトウェアパッケージをインストールします。
sudo apt remove [package_name] – インストールされたパッケージをアンインストールします。
sudo apt autoremove – もはや必要とされないパッケージを自動的に削除します。
sudo add-apt-repository [repository] – 新しいリポジトリをシステムに追加します。
sudo apt-key add [file] – 新しいリポジトリのためのGPGキーを追加します。
wget [url] / curl -O [url] – ウェブからファイルをダウンロードします。
tar -xvzf [file.tar.gz] – tar.gz形式のアーカイブを解凍します。
./configure ; make ; sudo make install – ソースからソフトウェアをビルドしてインストールします(特定のソフトウェアに必要)。
sudo dpkg -i [package.deb] – Debianパッケージをインストールします。
sudo dpkg -r [package_name] – Debianパッケージをアンインストールします。

以上のコマンドは、Ubuntuを使い始めたばかりの方がGUI環境で作業する際にも役立つ基本的なものです。各コマンドの詳細や使い方を理解するには、manコマンドを使ってマニュアルページを参照すると良いでしょう。


 

 

NHKのアカデミアというサイトとNHKラーニングのサイトは素晴らしいサイトです。おすすめです。

今日午後、NHKのEテレで京大の総長をされていた山極寿一(人類学者)さんのお話を放送していました。2022年の番組の再放送だそうです。ゴリラと人間は共通の祖先をもっているので、ゴリラを研究することで人類についてわかることがいろいろあるという話です。特にこの番組では本来ゴリラと同じで平和的なはずの人類が、なぜ戦争や殺し合いをするようになったのかについての仮説を述べておられました。NHKのアカデミアというサイトでは、今回の放送の完全版がみられるとのことで、QRコードがでていたのでサイトをみてみました。https://www2.nhk.or.jp/learning/academia/video/?das_id=D0024300107_00000
今日のEテレの放送より長い完全版がみられるほか、なんと今回の番組の書き起こしのpdf(画像入り)もダウンロードできるので是非、動画とあわせて読んでみてください。

NHKアカデミアのサイトはこちらです。
https://www.nhk.or.jp/learning/academia/
山極先生だけでなく多彩な方々の講演がみられるようになっています。また講演のpdfもダウンロードできます。
たとえば山中先生とか
https://www2.nhk.or.jp/learning/academia/video/?das_id=D0024300101_00000

伊達公子さんとか
https://www2.nhk.or.jp/learning/academia/video/?das_id=D0024300115_00000

科学者にかぎらず、芸術家やスポーツ選手、芸術家など様々な方のお話がきける得難いサイトです。
このNHKアカデミアのサイトは、NHKラーニングのサイトの一部です。NHKラーニングのサイトには、もっともっといろいろなリンクがあります。是非訪れてみてください。
https://www.nhk.or.jp/learning/

量子力学の発展にアインシュタインが果たした役割―光量子の発見の動画がおすすめです。

以前紹介した(文末参照)物理学者Dr. Jorge S. Diazの新しい動画がでています。
Quantum Mechanics got realというタイトルで、前の動画The Dawn of Quantum Mechanicsの続きです。
Planckの光量子仮説は仮説に過ぎなかったのですが、Einsteinの1905年の論文で光量子の実在があきらかにされました。Einsteinは1921 年、日本訪問途上の船の上ノーベル賞受賞の知らせを聞きました。受賞理由は光量子の発見で、特殊相対性理論でも一般相対性理論でもありません。
この動画では、アインシュタインの論文にそってその数式をわかりやすく解説してくれています。これをみたら、誰でも自分でアインシュタインの論文を読めます。とてもよい動画です。
https://youtu.be/WNHn6GoMaac?si=-hRDk5XDOcePZyBh

光量子の論文(英訳)はこちらのプリンストン大学のサイトでよめます。手元にひらきながら、動画をみるのもよいでしょう。
https://einsteinpapers.press.princeton.edu/vol2-trans/100

Max Planckの光量子の発見についての解説ビデオが面白かったです。

SF小説のおすすめ本、有機化学のやさしい教科書、ハイゼンベルグの書いた本、KJ法のワークブックなどを紹介します。

お薦めの本を数冊紹介します。

京都の本屋で有名なSF小説『三体』の文庫版が出版されているのを知り購入しました。四月に『三体Ⅱ』、6月に『三体Ⅲ』の文庫版がでるそうで楽しみです。中国人作家の作品ですが、文化大革命での知識人虐殺が描かれていて中国もずいぶん変わったものだと思いました。まだ途中までしか読んでいませんがひきこまれる作品です。Netflixでドラマ化されて配信がほどなく始まります。読んでいて鈴木 光司の『エッジ』を思い出しました。鈴木 光司はホラー映画のリングの原作者ですが、「リング四部作」では呪いのビデオの謎解きがSFそのものでした。エッジでは、人が次々と消失し宇宙が変化して円周率が無限ではなく有限でうちきられてしまうという全宇宙規模の変異が描かれていました。エッジを読んだときのことを思い起こさせる三体の導入部分でした。とても面白そうです。物理学者の方々が出版当時話題にしておられたのもうなずける作品です。未読の方は読んでみると面白いと思います。おすすめのSFです。
https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000015717/

本屋で有機化学のやさしい教科書をみつけました。これはよい本です。初学者におすすめです。
基礎講座 有機化学  (松島 芳隆、渡邊 総一郎、古荘 義雄 著・化学同人)
次のサイトで試し読みもできますし、いろんな内容紹介、正誤表などもみることができるので是非ごらんください。
https://www.kagakudojin.co.jp/book/b598231.html
この本を紹介している動画もあります。
https://youtu.be/v7Z-2PKshaw?si=6P3ktGOhwGn8u8mP

あと、国立国会図書館デジタルコレクションでこんな本を無料でよむことができます。
現代物理学の思想、ハイゼンベルグ著(みすず書房)https://dl.ndl.go.jp/pid/1377386 量子力学の開拓者ハイゼンベルグの有名な本。
問題解決学 : KJ法ワークブック (川喜田二郎, 牧島信一 著・講談社)発想法で有名なKJ法のワークブックです。
https://dl.ndl.go.jp/pid/12243328

本屋をぶらぶらめぐってきました。シュレーディンガー方程式の本がでていました。

京都で本屋をぶらぶらめぐってきました。昔私が京都にすんでいたころは、河原町に駸々堂や丸善、オーム社、京都書院など個性的な品ぞろえの本屋が多くてよく本屋にかよっていました。今は河原町のそうした本屋はなくなってしまい寂しい限りです。京都駅周辺では大垣書店が独り勝ちという状態のようです。よく通っていたポルタの書店も縮小していました。そんな大垣書店で見た本ですが、岩波書店の「シュレーディンガー方程式 ベクトルからはじめる量子力学入門」という教科書はよさそうでした。二年ほど前にでた本ですがコロナで出かけることもなかったので存在を知りませんでした。以下の岩波書店のサイトで試し読みもできるので読んでみてください。
https://www.iwanami.co.jp/book/b600948.html
これは、ダニエル・フライシュ(Daniel Fleisch)という多くの教科書を書いている先生の著書で、九州大学におられた河辺哲次(かわべ てつじ)先生(九州大学名誉教授)の翻訳です。
岩波書店からは他にこの著者の、A Student’s Guide to Maxwell’s Equations(『マクスウェル方程式』岩波書店),A Student’s Guide to Vectors and Tensors(『物理のためのベクトルとテンソル』岩波書店),A Student’s Guide to the Mathematics of Astronomy(『算数でわかる天文学』岩波書店,共著)、A Student’s Guide to Waves(『 波動』岩波書店,共著)などが翻訳出版されています。
この先生の本のサポートサイトが役立ちます。「シュレーディンガー方程式 ベクトルからはじめる量子力学入門」 のサポートページはこちらです。
https://www.danfleisch.com/sgse/
各章の動画や問題の完全解答、正誤表、補足説明資料、図のMATLABコード(代替のOctaveコードもついています)など満載ですので日本語訳を読むときにも大変役立つと思います。
たとえばこんなビデオがあります。https://youtu.be/hQ-fEgw-OtM?si=cN4gc5pzA198ibUE

この先生の他の本のサポート情報もトップページからたどれます。https://www.danfleisch.com/

AIは人類を滅ぼす可能性があるか?Geoffrey Hinton教授のオックスフォード大学での一般向け講演の動画が公開されました。

先月2月19日の月曜日にOxford 大学で行われたGeoffrey Hinton教授による、一般向け講演の動画です。Geoffrey Hinton教授は、コンピュータ科学のノーベル賞といわれるチューリング賞を2018年に受賞しています。ニューラルネットワークによる深層学習の基本的アルゴリズムを開発して今日の深層学習革命をもたらした科学者です。この講演では、AIとヒトの知能を比較し、AIの人を凌駕する特徴を明らかにしています。また、 AIの学びと人の学びの効率の比較、AI が人の職を奪うかどうか、さらにヒトが死ぬのにAIは不死でかつ進化しないことがどのように影響するかも議論しています。不死で進化しないAIはおそらく宗教や戦争などというものに染まることはないと考えられますが、ひとたびAIがヒトを絶滅させようと決めたらそれに対抗することは人類には無理だろうと予測しています。それをさけるための手立てをつくることが急がれるわけです。この動画と講演の内容の要約はこちらからみることができます。https://www.ox.ac.uk/news-and-events/The-University-Year/romanes-lecture

Professor Geoffrey Hinton, CC, FRS, FRSC
‘Will Digital Intelligence Replace Biological Intelligence?’
https://youtu.be/N1TEjTeQeg0?si=9LkmBn9QmNSZlNKv

This lecture took place on Monday 19 February 2024.
教授の受賞講演はこちらにアップロードされています。