科学のためのPythonの使い方―講習会ビデオや資料の紹介です。

Python は数学や物理学、生物学、データサイエンスなど様々な科学分野でもよく使われるプログラミング言語です。今夜は、scienceのためのPythonの設定などについて解説しているサイトをみつけたので紹介しておきます。

行列やテンソルなど多次元のデータを扱うためのPythonのライブラリにNumPy (numerical Python) やSciPy (scientific Python)というのがあります。SciPyはNumPyを拡張したNumPy+ともいうべきものです。SciPyを使っているときにはNumPyをベースにその拡張版を使っているというようなイメージで理解できると思います。
NumPyの使い方については日本語の動画もYouTubeにいっぱいありますので探してみてください。今日は英語のやさしい動画を紹介しておきます。これは分かりやすい動画です。
https://youtu.be/ZB7BZMhfPgk?si=koHcA3T0vI9h_RDv

この動画は毎年開催されているScientific Pythonの会議の動画の一つです。SciPy2019での講演動画を全部集めてある以下のような動画リストもあるのでご覧ください。https://www.youtube.com/playlist?list=PLYx7XA2nY5GcDQblpQ_M1V3PQPoLWiDAC
またSciPy2023など年号をいれてYouTubeで検索すると、最新のAIの科学分野のPython利用について言及した動画や、生命科学への応用の動画などもありました。検索してみてください。

一番上にあげたNumPy入門の動画は、NumPyの公式サイトにある学習用教材のページで紹介されていたものです。、
https://numpy.org/learn/
ここには初心者むけのNumPy入門サイト(上級者向けの資料ももちろんあります)が多数紹介されているので、はじめて使う人はいろいろクリックして自分に適したサイトで学ぶとよいと思います。私が一番興味をひかれたのは次のサイトです。
Scientific Python Lectures
One document to learn numerics, science, and data with Python
これはNumPyだけでなく、科学でのPython使用環境全般について設定をふくめてまとめてあるサイトです。
https://lectures.scientific-python.org/

今日は簡単に科学技術分野でのPython利用に役立つサイトや動画を紹介しました。