Decision Making Under Uncertainty についての教科書(Algorithms for Decision Making)が無料公開されています。紙の本(マサチューセッツ工科大学出版会発行)は8月にでるそうで、Kindle本は今でも買えるみたいです。スタンフォード大学の先生たちが書いた本で、著者の一人はDecision Making Under Uncertainty という本をすでに書いている方です。限られた情報のもとで事故がおこらないように航空管制を行い、危険を察知して警告をだすようなシステムはこうしたdecision makingの例です。こうしたdecision makingは人工知能AIの実装にも不可欠で、この本は不確実、不確定な要素が含まれている条件のもとで、最善の行動方針を導くためのアルゴリズムを解説してくれています。プログラミング言語としてはJuliaを使っており、必要な数学(大学卒業レベル)をまとめた付録がついています。ぱっとみた感じ、すっきりした説明がしてあるので下手な解説書を読むよりは要点がわかりやすいと思われます。
サイト https://algorithmsbook.com/のDownloadをクリックして開くページで、最初の文”The full book is available as a PDF.”のPDFの部分にリンクがありますので右クリックでsave asをするか、クリックしてブラウザでpdfを開いて表示して保存することができます。興味のある方はご覧ください。スタンフォード大学ではこの本を教科書にした講義も公開するようですのでチェックしてみてください。https://web.stanford.edu/class/aa228/cgi-bin/wp/
大雨のところもあったようですが、福岡は夜明け前の驟雨の後は、陽が時々さし、午後は快晴の時間も長かったです。アサガオも庭に咲いています。

昨日は大学院レベルの本の紹介でしたが、今日は高校生、中学生レベルから読める本を一冊紹介します。これは翻訳が国立国会図書館のデジタルライブラリ―にあって、個人送信資料で読むことができます。「自然の驚異 : 星の進化から生命の発生まで」(藤岡由夫訳河出書房)という本で、オーストリア出身でアメリカにわたった物理学者ワイスコップ教授が書いたやさしい啓蒙書です。エジソン賞という本の賞を授賞したと帯にありました。これは太陽系や星までの距離をどうやって測るかという話からはじめて、銀河系におよび、原子や量子の話から化学や生命、進化いたるという本です。とてもわかりやすく書かれており、是非復刊してみんなに読んで欲しい (私は持っています)と思っていた本です。表紙と口絵の一枚を、個人送信資料のページからスクショして貼り付けておきます。口絵には水素原子の電子雲の写真がのっていて、私はこの本ではじめて電子雲を知ってわくわくしました。