これ一冊で十分、物理数学の本のおすすめはこれです。

このブログで何度も紹介している学習院大学の田崎晴明先生の数学の教科書です。最新版が3月5日に公開されているのでダウンロードして勉強してみてください。高校生以上なら読み進めることが容易だと思います。田崎先生は世界的に有名な物理学者で2025 年度(第 71 回)仁科記念賞も受賞しておられます。
https://www.yukawa.kyoto-u.ac.jp/wp-content/uploads/2025/11/Nishina_71st_gyoseki.pdf
熱力学や統計力学の教科書も書かれていて名著として有名です。放射線についてのこちらの本は無償版がダウンロードできます。
田崎晴明『やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識』(無償版および朝日出版社版)
数学の教科書についてはこちらの田崎先生のツイートをご覧ください。おすすめの読み方なども書かれています。ツイートの埋め込み方がよくわからないので、同じ文章が重なっているのはご容赦ください。

NIH VideoCastのサイトがリニューアルされて動画ダウンロードや埋め込みができなくなっています。(対策つきの記事です)

今日はNIH VideoCastで行われたノーベル化学賞受賞者の講演を紹介します。

WALS NIH Director’s Lecture: Design of New Protein Functions Using Deep Learning

2024年のノーベル化学賞受賞者David Bakerによる2月に行われた講演です。
NIH VideoCastのサイトが最近リニューアルされたため、ダウンロードボタンがきえてしまっており、動画の埋め込み、ダウンロードなどすべて不可で視聴のみ可能になっています。そのため、いつものように動画をうめこむことができないのでご容赦ください。ちょっとしらべてみて従来のページのサイトをみつけたのでまずそちらのurlを載せておきます。
https://videocast-b.nih.gov/watch=57255
動画をいつものように埋め込むことができないばかりか、このブログで従来埋め込んでいたNIH videocastの動画のリンクは全部切れてしまっています。上のurlのようにvideocastのあとに-bをつけてやると昔の表示のページに戻るのですが、残念ながらダウンロードボタンはあるのですが、押してもダウンロードできなくなっているようにみえます。しかし今しがた、ブラウザを閉じようとするとダウンロードがすすんでいることがわかり、ダウンロードボタンは動くようです!
ということで、とりあえずは”-b”をvideosastのあとにつけたurlでアクセスして、ダウンロードしてみてください。

現在のサイトのリンクはこちらです。
https://videocast-b.nih.gov/watch=57255
ダウンロードボタンは消えており、動画や字幕のダウンロードができなくなっています。これが一時的なものなのか、方針変更でダウンロードできなくなったのかを問い合わせていますので返事が返ってきたらまた記事にしようと思います。

『中国思想の基礎知識』(湯浅邦弘 著)はとても良い本なのでおすすめします。

面白い本を見つけたので紹介します。
『中国思想の基礎知識』 (角川選書)
著者 湯浅 邦弘
定価: 2,310円 (本体2,100円+税)
https://www.kadokawa.co.jp/product/322406000191/

中国の古代の思想家たちは、戦争にあけくれる国の中で、どのような思想を育み社会や世界をどのようにみたのでしょうか。
世界のあちこちに戦争がまきちらされている今この時に、自然よりも政治を思想の中心においた中国の思想が、これからの世界に役立つかもしれません。この本は、大阪大学の教授を長年つとておられた 湯浅 邦弘先生が、中国思想を何も知らない一般の人が理解できるように明解にまとめられた本です。随所に、先生の平和への願いがこめられている本だと感じました。
先生の大学での講義もきっとこの本のようにわかりやすいのだろうと想像します。先生はNHKの100分de名著でいろんな中国の古典(孫子や菜根譚、老子、孟子など)を解説されていたのでそのわかりやすいお話を観た方も多いと思います。この本では中国の古典に関する最新の考古学的発見の知見も取り入れられていています。老子、孔子や孟子、荘子、朱子学や陽明学などはもちろんのこと、私たちが中学高校で習ったことがないような思想家についても知ることができます。また現代日本で使われている多くの言葉や漢字についての解説がちりばめられているのも読んでいて楽しいです。最後の方では、こうした中国の思想が日本でどのように受け入れられ日本史に影響を及ぼしたかも解説されています。また現代中国がしかけている認知戦についてもふれられていて参考になります。この本には現代の中国の思想については書かれていないので、現代中国がどのような思想に影響をうけて国をつくっているのかについては知ることができません。ただおそらくは、現代中国にもこの本で書かれている中国思想が受け継がれているのだろうと、読んでいて思いました。486ページの本ですが、すらすらと読めてしまう本でした。座右においてときどき読み返そうとおもうよい本でしたので、一読をおすすめします。

MPG Primerの最新動画でGWAS入門に最適な動画があります!

今日はChatGPT 5.4にPythonプログラムを作ってもらって試していました。これこれこんな動作をするプログラムをつくってくださいというプロンプトを入れるだけで、自分では絶対できないレベルの高度なプログラムができあがるのは感動的でした。ということでちょっと時間がないので、今回はGeminiに、さっきYouTubeのおすすめにでてきたMPG Primerの最新動画を解説してもらった結果を貼り付けることにします。このBroad Instituteの「MPG Primer」シリーズの講義動画(講師:Elyse Robinson博士)は、「ゲノムワイド関連解析(GWAS)の基礎から最新の課題まで」を、非常に明快かつ批判的な視点で解説した素晴らしい教材です。
https://youtu.be/c0knl0fX0DA?

(ここからがGeminiの出力です)
医学・生命科学を学ぶ学部4年生の皆さんに向け、この動画のエッセンスと、視聴することで得られる学びについて解説します。

動画の主な内容:GWASは単なる「統計」から「生物学の探索」へ

この講義は、GWASの歴史的な成功から始まり、現在直面している疫学的な落とし穴までを網羅しています。

  1. GWASの歴史と「パワー」の重要性
    • 2006年にはほぼゼロだった「ヒット(有意な遺伝子座)」が、今や100万件を超えています。
    • 統合失調症を例に、なぜ初期のGWASは失敗し、その後劇的に成功したのかを解説。個々の共通変異の影響(オッズ比)は非常に小さいため、数万人規模のサンプルサイズがいかに決定的であるか(「Power Smile」という概念)を学べます。 [05:18]
  2. 遺伝率(Heritability)の再定義
    • 双生児研究から推定される遺伝率と、SNPから計算される遺伝率の乖離(欠けた遺伝率)について、著者は「現在の生物学的発見においては、その差はそれほど重要ではない」と断言します。それよりも、共通変異が生物学的なプロセスの解明にいかに役立つかという実利的な視点が示されます。 [11:04]
  3. ポリジェニック・リスク・スコア(PRS)の真実
    • PRSの計算は単純なアルゴリズムですが、その予測精度は「手法」よりも「GWASのサンプルサイズ」に依存することを強調しています。 [23:10]
  4. 【最重要】疫学的な「落とし穴」と参加バイアス
    • GWASで得られた結果が、純粋に「疾患の生物学」を反映しているとは限りません。例えば、うつ病のGWASには、社会経済的状況(SES)に関連する要因も混入しています。
    • 「性別のGWAS」という興味深い例が登場します。常染色体には男女差がないはずなのに、UKバイオバンクのような「自発的な参加者」に依存する研究では、参加しやすさに関わる遺伝子が「性別に関連する遺伝子」として検出されてしまうバイアス(参加バイアス)の危険性を指摘しています。 [41:22]

この動画を視聴することで、GWAS初心者の学生でもわかるようになること

  • 「なぜGWASには巨大な人数が必要なのか」の論理的根拠:統計的な有意差だけでなく、負の選択(自然淘汰)との関係から、リスク変異のオッズ比が低く抑えられている理由が理解できます。
  • PRS(ポリジェニック・リスク・スコア)の「限界」と「強み」:臨床応用が期待されるPRSですが、何がその精度を決めているのか、なぜ解釈に注意が必要なのかが明確になります。
  • 「データがすべてではない」という批判的思考:最新のビッグデータ解析であっても、サンプルの集め方(疫学的背景)一つで、結果に「嘘」が混じることを具体例で学べます。これは将来、論文を読む際や研究計画を立てる際に不可欠な視点です。

学生の皆さんへ:なぜこの動画を見るべきか?

「GWASなんて、統計が得意な人がやるものでしょう?」と思っているなら、その考えは明日から変わります。この講義は、「統計の裏にある人間社会の複雑さ」を遺伝学がいかに捉え、あるいは騙されるかを教えてくれるエキサイティングな物語です。

4年生の皆さんがこれから卒論や大学院で向き合う「データ」には、必ずバイアスが潜んでいます。この動画で紹介される「性別のGWASでヒットが出てしまう理由」を知るだけでも、あなたのデータ解析に対するリテラシーは格段に向上するはずです。

最先端のBroad Instituteで行われている「本物の議論」に触れ、ゲノム医学の未来を肌で感じてみてください。

IBMの量子コンピュータ科学者がすすめる量子コンピュータと量子力学の必読書5冊。なんとガモフとセーガンの本も入っています!

IBMの現役の量子コンピュータ研究者であるOlivia Lanesさんの動画は何回か紹介しました。
今夜は彼女の最新の動画が出ていたので紹介します。
量子コンピュータや量子力学についての誇大宣伝満載の動画をみるのをやめて次の本を読むことをおすすめする、という動画です。
以前彼女が量子力学の入門書を紹介していました ( リンクはこちらの記事参照)が、
こちらは最新のおすすめ本になっています。
Stop Watching Quantum Hype, Read These Instead
https://youtu.be/inEP-FagPjM?

5冊の本はこちらです:
・Quantum Information Science, Mario Motta & Riccardo Manenti
・Quantum Mechanics: The Theoretical Minimum, Leonard Susskind & Art Friedman
・Thirty Years that Shook Physics: The story of Quantum Theory, George Gamow
(この本は翻訳が無料で読めます。ジョージ・ガモフ 著 ほか『現代の物理学 : 量子論物語』,河出書房新社,1980.4. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12592653 (参照 2026-03-05))英語版は、Internet Archiveでダウンロード可能です。https://archive.org/details/ThirtyYearsThatShookPhysics-TheBirthOfQuantamTheory
・Building Quantum Computers. A Practical Introduction, Shayan Majidy, Christopher Wilson & Raymond Laflamme
・The Demon-Haunted World: Science as a Candle in the Dark, Carl Sagan
(この本が一番のおすすめの本で、似非科学やガセ情報にまどわされないための予防注射として有効な本です。カール・セーガンの亡くなる直前に出た本で彼の遺言書のような本とも言われます。翻訳は中古本の文庫本で読めます。いろんな題で出版されていますが、私の持っているのは、「人はなぜエセ科学に騙されるのか」というタイトルの文庫本(上下二冊)です。今は中古本でしか入手できないみたいですが、格安で購入できるようです。)今 気付いたのですが、英語版はInternet Archiveでダウンロード可能です。https://archive.org/details/B-001-001-709

最後にこれは私の推薦書です。ガモフといえばこの本をすすめます。無料で翻訳が読めます。
ジョージ・ガモフ 著 ほか『重力の話 : この古くて新しい謎』,河出書房新社,1977.5. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/9583303 (参照 2026-03-05)

AIを使ってYouTubeの科学動画(英語版など)を効率的に視聴しましょう!第3回 動画から字幕を作る方法

今日は科学系のYouTube動画のAIをアシスタントとして使う視聴法の第3回で、動画から字幕をWhisperで作る方法をまとめてみます。
第2回で書いたようにChatGPTはYouTube動画から字幕を取り出すことができない(Geminiはできる)ので動画のスクリプトをWhisperというソフトで取り出してそれをLLMに入れて使うというのが定番のようです。手軽な方法としてはChromeの機能拡張で字幕を取得してそれを使ってもよいわけです。ただ取得されるYouTubeの自動生成字幕はまちがっていることも多い(固有名詞の間違い、専門用語の間違いなど)ので、ChatGPTのおすすめはWhisperで字幕を作ることだそうです。NIH videocastでも字幕がダウンロードできますが、これも結構間違いがはいっています。ということで、Whisperの使い方をしらべてみました。
Ubuntuでの利用を前提にまとめてみます。

動画ファイルから音声のみを取り出してwavファイルをつくっておいて、それを利用します。動画からwavファイルをとりだすには、yt-dlpなどのツールを使ってください。
次のコマンドでURLとかいてあるところに動画のurlを書き込んで使います。
yt-dlp -x –audio-format wav URL

1)Whisperには二種類あります。OpenAI Whisperが公式版ですが、Pythonで動きGPU対応ですが少し重いという欠点があります。今はfaster-whisperが主流になっているそうです。研究用にはこちらがおすすめで、高速、CPUのみでも実用的、GPUにも対応、メモリー効率がよいなどよいことずくめのようです。

2)Whisperは基本的にオフラインで動作します。AIですので、最初の一回だけは字幕生成のためのモデルをダウンロードするために、ネットにつなぐ必要があります。Ubuntuでのfaster-whisperのインストールは次のコマンドで行います。
pip install faster-whisper

3)Pythonで動くので、インストールがちゃんとできたかをコマンドラインで確認します。Bashで
python
とうってpythonを起動しておいて、コマンドラインでつぎのコマンドを入れます。
from faster_whisper import WhisperModel

4)初回のみモデルがダウンロードされます。モデルは以下のようなものがあります。

モデル 精度 速度
tiny
base
small 普通
medium
large 最高

研究用には、small, mediumがよいそうです。ダウンロードしたモデルは、~/.cacheに保存されます。これ以降は完全オフラインで動きます。

4)実行例です。Pythonで動くのでpythonコードを例として挙げておきます。

from faster_whisper import WhisperModel

model = WhisperModel(“small”)

segments, info = model.transcribe(“lecture.wav”)

for segment in segments:
print(segment.text)
このコードでは、lecture.wavという音声ファイルをsmallモデルでテキスト化しています。

(私のコンピュータだと、1時間の動画を字幕にするのに、20-40分かかります。もっと高速化する方法については次回にまとめます。)

これでsegment.textに字幕が生成されました。ひとまずこのあたりまで試してみてください。(第4回につづきます)

Oxford Mathematicsの数学史の動画がわかりやすく面白いので紹介します!

YouTubeのおすすめにOxford Mathematicsの動画が出てきたので紹介します。
Oxford Mathematicsのプレ―リストはこちらです。
https://www.youtube.com/@OxfordMathematics/playlists
今日紹介するのは数学史の楽しい動画です。
Robin WilsonのSum Stories: Equations and their Originsという動画シリーズで、
https://youtube.com/playlist?list=PL4d5ZtfQonW0yqeFK__FirrjjmcQFpyye&si=WRxfzmW6YJJ4Q4–
方程式や数式の生まれた背景や歴史を解説してくれている一般向けの動画です。Wilson教授はOpen Universityの名誉教授でOxford大学のフェローの数学者です。四色問題やグラフ理論の研究者としても有名な方だそうです。
多くの専門書の他に、ルイスキャロルについての本とか、四色問題の啓蒙書など数学史に関係する本も書いているそうです。今回の動画は、彼の去年出版した本、Sum Storiesに基づいています。Oxford大学出版会から出た本でリンクはこちらです。

https://global.oup.com/academic/product/sum-stories-9780199607907?cc=jp&lang=en&#
本の目次をペーストしておきます。この中から選んで動画をつくっているようです。
『Preface
1:1 + 1 = 2
2:α + β + γ = 180°
3:a² + b² = c²
4:C = 2πr and A = πr²
5:ax² + bx + c = 0
6:φ² = φ + 1
7: = x
8:Mₙ = 2 − 1 and Fₙ = 2²ˆ + 1
9:C(n, r) = C(n − 1, r) + C(n − 1, r − 1)
10:VE + F = 2
11:y = mx + c
12:∫ f′(x) dx = f (x)
13:log (a × b) = log a + log b
14:i² = −1
15:eⁱˣ = cos x + i sin x
16:1 + 1/4 + 1/9 + 1/16 + 1/25 + . . . = π²/6
17:zₙ₊₁ = zₙ² + c
18:₀ + ₀ = ₀』

第一回の動画を埋め込んでおきます。本の第一章の動画です。なんと1+1=2という数式についての数学史です。
https://youtu.be/3lTPSjaANrs?

国立国会図書館デジタルコレクションで読める本の紹介(第42回)水平思考、数学、科学方法論など

今日はOpen AIのChatGPTplusの更新日が近づいたので、データエクスポートをして解約し、日本円決済3000円に切り替えようとしました。
サブスクリプションの解約ボタンをおすと、なんと無料で一か月つかってみませんかという表示がでたので、解約をやめてそちらに切り替えました。ドル建てで去年一年は消費税まで払わされていたので、これで少しは取り戻せたことになります。今、Gemini 3 proとChatGPTplusを使っていますが、同じプロンプトで試すと、私の用途にはChatGPTのほうがより深い回答がもどってきます。Geminiの使い方に慣れていないせいもあるのかもとも思いますが。

さて今日は久しぶりに個人送信資料で読めるもののリストです。国立国会図書館の個人送信資料は、今まで読めていたものが読めなくなることも多いので注意が必要ですね。あとで読もうと思ってアクセスすると消えていたりします。(たとえば、小平邦彦先生の著書などは全部読めなくなってしまいました!)

470) エドワード・デボノ 著 ほか『水平思考の世界 : 電算機時代のための創造的思考法』,講談社,1971. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12655531 (参照 2026-03-02) 水平思考は昔大流行した本です。デジタルコレクションで検索するともっと翻訳本が読めることがわかります。
471) エドワード・デボノ 著 ほか『水平思考の学習 : 創造性のためのテキスト・ブック』,講談社,1971. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12703075 (参照 2026-03-02)
472) E.デボノ 著 ほか『デボノ博士の「6色ハット」発想法』,ダイヤモンド社,1986.11. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12655884 (参照 2026-03-02)
473) S.ラング 著 ほか『さあ数学しよう! : ハイスクールでの対話』,岩波書店,1987.3. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12608808 (参照 2026-03-02) 高校生向けの本。ラングは解析入門という教科書でおなじみかもしれません。高校の数学の先生が進めてくださった解析入門はよい本でした。
474) H.フランダース 著 ほか『微分形式の理論 : およびその物理学への応用』,岩波書店,1967. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1381918 (参照 2026-03-02) 先日紹介した微分形式についての有名な教科書。
475) イムレ・ラカトシュ 著 ほか『方法の擁護 : 科学的研究プログラムの方法論』,新曜社,1986.6. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12590177 (参照 2026-03-02)
476) I.ラカトシュ 著 ほか『数学的発見の論理 : 証明と論駁』,共立出版,1980.4. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12608176 (参照 2026-03-02)
477) P.K.ファイヤアーベント 著 ほか『方法への挑戦 : 科学的創造と知のアナーキズム』,新曜社,1981.3. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12285431 (参照 2026-03-02) ファイヤアーベント の本はよく書店で見かけました。読んだことはありません‥。
478) パウル・ファイヤアーベント [著] ほか『理性よ、さらば』,法政大学出版局,1992.9. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/13249688 (参照 2026-03-02)
479) P.K.ファイヤアーベント 著 ほか『自由人のための知 : 科学論の解体へ』,新曜社,1982.6. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12590164 (参照 2026-03-02)
480) 室井尚, 吉岡洋 著『情報と生命 : 脳・コンピュータ・宇宙』,新曜社,1993.12. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/13249341 (参照 2026-03-02)
481) C.G.ユング [著] ほか『パラケルスス論』,みすず書房,1992.3. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/13277307 (参照 2026-03-02) ユングの錬金術関係の本。ちょっと前にAmazonのKindleで文庫版を安売りしていました。

『もう一歩先へ進みたい人の 化学でつかえる線形代数』という本はよさそうです。

『もう一歩先へ進みたい人の 化学でつかえる線形代数』
北條 博彦 東大教授 博士(工学) 著 コロナ社:化学分野の諸問題に潜む線形代数の要素を,化学専攻の目線から解体・解説する。

この本はよさそうです。コロナ社のサイトで立ち読みをしてみましたが初めの部分は大変わかりやすく書けていました。
https://www.coronasha.co.jp/np/isbn/9784339061338/
線型代数が化学でどのように活躍しているかがよく理解できて、群とか量子化学も学べるお得な本のようです。目次をみると、分子構造と並進・回転運動、結晶格子、計量テンソル、対称性と群、テンソル、量子化学、そしてなんと多変量解析まで扱われています。コロナ社のサイトには、初版の正誤表、本の目次、書評などがまとまっているので是非一度みてください。

Kindle版  ¥3629,  紙の本  ¥3740 (税込)です。

フィールズ賞受賞者Terence Tao教授の動画やサイトを紹介します。

国際数学オリンピックで最年少で金メダルを獲得し、2006年に数学のノーベル賞といわれるフィールズ賞Fields Medal を受賞したTerence Taoカリフォルニア大学教授の最新の動画です。彼は、中高生から一般人、専門家まで幅広い人が数学を理解できるようにわかりやすいブログや記事、動画、本などで発信しているのでも有名です。このブログでも何度もとりあげていますので、検索窓にTaoといれて記事を検索してみてください。過去記事からわかるように、Tao先生は、AI(人工知能)を数学の研究にどう活用するかという分野にも積極的に取り組んでいて、LLM(大規模言語モデル)や証明アシスタントツール(LEANなど)の可能性をいち早く発信しています。

Terence Tao – Mathematics in the Age of AI
https://youtu.be/mS9Lr43cIB4?

ブログはこちらです。
https://terrytao.wordpress.com/

Terence Taoさんの大学(UCLA)のサイトは、上のブログへのリンクや様々な有用記事がのっていますので、こちらも一度のぞいてみるとよいでしょう。
https://www.math.ucla.edu/~tao/

たとえば数学の論文の書き方についてのページもあります。
https://terrytao.wordpress.com/advice-on-writing-papers/

SNSではmathstodonやblueskyのアカウントもあります。
https://mathstodon.xyz/@tao
https://bsky.app/profile/teorth.bsky.social