生成AIの最新の動向をふまえた基礎講座と、Gemma4をGUIでChatGPTのように使う方法の紹介です。

生成AIの現在をふまえた基礎講座の最新版が東京大学の吉田塁先生のチャンネルで公開されました。
このチャンネルはおすすめです。
https://www.youtube.com/@luiyoshida-lab
3月29日にライブ配信された動画です。
『教員向け生成AI基礎講座(東京大学メタバース工学部ジュニア講座)』
https://www.youtube.com/live/A04pzRwifMU

生成AIについての入門には最適の動画です。生成AIにはどんな種類があるのか、からはじまって何ができるのか、使うときの注意、教育でどのように使えるかなど盛りだくさんの一時間動画です。スライド資料もダウンロードできる(上の動画のページにリンクがあります)のでダウンロードしてみて、興味があれば視聴するというのもよいでしょう。


このところGemma4の話題を続けていますが、グラフィックユーザーインターフェイスGUIでChatGPTみたいにGemmaを使いたいですよね。その方法(UbuntuでGUIを使う方法)をGeminiにきいてみました。以下は回答を編集したものです。

Ubuntuで最もおすすめのGUI環境は、以下の2つです。

① Open WebUI (旧 Ollama WebUI) ★一番おすすめ
ChatGPTとほぼ同じ見た目と機能(画像解析、ドキュメント読み込みなど)が使えます。Dockerを使うのが一番簡単です。

1. Dockerをインストール済みの場合、以下を実行:
docker run -d -p 3000:8080 –add-host=host.docker.internal:host-gateway -v open-webui:/app/backend/data –name open-webui ghcr.io/open-webui/open-webui:main
このDockerを使う方法はYouTubeにもでていました。
Gemma 4 Just Got Way More Powerful with Open WebUI
https://youtu.be/aQ1rblXB91U

2. ブラウザで http://localhost:3000 にアクセスすれば、リッチなUIでチャットが楽しめます。

② Page Assist (ブラウザ拡張機能) ★一番手軽
「Dockerとか難しいことはしたくない!」という場合は、ChromeやEdgeの拡張機能である Page Assistが便利です。

* ブラウザの拡張機能ストアで「Page Assist」を検索してインストール。
* サイドバーとして現れ、ローカルで動いているOllamaと自動で接続してくれます。Webサイトを見ながらAIと話せるので非常に便利です。

③ Native App (Msty や AnythingLLM)
Dockerを使わず、普通のアプリとしてインストールしたい場合は以下のツールがUbuntu(AppImageやdeb形式)に対応しています。
Msty:非常にクリーンで多機能なデスクトップアプリ。
AnythingLLM:自分の書類を読み込ませる(RAG)機能に強いアプリ。

今日は忙しかったので試していませんが、明日、Dockerなどで試してみようと思います。試してみた結果はまた後ほどまとめるようにします。

因果推論についての入門記事を紹介します。

医学関係の統計学や数学についてのブログで『脳内ライブラリアン―自ら学び続けたい人のための統計・言語・医学など何でも学習ブログ』というのがあるのを知りました。ポップアップ広告がうるさいのでBraveブラウザでの閲覧をお薦めします。
https://nounai-librarian.com/

内科医で大学院生の方が作っておられるブログです。統計学や因果推論、あるいは数学一般、プレゼンなど様々な内容の充実した記事があるブログです。医学部の大学院生というのは、私達理学部の大学院生とはずいぶん違うと思います。病院の中心戦力でもあり患者さんをもって診療・治療にもあたり朝は7時から回診というのが普通だと聞いたことがあります。

このブログで私が興味をもったのはこちらの記事です。

『因果推論の用語を整理してみよう①』
https://nounai-librarian.com/causalintro/

医学分野の例をあげながら基本的な因果推論について書いてあるわかりやすい記事です。因果推論ってなんだろうと、興味をもてるようになるよい記事だと思いおすすめします。

UbuntuのOllamaでGemma4を使う具体的手順

Googleが4月2日に公開したローカルで動くAI (Gemma 4)は利用者が設定しない限り外部に情報を一切もらさないので機密情報を扱うのに適したAIです。基本的にAIは、今年の4月までに学習した内容に基づいて回答します。OllamaにしろGemma4本体にしろネットへの情報送信受信は行わないようになっているとのことです。AIとのやりとりはPCのOllamaのログなどに残るだけです。ネット接続するのはユーザーが指示した場合のみです。たとえば検索機能を持つツール(例:Open WebUIのブラウジング機能、LangChain、自作のPythonスクリプトなど)をユーザーが導入し、Gemma 4に「検索して」という命令(Function Calling)を許可した場合のみネット接続します。今までローカルのAIの性能は低かったのですが今回のGemma4は実用に耐えるレベルになっていて、手元のPCで動かしてみると使い物になると思われる人が多いのではないでしょうか。

Ubuntu への導入法をGeminiに教えてもらってまとめました。


【UbuntuでGemma 4を動かす:OllamaによるローカルAI構築ガイド】
セキュリティとプライバシーを最高レベルで保ちつつ、Googleの最新モデル「Gemma 4」をUbuntuで動かす手順を解説します。

ステップ1:システムの準備
まず、Ubuntuのパッケージを最新の状態にします。ターミナル(Ctrl+Alt+T)を開いて、以下のコマンドを入力してください。
sudo apt update && sudo apt upgrade -y

ステップ2:Ollamaのインストール

Ollamaは、複雑な設定なしにローカルでAIを動かせる非常に便利なツールです。以下の1行をコピー&ペーストして実行するだけで、インストールが完了します。
curl -fsSL https://ollama.com/install.sh | sh
このコマンドは公式のOllamaのインストールスクリプトをダウンロードして実行するものです。完了すると、自動的にバックグラウンドでサービスが起動します。

ステップ3:Gemma 4:26Bモデルのダウンロードと起動

インストールが終わったら、いよいよGemma 4を動かします。今回使用する `26b` モデル(MoE方式)を呼び出します。
ollama run gemma4:26b
このコマンドを実行すると:
1. 初回実行時は、モデルデータ(多分約19GBだったと思います)のダウンロードが始まります。
2. ダウンロードが終わると、自動的に `>>>` という入力待ち状態になります。
3. ここに日本語で質問を入力すれば、その場ですぐにAIとの対話が始まります!日本語で簡単なプロンプトをいれて応答が返ってくるのを確かめてください。これでGemma4が利用できるようになりました。

覚えておくと便利な操作コマンド
・AIとの対話を終了する:  /bye と入力してエンター
・インストール済みモデル一覧を見る: ollama list
・不要になったモデルを削除する: ollama rm gemma4:26b
・Ollamaのバージョンを確認する: ollama –version


【PCのスペックについての注意です】
Gemma 4:26Bは非常に強力ですが、快適に動かすには以下のスペックが理想的です。
* メモリ (RAM): 24GB以上推奨(32GBあると安心です)。
* GPU: NVIDIA製のグラフィックボード(VRAM 16GB以上)があると高速ですが、UbuntuならCPUだけでも時間はかかりますが動作します。私のPCは古いNVIDIAのGPUでメモリーも少ないのでGPUは使わないでCPUのみで動くように自動的に設定されました。それでも結構さくさく動きます。

 なぜ「26B」がおすすめなのか
今回選んだ `26b` は「Mixture-of-Experts (MoE)」という仕組みを採用しています。これは、260億のパラメータを持ちながら、計算時にはその一部(4B分)だけを効率よく使うため、「賢いのに動作が軽い」といういいとこ取りのモデルです。

セキュリティの確認
この手順で動かしている間、データは自分のPCの外へは一歩も出ません。インターネットを切断した状態でも動作することを確認してみると、その「プライバシー性能」を実感できると思います。


自分のPCのスペックが 26B が動かない場合はどうするかですが以下のようなモデルを使ってみるのがおすすめです。モデルの設定法は、 26B の時のコマンドollama run gemma4:26bでモデル名の部分(gemma4:26bの部分)を変えるだけでOKです。前にダウンロードして使わなかったモデルは上に書いてある、「不要になったモデルを削除するコマンド」: (ollama rm gemma4:26b)などで消してから設定してください。

Gemma 4には、PCの性能や用途に合わせて4つのサイズが用意されています。
1. 「まずは試してみたい!」軽量モデル(E2B / E4B)
「E」は Effective(実効的) を意味し、少ないメモリでも驚くほど賢く動くよう設計されています。
gemma4:e2b (約1.5GB)
* おすすめ: メモリが少ないノートPC(8GB程度)や、とにかく爆速で回答が欲しい人。
* 特徴: 20億パラメータクラスとは思えないほど日本語がスムーズです。簡単なチャットやテキスト要約に最適です。
gemma4:e4b (約3GB)
* おすすめ: 一般的な家庭用PC。速度と賢さのバランスをとりたい人。
* 特徴: E2Bよりも「推論(考える力)」が一段上で、少し複雑な指示やプログラミングの相談もこなせます。

2. 「本格的に使いたい!」高性能モデル(26B / 31B)
高度な研究や、複雑なデータ解析、長文のブログ執筆のパートナーにするならこちらです。

gemma4:26b (約16GB)
* おすすめ: グラフィックボード(GPU)を搭載したPCや、メモリを32GB以上積んでいる人。
* 特徴: 迷ったらこれ! 260億パラメータという巨大な知識を持ちつつ、MoE(混合エキスパート)という技術で「必要な時だけ必要な部分を使う」ため、動作が非常に軽快です。
gemma4:31b (約19GB)
* おすすめ: 最強の性能を求める人。GPUのメモリ(VRAM)が24GB以上あるハイエンド環境。
* 特徴: Gemma 4ファミリーで最も賢いモデルです。256Kという非常に長い文章(本数冊分)を一気に読み込ませることも可能です。

「自分のPCには26Bは重いかも…」と思った方は、以下のコマンドを試してみてください。
軽量なE4Bモデルを動かす場合
ollama run gemma4:e4b

Geminiによると、メールの返信案を作らせる程度の用途なら E4B
「難しい科学論文の要約やコード作成」などの用途なら 26B 以上という感じだそうです。皆さんもまず、E4Bあたりからためしてみて自分の用途にあうモデルを見つけてみるとよいと思います。

Googleの最新ローカルAI Gemma 4を動かしてみました!

Googleが4月3日に発表したローカルでネット接続なしに動く無料AI Gemma 4を手元のUbuntuが動くPCにインストールして動かしてみました。動かすのにはOllamaという無料ソフトをインストールして、OllamaからGemma 4をダウンロードしてインストールして使います。私は26bというモデルを選びました。その他にもスマホ用とかのモデルもあります。このAIならネット接続はしていないし手元のPC内で動くので、機密情報やプライバシーを守る必要がある用途には最適です。またAIは無料でつかえるので使い放題です。性能はとてもよいと思います。PythonやRでのコード生成とか、画像や動画の分析(編集とかはできません。画像をよみとったり、動画の内容を分析したりはできます)もできます。日本語を含め英語、フランス語、ドイツ語、中国語など100以上の言語を理解しているAIです。APIをこしらえれば無料でAPIを動かし続けられるのでAPIでのバックグラウンド作業とかもできそうです。具体的なインストール方法は明日紹介します。今日はGemma 4を使ってみようかなと思わせるようなYouTube動画を3本紹介しておきます。

GoogleのローカルLLM「Gemma 4」を使ってみた
https://youtu.be/cl6bNHu14cw

【Gemma 4完全ガイド】スマホ・パソコンにワンクリックで導入して無料で使える! Googleの超高性能なオープンAIモデルを徹底解説!
https://youtu.be/Ll43s_xTJH8

私が最初に見た英語の動画はこちらです。
Google Gemma 4 Tutorial – Run AI Locally for Free
https://youtu.be/7LEvSOiTWZk

3月27日に開催された坂口志文先生のノーベル賞受賞記念講演での、ヨビノリたくみさんと先生との対談動画が公開されました。必見の動画です。

予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」の動画を紹介します。
今年の3月27日に開催された、朝日新聞社・日本免疫学会主催の坂口志文先生「ノーベル賞受賞記念講演」で収録された動画だそうです。https://www.ostec.or.jp/news/7095/

「お前はアホや」と言われても、信念を貫いてノーベル賞【研究者の半生】
研究者の半生シリーズ第6回、今回は大阪大学特別栄誉教授の坂口志文先生にお話を伺いました。幼少期からノーベル賞受賞までの坂口先生の半生をお聞きします。
https://youtu.be/b2B_cs9oNWw

去年のブログ記事で坂口先生のノーベル賞受賞について書いたのですが、先生の書かれたブルーバックスはすばらしいので皆さんにおすすめの一冊です。以下に再録しておきます。

中秋の名月に坂口先生のノーベル賞、おめでとうございます!

100分de名著で、「星の王子さま」を放送していました。見逃し配信のNHK ONEで配信中です!

NHKの100分de名著で、「星の王子さま」をやっていたそうです。
『100分de名著 サン=テグジュペリ 星の王子さま』
2012年放送の番組で全4回を、4月5日(日曜日)に一日でまとめて放送していました。見逃したのですが、NHK ONEで4月12日まで視聴可能とのことで、見てみようと思います。司会には島津有理子アナウンサーがでておられて、なつかしい番組です。島津アナウンサーは伊集院光さんと一緒に司会をした100分de名著の”神谷美恵子の『生きがいについて』”の回をきっかけに、NHKを退職、東海大学医学部に再入学して医師免許を取得してなんと今は現役の医師だそうです。100分de名著の影響はすごいですね。

「星の王子さま」は、岩波書店が独占翻訳権をもっていたので日本語版は一種類しかなかったのですが、翻訳権が切れたとたんに大量の翻訳本が出たのは覚えています。そのころ、フランス語の専門の先生が岩波版とその他の大量の翻訳本の誤訳を鋭く指摘して評判になったことがありました。書名を思い出せなかったのでGoogle検索で探してみると、なんとKindle unlimitedで読める本でした。
Amazonの書評で星1つをつけている人もいますが、著者の加藤晴久さんは東京大学の先生で「自分で訳す星の王子さま」 という、星の王子さまをフランス語で読む手引書も書いている人です。フランス語からの翻訳書も多数出版されているプロフェッショナルです。本はこちらで、Kindle版のみ今読むことができます。紙の本の古本は6000円以上するようです‥‥。

『憂い顔の『星の王子さま』――続出誤訳のケーススタディと翻訳者のメチエ』
https://shoshi-shinsui.com/9784902854305.htm
書評へのリンクをあげておきます。
https://shoshi-shinsui.com/review.htm#prince

ABC予想の証明のLEANによる検証が始まっています!

先月LEANについてこのブログで触れました。望月先生のABC予想の解決が誤っているというフィールズ賞受賞者もいるので、証明支援系と言われる関数型プログラミング言語のひとつであるLEANをつかって万人になっとくできるような定式化をするとよいなぁという話です。望月先生も今年の年頭にブログ記事でLEANの活用について期待を表明されていました。

今日は円周率の日です。Happy π DayということでLeanについての動画も公開されています。

先日、Zen大学から遠アーベル幾何学の形式化とそのライブラリ構築を第一の目的として、京都大学数理解析研究所の望月新一教授による宇宙際タイヒミュラー理論、いわゆるIUT理論を、同じくLeanの形式化によって検証することを第二の目的とする新プロジェクトLANAが発表されました。LEANの世界のトップレベルの専門家や遠アーベル幾何学の専門家が参加して、実は一年半以上前から動いていたLEANプロジェクトの公開でした。
どのようなプロジェクトかというのは、次の動画と、Zen大学から公開された主要部分の原稿を読まれるとよくわかると思います。その中で、メンバーの一人のKiran Kedlaya教授(USCD:University of California, San Diego)は、2018年のショルツェとスティックス(Scholze–Stix)の文書における「矛盾」の指摘は、意味のあるものではなく単なるコミュニケーションの齟齬に起因するものだと確認したと断言しておられます。

ZEN数学センター・新プロジェクト「LANA」の発表
https://www.youtube.com/live/b9ZV-4T3iUo

この動画中の各参加者の発言をまとめた文書が公開されているのでまず動画をみる前に読んでみてください。
『LANA プロジェクト発表にあたって』
2026.03.31 2026年3月31日に行われたLANAプロジェクト発表に際しての各員のコメントを掲載いたします。
https://zen.ac.jp/zmc/topics/jwz-o8xr3v6f

The Biochemists’ Songbookという面白い本の紹介です。

2013年のブログ記事(末尾にリンクを埋め込みました)で、生化学の基礎事項を網羅した替え歌の本が出版されているのを紹介しました。
The Biochemists’ Songbookという本で、カセットテープ付きで売っていました。なんとクレブスサイクルでノーベル賞を受賞したKrebs先生の序文付きの本です。その本にのっている替え歌のカセットテープを出版社の許可を得てmp3化して公開していたサイトをブログで紹介したのですが、もはやリンクが消えているのに気づきました。http://www.csulb.edu/~cohlberg/songbook.htmlというJeffrey Cohlberg教授のサイトでした。他に転載しているサイトがないかと、Google検索すると次のサイトがあったのですが、カセットに入っている12曲のうちの8曲しかサイトにのっていません。

https://mitolab.org/outreachteaching/outreach_songs/

元のサイトを運営していたJeffrey Cohlberg名誉教授の最新のサイトを見つけて読んでみると、
https://www.csulb.edu/chemistry-biochemistry/page/jeffrey-cohlberg-phd

次のGoogleのサイトに12曲全部がアップロードされているのがわかったのでリンクを載せておきます。
https://sites.google.com/view/biochemists-songbook
Googleのサイトなので、Googleのアカウントでログインしないとmp3ファイルはダウンロードできないようです。ログインしてダウンロードすることはできたので是非聞いてみてください。面白い替え歌です。

歌詞は本で確認してください。買わなくてもInternet ArchveでBorrowすれば読むことができます。
https://archive.org/details/biochemistssongb0000unse/

あとこれは裏技ですが、Internet ArchiveのWayback Machineに、消えてしまっている元のサイトのリンクhttp://www.csulb.edu/~cohlberg/songbook.htmlをいれて2016年あたりの保存ページをみると、全曲のリンク付きのページが開きます。
https://web.archive.org/web/20160316133346/http://web.csulb.edu/~cohlberg/songbook.html
開いたページにある、曲へのリンクをクリックすると、こんな感じでmp3ファイルが開きます。
https://web.archive.org/web/20160901231025/http://web.csulb.edu/~cohlberg/Songs/krebs.mp3
リンクでmp3ファイルを聞いてみてください。これはTCAサイクルの替え歌です。他の全ての曲も同様に再生できます。再生している画面で右クリックしてmp3をダウンロードすることができるのはもちろんです。

アセチルCoAトランスポーターの総説を書きました。(2013.3.26)

 

ChatGPTのドル建て支払い方法(月20ドル)を、月3000円(税込)払いに切り替えました―その方法の紹介です。

一昨日、ChatGPT Plusの一か月無料プラン(4月4日までの一か月Plusを無料で使えるプラン)を解約しました。4月3日に解約したのですが、Plusのプランは4月4日いっぱいは使えました。今日5日にChatGPTをブラウザで開くと、今日はPlus プランから無料版になっていて無事解約が成功していました。20ドル/月で契約していたのを(税込)3000円の契約に変更するための解約でしたが、簡単に月3000円の支払い方法に変更できたのでやり方をメモしておきます。(なぜ変更するべきかは末尾の註1参照)
以下が変更手続きです。

0) まず以下の情報を頭に入れて、解約を行う日を決めます。
解約してもPlusプランの利用期限日まではPlusが使えます。すでにクレジットカードで利用料金を払ってしまっているので、利用期限日の翌日に無料プランになる仕組みです。ですから、解約は利用期限日の前日くらい(もう少し前でもかまいません)に行って、Plusを使い続け、利用期限日の翌日に無料プランに移行しているのを確認してから、Plusを再契約するのが正しいやり方です。自分の利用期限日を調べて解約日が決まったら、解約日に次の1) の操作を行います。

1) 最初に、現在のドル建て払いのPlusプラン(月20ドル)を解約します。解約しても今までのチャット履歴が消えることはありません。アカウントは残っているのでチャット履歴は残ったまま無料プランに移行するだけです。
【操作手順は以下のとおりです。】
設定をクリック→アカウント→表示される項目の一つ「メールアドレス」の下にあるChatGPT Plusの項目→管理する→表示される「プランをアップグレードする」、「サブスクリプションをキャンセルする」の二つからサブスクリプションをキャンセルのほうを選ぶ。(注意;この時絶対にメールアドレスやChatGPT Plusが並んでいるリストの下のほうにある「アカウントを削除する」を誤ってクリックしないでください!アカウントを削除してはチャット履歴もなにもかもが消えてしまいます) これで解約手続きが始まるはずですが、無料で一か月使いませんかというオファーがでるかもしれません。註2参照

2) 解約がうまくいったら、Plusの利用期限日までPlusプランを使い続けます。利用期限日の翌日、ブラウザでChatGPTを開き、Plusプランから無料プランに移行しているのを確認します。移行していたら、さっそくPlusプランへのアップグレードを始めましょう。アップグレードボタンがあるのでそれをクリックします。私の場合、ChatGPT Businessが推奨という表示がでてきて、月3,050円と書かれていました。ビジネスプランは二人以上で使うというものらしくセキュリティなどはよさそうですが、年払いになっていたのと、2人で使うなら月6,100円になるというプランなのでこれはやめました。無料とBusinessの間にPersonalというタブがあるのでそれをクリック。するとPlusとProのプランが選択できる画面が表示されたので迷わずPlusを選びました(註3参照)。

3)月額3,000円税込みという表示を確認して、メールアドレスやクレジットカードの登録と携帯電話番号の登録など必要な情報の入力を済ませると、無事Plusプランに戻りました(ブラウザを再読み込みしたら無料プランがPlusになりました)。チャット履歴などすべての設定は元のままで再開できて一安心です。


【註1:】月20ドルのPlusプランの契約では、クレジットカード会社の手数料がプラスされるので1ドル150円としても、月3,000円をだいぶ超えてしまいます。また途中でなぜか消費税をとられるようになっていたので毎月22ドルをとられていた年もありました。(今年に入って消費税はとられない元の状態に戻りました)クレジットカードの手数料と、一ドル150円以上の現在の為替相場からすると、月3,000円(税込み)の支払いは、ずいぶんお得になります。

【註2:】私の場合は解約する手続きをはじめたところ、一か月無料でPlusを使いませんかとういオファーがでてきたので、解約をせずに無料プランで一月使いました。無料プランが切れる2日前に、データをバックアップして(バックアップに半日くらいかかりました。バックアップしなくてもチャット履歴は残りますが、念のためバックアップをとりました。)無料プランの切れる昨日まで使い続けました。

【註3:】なおBusinessプランは値下げしてあるようで3050円はお得感がでてきています。ただこんな投稿をさっきみつけたのでPlusからの移行は慎重にしたほうがよさそうです。去年9月の記事なので今も同じかどうかはわかりませんし、改善されているかもしれませんが同じような不具合がおこると困るのでよく調べてから移行したほうが良いと思います。

『ChatGPTをお試しでBusinessプランにしたら詰んだ話』
2025年9月21日 13:48
https://note.com/arimaruikako/n/n13938d391df3

おべっかをやたらに使うAI利用に注意しましょう!その一つの対策は‥

AIを使っていると、人をおだてるような文言をつけくわえてくるので嫌気がさすことがありますね。
そのおべんちゃらを言うAIと対話を続けると、利用者の性格が悪い影響をうけるという話が雑誌NatureのNews欄にでていたそうです。自分の考えが正しいと思い込んでしまう率がAIのおべっかで上昇。その結果 対人関係や人生の問題解決を誤る恐れが高まるなどの副作用が見込まれます。こちらの中村先生のブログ記事で知りました。
https://yusukenakamura.hatenablog.com/entry/2026/04/01/204645

NatureのNewsに載った記事はこちらです。
“Chats with sycophantic AI make you less kind to others”
Even people who were sceptical of chatbots’ utility fell under the sway of the AI tools’ flattery.
doi: https://doi.org/10.1038/d41586-026-00979-x

元の論文はScienceに出た次の論文です。オープンアクセスなので無料でダウンロードできるし、オンラインでも読めるので眺めてみてください。
“Sycophantic AI decreases prosocial intentions and promotes dependence”
Cheng, M. et al. Science 391, eaec8352 (2026).
https://www.science.org/doi/10.1126/science.aec8352

こういうおべっかを使わないようにプロンプトでAIに指示して、理知的な英語会話を行うやり方を京都大学の柳瀬陽介先生が公開されています。いつも書いていますが、先生のプロンプトを読むと、プロンプトの書き方の実力も上がるので、是非 先生のプロンプトを読んで理解して使ってみてください。英語ではない他のLLMの利用時にも応用できると思います。


柳瀬先生のブログ記事はこちらです。

https://yanase-yosuke.blogspot.com/2026/03/aiconstructive-challenger.html