さっき息子からJames Webb Space Telescopeの凄い写真が公開されているのを教えてもらいました。James Webb 宇宙望遠鏡はラグランジュ点に設置されている宇宙望遠鏡ですが、調整がおわって最初の公開画像が発表されたそうです。この宇宙望遠鏡の主力カメラであるNear Infrared Camera (NIRCam) は近赤外光(0.6から5 μmの間の波長)で観測するカメラです。最初の一枚になったのはSMACS 0723という銀河団を観測した画像(赤外線で6種類の波長で12.5時間かけて撮影された画像を重ねて疑似カラーをつけたものだそうです)です。
https://www.nasa.gov/image-feature/goddard/2022/nasa-s-webb-delivers-deepest-infrared-image-of-universe-yet

これは46億光年以上の距離にある銀河団の写真で、何千もの銀河が写っています。歪んでいる銀河も写っていますが、これはこの銀河団の物凄い質量による重力レンズ効果による歪みです。
こちらにはHubble望遠鏡で撮った写真と、今回の望遠鏡で同じ場所を撮った写真を比べていますのでご覧ください。
https://sorae.info/astronomy/20220712-jwst-smacs0723-73.html
今夜11時半からさらに新しい写真が公開されるそうです。公開された写真はこちらにアップロードされるそうです。楽しみです。
https://webbtelescope.org/news/first-images
Image Credit: NASA, ESA, CSA, STScI
NASA – NASA’s Webb Delivers Deepest Infrared Image of Universe Yet
ESA – Webb Delivers Deepest Infrared Image of Universe Yet In Special Briefing
STScI – NASA’s Webb Produces the Most Detailed Image of the Early Universe to Date
昨日は大学院レベルの本の紹介でしたが、今日は高校生、中学生レベルから読める本を一冊紹介します。これは翻訳が国立国会図書館のデジタルライブラリ―にあって、個人送信資料で読むことができます。「自然の驚異 : 星の進化から生命の発生まで」(藤岡由夫訳河出書房)という本で、オーストリア出身でアメリカにわたった物理学者ワイスコップ教授が書いたやさしい啓蒙書です。エジソン賞という本の賞を授賞したと帯にありました。これは太陽系や星までの距離をどうやって測るかという話からはじめて、銀河系におよび、原子や量子の話から化学や生命、進化いたるという本です。とてもわかりやすく書かれており、是非復刊してみんなに読んで欲しい (私は持っています)と思っていた本です。表紙と口絵の一枚を、個人送信資料のページからスクショして貼り付けておきます。口絵には水素原子の電子雲の写真がのっていて、私はこの本ではじめて電子雲を知ってわくわくしました。
上は貸出して本を開いたところです。全画面表示でみています。これなら無料で読めるので、内容を知らずにやみくもに日本語訳の古本を注文する前に一度読んでみることができます。さっそく借りて残りの部分をみてみましたが、結構難しい本だとわかりました。目次はこんな感じです。
この本は情報理論と推測、量子論理などをあつかっています。翻訳本は大学図書館などにあるかもしれませんので、英語の本をみて読みたいかたは、借りてみるとよいでしょう。明日はもう少しやさしい本を紹介します。
個人送信資料で昔読んだ本などを眺めていると学生時代のことが思い出されます。今日は私の恩師である岡田節人先生のエピソードを紹介します。丁度今頃の季節だったと思います。大学院入試の前に、岡田節人先生に手紙を書きました。院試を受ける前に一度先生の研究室を訪問させていただきたいという内容の手紙です。お返事を頂いたので指定された日時に京大の生物物理学教室の二階にあった岡田研究室を訪問しました。その時は細胞接着の細胞選別の理論 differential adhesion hypothesisで有名な