ChatGPTの教科書が公開されています。

ChatGPTの教科書がnoteで公開されています。初心者むけの内容ですが、プログラムをつくってもらうのにはどうするかなども書いてあるので役立つと思います。https://note.com/programdiy/n/nc2f9566ac615

ChatGPTの始め方については、この教科書にある以下のリンクにある動画が役立つと思います。

https://www.youtube.com/@ChatGPTResearch/featured
以前のこのブログの記事もご覧ください。

ChatGPTの使い方についての良い動画を紹介します。またChatGPT Plusでのオプトアウトをやってみました。

写真は数日前の我が家の庭です。春の花がずいぶん咲いています。種から育てたストックや、桜の花の下に咲いていた原種水仙もきれいに咲きました。

臓器移植(同種、異種移植)と動物福祉について理解するための最高の本がでています。

今日は「異種移植 医療は種の境界を越えられるか」(山内一也著、みすず書房2022)という本を紹介します。https://www.msz.co.jp/book/detail/09528/
本の帯にはこうあります―「動物の臓器を人に移植する。その挑戦は、超急性拒絶反応や未知のウイルス感染症の出現リスクなどの難題に何度も阻まれてきた。新技術の到達点を展望する書。」

この本は、ヒヒの心臓を新生児に移植した手術 (失敗に終わりました)の話からはじまり、同種移植の歴史(ヒトでの心臓移植などの話)、異種移植の話 (ドナー不足を補うなどの目的で、ヒトの心臓のかわりにブタの心臓を移植するなどの例もとりあげられています)、その実施にともなう拒絶反応(ブタの細胞表面の糖鎖にはヒトにはない糖鎖修飾であるα 1,3ガラクトース修飾があるため拒絶反応がおこります)をおこさないブタの作成、ブタのもつウイルスへの対処法の開発、クローンブタの作成と臓器工場として異種生物を使う可能性の話、パーキンソン氏病への治療法としての脳組織移植の実例、などなどしっかりとした解説で、臓器移植についての理解を格段に深めてくれる本となっています。また動物福祉の考え方と現在の科学界の対応についても、とてもわかりやすく解説してあって、以前このブログでも紹介した3Rについても多分一番わかりやすく解説されていると思います。是非読んでもらいたい本で心からお勧めします。Kindle版もありますのでそちらもおすすめです。

今日は満開の桜見物にでかけました。ChatGPTについての資料の紹介もあります。

今日は桜見物にでかけました。写真は近所の風景です。桜の木のしたにナルキッスス・バルボコディウムという原種水仙がいっぱい咲いていてとても綺麗でした。
https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-101

桜はほぼ満開です。宇美神宮にもいきましたが、子供たちがいっぱ遊んでいて、さすが子供の神社といわれるだけありました。左の写真は宇美八幡宮のシンボルで、あまりに大きいので一本の木なのに「湯蓋(ゆぶた)の森」といわれる樹齢2000年という話もある国天然記念物のクスノキです。

赤ちゃんをだきかかえたお母さんとお父さんがそろってこの木の前で写真をとったりしている様子はとても幸せそうでした。先日、万葉百科というサイトを紹介しましたが、そこで万葉歌碑を検索すると宇美八幡宮にもあるようです。
https://kofunmeguriwalking.web.fc2.com/8_7_U01_umihachimanguu.html
銀も金も玉も何せむに優れる宝子にしかめやも
(しろかねもくがねもたまもなにせむにまされるたからこにしかめやも)という、
山上憶良(やまのうへのおくら)の有名な歌の歌碑です。この歌は私は学校の古典の時間に習いました。

さて、今日もChatGPT関連の話題です。
ChatGPTはとても役立つツールだと思います。東京大学の工学系研究科 技術経営戦略学専攻 松尾研究室の今井翔太さんが、ChatGPTについてのわかりやすい資料を公開してくださっています。
以前に今井さんがslideshareに公開されていた資料は、以前は簡単に閲覧できたのですが、今は数枚スライドをみていると広告がはいって閲覧が中断されたり、ダウンロードに認証がいったりと極めて利用しにくくなったので、slideshare離れが起こってしまったようです。今日のtwitterによると、スライドを追加するなどして、Speakerdeckのほうにアップロードしてくださったようです。これは本当に助かります。
https://speakerdeck.com/imai_eruel/chatgpt-imai

またChatGPTとの対話の様子を詳しく紹介している以下の記事(高木浩光@自宅の日記の2023年03月27日の記事)
「■ OECDガイドラインの8原則についてChatGPTに聞いてみた」もとても参考になります。実際にAIと対話する様子とそのテクニックがよくわかります。ChatGPTとの対話では、マスコミにでてくる有識者と対話するよりもずっと、実のある意見がきけそうです。
http://takagi-hiromitsu.jp/diary/20230327.html#p01

ベイズ統計学の「院生、研究者むけ」のよい教科書があるそうです。

ベイズ統計学の大学院レベルの教科書で、このごろ話題になっている本に
Statistical Rethinkingという本があります。これは自分で手をうごかして統計学を学ぶための教科書で、統計学を学校で学ばなかったけれど、なんとなく使っている私のような人間に最適の教科書のようです。Rを活用して学べる本です。ドイツのライプチヒにあるマックスプランク研究所のRichard McElreath先生が書いた教科書で。先生は進化人類学者で、Department of Human Behavior, Ecology, and Culture、Max Planck Institute for Evolutionary AnthropologyのDirectorです。
本のサイトはこちらです。

https://xcelab.net/rm/statistical-rethinking/
対象とする読者は回帰分析などを学んでいるが、統計学でのモデルの扱いに いまいち自信が持てない大学院生や研究者だそうです。すでに第二版がでていて著者は第三版の用意もしているようです。YouTubeにこの教科書を使った講義が全部公開されているので興味のある方はみてみるとよいでしょう。2023年の講義が丁度おわったところだそうです。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLDcUM9US4XdPz-KxHM4XHt7uUVGWWVSus

githubの講義サイトはこちら。
https://github.com/rmcelreath/stat_rethinking_2023

高校生向けの冬休み講座(東京大学)が面白そうです。

いろんな大学で高校生、中学生むきの講座をおこなってYouTubeなどに公開しているようです。今回は、東京大学の公開講座、
高校生のための冬休み講座2022 Onlineから 「非平衡状態で物質の”限界”を超える」というタイトルの、高三和晃(たかさん かずあき)先生による講演を紹介しておきます。高三先生のtwitterはこちらです。https://twitter.com/takasan_san_san
残念ながら講義の冒頭のほうでおっしゃっている参加者用資料の公開は終わっていてダウンロードできないようですが、講義だけでも楽しめると思います。是非YouTubeのサイトにダウンロードリンクを載せてもらってダウンロードできるようにしていただきたいと思います。
https://youtu.be/uCHSf5fUAaA

面白そうな講義なので私も時間ができたら勉強させてもらおうと楽しみにしています。
量子力学の話からはじまって、統計力学、非平衡状態の話などが続きます。時間結晶とか生物が非平衡であること、スピンと鳥の群れの関係などなど、生物科学に興味がある人にもおすすめの内容です。是非ご覧ください。

同時に行われた次の講義も面白そうです。

高校生のための冬休み講座2022 Online 「√1 はいつでも1か?」岩木耕平先生
https://youtu.be/RZAHjYlmKBg

BMP (骨形成因子/骨形成タンパク質)について てっとりばやく知ることができる動画があります。

BMP (bone morphogenetic protein)というタンパク質をご存知ですか?
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E9%AA%A8%E5%BD%A2%E6%88%90%E5%9B%A0%E5%AD%90
これは骨をつくるときに重要な役割をはたすということで骨形成因子とか、骨形成蛋白質とよばれている有名な分子です。骨形成を誘導、促進する分子であることから始めは骨粗鬆症の予防や治療のてがかりになると注目されていた分子です。ところが日本の上野直人先生たちの研究によって、この分子が脊椎動物のオーガナイザーの形成に決定的な役割をはたしていることがわかりました。私も発生生物学や分子発生学の講義でBMPやアクチビンの役割を教えていたのですが、最近の発展については勉強不足です。それを補うような講演がおなじみのNIH video castで行われていたので紹介します。てっとりばやくBMPについて学ぶのには最適の動画です。

いつものようにこちらのサイトにアクセスして、ダウンロードリンクから動画を高画質でダウンロードできます。
https://videocast.nih.gov/Summary.asp?file=33055
字幕のダウンロードもできますので字幕がよみこめるmedia playerで字幕を読み込ませて動画をみることもできます。
ダウンロードの
やり方は簡単です。左下にある+Moreのボタンを押すと、Downloadボタンがでてきます。クリックするとselect bitrateのボタンがでます。それを押して好きな画質(最高画質は1840k)を選んでダウンロードしてください。Captionをダウンロードするボタンもありますのでそちらから字幕をダウンロードできます。

この講演はYouTubeでも公開されています。そちらで視聴することもできますし、その場合Chromeの機能拡張Language Reactorを使えば自動で字幕表示しながらわからない単語は辞書をひきひき見ることもできるので便利です。https://youtu.be/DIptTFoIs4g

科学について考えるためのブックガイド本二冊を紹介します。

図書館で「科学者の本棚」(2011,岩波書店、現在品切れ、中古本は安く買えます)という本を借りてきました。雑誌「科学」編集部編の「人生においてもっとも心に残っている本、ご自身の研究への道を拓くきっかけとなった本、後世に残したいあるいは後輩に伝えたい本のことを書いてください」という編集部の依頼で63人の科学者、あるいは科学に関連の深い方々が雑誌「科学」に寄せられた本の紹介をまとめたものです。ユークリッドの原論、鉄腕アトム、果てしなき流れの果てに、マッハの力学、解析概論などSFから随筆、マンガや教科書、哲学書など興味深い本が紹介されていて読んでいてあきません。

同じく岩波書店から、「ブックガイド文庫で読む科学」という本もでていて、こちらも面白い本です。2007年の発行ですが在庫ありになっていました。こちらは藤永茂先生や田口善弘先生他の9名のかたが、科学について考えるための有益な本を紹介されています。例えば田口先生は、「科学的思考法のすすめ」と題する文中で、レーニンの「唯物論と経験批判論」やグリッグの「カオス」、ワトソンの「DNA」(ワトソンの二重らせんとは違う教科書風の本です)の三冊を挙げておられます。レーニンの「唯物論と経験批判論」をあげておられるのはユニークですね。唯物論と観念論、そしてトンデモ科学のようなものについて考えるよいきっかけになる本だと思われます。藤永先生は「学ぶということ」と題して、ロウソクの科学、アインシュタイン相対性理論(アインシュタインの論文を内山龍雄先生が訳して解説した岩波文庫)、ファインマンの「物理法則はいかにして発見されたか」、ガストン・バシュラールの「新しい科学的精神」の四冊を紹介されています。最後の本の紹介ではトマス・クーンのパラダイムの考え方がどのように誤っていて、パシュラールの考え方が科学の本質をついているかがわかりやすい例で説明されています。

この二冊で取り上げられている本は、古い本も多いので国立国会図書館の個人送信資料で探すと、オンラインで読むことができるものが多いです。先ほどの「唯物論と経験批判論」は、いくつかの版が読めますが、画像がきれいで読みやすいのはこちらだと思います。https://dl.ndl.go.jp/pid/12244020

「ChatGPTのウソ回答に騙されない方法 」という記事を紹介します。

あいかわらず毎日、ChatGPTを使ってみています。
このところ、以前のchatの履歴を見ることができなくなる不具合がでて、鋭意復元中と表示されていました。今日アクセスしてみると、完全に復旧していて、昔のchatも確認できるようになっていました。以前紹介したChatGPT plus (月額20ドル)のプランで可能なopt outの手続きについては、昨日メールがとどいて無事、私の入力した結果は今後はtrainingには使わないようになったようです。opt outしていても、多分OpenAIの人がchatの中身をみることはあるのだと思います。それを注意して機密情報などは入力しないようにすることは重要です。

さて、ChatGPTはうそを平気で返してくるのは皆さんも良く経験されていると思います。これがもし完璧に本当のことばかり返してくるものだったら、AIはすごい、AIがいっているのだから本当だ、という悪しき態度が普及してしまうところでした。しかしChatGPTは時々はうそをつくので、AI時代のことはじめには、このChatGPTは最高の教師になっているのではないでしょうか。世の中、本当のことをフェイクニュースと断定して人をだましたり、平気でうその情報を本当だと、政府が流したりする国もごろごろしています。本当に正しい事ばかりかえしてくるAIに最初から触れてしまうと、与えられた情報を信じる前に、まず疑って、情報を客観的に吟味・評価するという態度が身に付きません。ですから、今のChatGPTでAIを学び始めれば、コンピュータもウソをつくということが身に染みて、高い情報リテラシーが身に着けられると思います。今回のChatGPTは、ものすごく強力で有用です。しかし誤りが交じっているウソのアウトプットも返してくるので、コンピュータリテラシーの養成に最適の教材になっているとつくづく思います。

ChatGPTでなるたけ嘘を返してこないように質問する方法も教えてくれる記事がでていたので紹介しておきます。これは良い記事です。ネットにあふれている情報の真偽を確かめる必要性を、具体例で理解させてくれる内容で、是非ご覧になることをおすすめします。題して「ChatGPTのウソ回答に騙されない方法 」という記事です。
https://note.com/fromdusktildawn/n/n40fe84179de6

WBC優勝おめでとうございます!自然言語処理の無料本の紹介もあります。

WBCは日本が優勝しましたね!おめでとうございます。昨日につづいて村上選手の活躍はすごかったです。
テレビの視聴率もものすごいことになっているようですね。長い間、コロナだのウクライナだのの報道ばかりで、うっとおしいテレビ番組ばかりでしたが、明るいニュースで本当によかったです。東北大震災の後の、なでしこジャパンのワールドカップ優勝の時みたいに、日本中が熱狂しましたね。昨日と今日の試合の録画は何度も見直すと思います。全員のチームワークもすごかったですね。大谷選手の優勝後のインタビューの言葉にも感銘をうけました。「日本だけじゃなく、韓国も台湾も中国も、その他の国ももっともっと野球が大好きになってもらえるように、その一歩として優勝できてよかった」という言葉で、野球の将来をみすえた立派な言葉でした。試合開始前の円陣での言葉もよかったですね。「憧れるのをやめましょう。ファーストにゴールドシュッミトがいたりとか、センターを見たら、マイク・トラウトがいるし、外野にムーキー・ベッツがいたりとか。野球をやっていれば、誰しもが聞いたことのあるような選手たちがいると思うんですけど、今日一日だけは憧れてしまったら越えられないんで。
僕らは今日、越えるために、トップになるために来たので。今日一日だけは、彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけを考えていきましょう。さぁ、いこう!」

分野を問わずに通用する心構えだと思います。

さて今日は自然言語処理の無料本を紹介しておきます。

https://www.oreilly.co.jp/books/9784873114705/にサイトがある本で、「入門自然言語処理」というタイトルの本です。この本の原書は、OreillyからNatural Language Processing with Python– Analyzing Text with the Natural Language Toolkit(Steven Bird, Ewan Klein, and Edward Loper)というタイトルで発行されています。原書のhtml版は、以下のサイトで無料公開 (Python 3に対応するアップデート済み)されています。
https://www.nltk.org/book/
また日本語版に訳者の方(萩原正人さん・水野貴明さん)がつけられた日本語処理の部分(第12章「Python による日本語自然言語処理」)は、無料公開されています。原書は英語についての本なので、日本語処理をしたいときにはこちらでやり方がわかるので、ありがたいです。
https://www.nltk.org/book-jp/ch12.html
Pythonを使ってテキストデータからコーパスをつくったり、テキストの処理をPythonでやってみたいかたには絶好の本だと思います。

お詫び;昨日の「万葉百科」を紹介した記事が、公開ボタンを押したはずなのに下書きになったままで、公開されていませんでした。すみません、先ほど公開したのであわせてご覧ください。

万葉百科という万葉集が無料で読めるサイトができました!

WBCはものすごい試合でしたねぇ!9回裏の攻撃、何度も何度も録画を見直しました。真のドラマですね。みんなに勇気をくれた試合でした。
福岡は今日は雨でした。夕方にはあがりましたがまだまだ雨が続く予報です。
桜は東京は満開も近そうですが、福岡はまだまだです。散歩にでかけるとつくしがそろそろ終わりの時期になってきたようです。そして桜がちらほら咲き始めていました。写真の桜は近所で一番早く咲く桜の木です。周辺にも沢山桜が植えてあって、桜並木なのですが、その中の一本だけが写真のように咲いていて、他はまだ1分咲きくらいでした。雨が続きますので、この雨の恵みをうけて週末あたりには満開になると思います。万葉集にこんな歌があります。

「梅の花咲きて散りなば桜花継ぎて咲くべくなりにてあらずや」
(現代語訳 梅の花が咲き、散ってしまったなら、桜の花がつづけて咲くようになっているではないか。)
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/detail?cls=db_manyo&pkey=829

「春雨に争ひかねて我がやどの桜の花は咲きそめにけり」
(現代語訳 春雨にあらがいかねて、わが家の桜の花は咲きはじめたことだ。)
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/detail?cls=db_manyo&pkey=1869

「見渡せば春日の野辺に霞立ち咲きにほへるは桜花かも」
(現代語訳 見渡すと春日野のあたりに霞が立ちこめ、色美しく咲いているのは桜の花であることよ。)
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/detail?cls=db_manyo&pkey=1872

春雨の後に桜がきれいに咲くのめでていたのは奈良時代でもおなじだったんですね。

これらの歌は、先日オンラインで公開された奈良県立万葉文化館の「万葉百科」というサイトでみつけた歌です。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/
「万葉百科」では、万葉集のすべての歌を万葉仮名、読み下し文、現代語訳などで無料で読むことができます。例えば巻20を指定して「歌を探す」
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/search?cls=db_manyo
で検索すると、巻20のすべての歌を詠むことができます。
万葉の歌碑のありかも検索できますし、歌人で検索してその歌人の詠んだ歌を全部みることも簡単にできます。万葉集は日本の古典ですので、是非いろいろ検索して読んでみてください。
そうそう、斎藤茂吉が書いた岩波新書の万葉秀歌という本もおすすめします。国立国会図書館個人送信資料の斎藤茂吉全集に収録されているので是非ご覧ください。岩波新書の万葉秀歌上、下巻も個人送信資料にありますが、画像がみにくいので斎藤茂吉全集版のほうをおすすめします。
https://dl.ndl.go.j/pid/1664344