Royal Institutionの動画の紹介:ウイルスは生きているか?初心者のためのブラックホール入門

科学の動画サイトはいろいろありますが、このブログでは時々 Royal Institution(英国王立研究所)のYouTube チャンネルの紹介をしています。これは面白いチャンネルです。是非定期的に視聴されることをおすすめします。聞き取りにくい時はChromeやBraveブラウザの機能拡張 Language Reactorをオンにして視聴するとよいでしょう(詳しくは固定ページの記事を末尾にペーストしておきますのでご覧ください)。https://www.youtube.com/c/TheRoyalInstitution/video
今日は、この動画リストから面白そうな動画を二本紹介します。

ウイルスは生きているか?
Carl Zimmerはアメリカのサイエンスライターでhttps://carlzimmer.com/
A Planet of Viruses: Third Edition(2021年発行) や進化についての本(「進化 生命のたどる道」岩波書店)などは有名です。動画はこちらです。
https://www.youtube.com/watch?v=Tryg5UCp6fI

初心者のためのブラックホール入門
A Beginner’s Guide to Black Holes with Amélie Saintonge
Amélie SaintongeさんはUniversity College London (UCL)のProfessor of Astrophysics in the Department of Physics & Astronomy の天文学の教授です。映画インターステラ―のブラックホールのスライドを見せながら、ブラックホールについてわかりやすく説明してくれます。動画はこちらです。
https://www.youtube.com/watch?v=dOGjpkv-fWw

以下はLanguage Reactorについての記事再録です。

2022/1/26
今日は昨日紹介したLanguage ReactorというChrome あるいはBraveの拡張機能をいろいろためしていました。この拡張機能のおすすめのYouTubeチャネルがここに
https://www.languagereactor.com/catalogue/youtube#language=en
列挙されています。列挙されているリンクをいろいろ開いてみると英語の勉強に役立つサイトが見つかると思います。
2022/1/25
このブログでは英語の動画をよく紹介しています。字幕を表示してご覧くださいということが多いのですが、字幕の表示法の一押しの紹介です。Chromeの拡張機能にLanguage Reactorというのがあります。これをChromeまたはBraveのブラウザにインストールしておけば、YouTubeやNetflixの動画を再生したときに、画面の右に英語字幕の文章が該当部分の前後を含めて表示され、画面には上に英語字幕、下に日本語訳が表示されます。字幕を保存もできますし、右の字幕文の単語を表示すれば辞書がポップアップして訳がでます。文全体の訳もでるようです。ChromeだけでなくBraveで拡張機能をChrome storeからダウンロードしてインストールすればBraveでも使えます。詳しくは後日ブログのほうに書きます。最強の語学学習ツールでしょう。

 

学部生レベルの古典物理学の演習書が個人送信資料にありました

学生のとき本屋でみかけた物理学の問題集(解答付)が個人送信資料にありました。
みすず書房で検索しているときにみつけたのでリンクを紹介しておきます。
これは英国ケンブリッジ大学の二年生の期末に行われる自然科学優等試験 Triposの第一部で出題された問題を元にして作成された、物理学を学ぶ人のための問題集です。
キャベンディッシュ研究所のスタッフが集めた問題からなっています。
東京都立大学と名古屋大学の先生が訳して解答をつけてくださった本で演習に役立つ本だと思います。
以下が国立国会図書館デジタルコレクションの個人送信資料のリンクです。
キャベンディッシュ物理学 : トライポスの問題と解法 第1
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2422278
キャベンディッシュ物理学 : トライポスの問題と解法. 第2
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2422304
の二冊です。

私は最初のケンブリッジ大学滞在ではCambridge大学の動物学教室に所属していたので、キャベンディッシュ研究所(移転する前の建物)は隣でした。ここにワトソンやクリックがいたんだなと歩き回っていたのを思い出します。実験でCell Sorterを借りる時、依頼のために電話した先はJames Watson さんでした。電話をすると開口一番、ワトソンさんが、私はあのDNAのワトソンではないので間違わないようにとおっしゃったのを覚えています。同姓同名の研究者の方で、よくまちがえられるのだそうです。私の借りていた家の大家さんはCrickの家の隣に住んでいて、Crickの住んでいた家には軒下にらせんの飾りがぶら下げてありました。

アインシュタインの共同研究者インフェルト教授の本を紹介します

国立国会図書館のデジタルコレクションの個人送信資料からインフェルトという物理学者の本を紹介します。本登録するとこんな本も自由に読めるので是非登録してみてください。
インフェルトはアインシュタインの共同研究者で数学がにがてなアインシュタインを助けて一般相対性理論の展開などに共同研究者として活躍した方です。岩波新書の「物理学はいかに創られたか」で啓蒙書の著者としても有名です。この本はアインシュタインが奨学金がきれてアメリカに滞在できなくなったインフェルトを援助する目的でインフェルトとともに執筆したもので、その辺の事情は以下の本にも詳しく書かれています。インフェルトはマックスボルンとの共同研究(非線形光学のボルン・インフェルトモデルの提唱)で有名で、一般相対性理論の重力場の方程式から質点の方程式を導いた仕事は一般相対性理論の最大の成果といわれたそうです。
インフェルトが書いた数学者エバリスト・ガロアの伝記「神々の愛でし人」も有名で、抄訳は以下にあります。(2025/5/27追記:アクセスできなくなっていました。代わりに全訳がアクセスできるようになっています。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2938862
レオポルト・インフェルト 著 ほか『神々の愛でし人 : 世紀の数学者エヴァリスト・ガロアの生涯』,日本評論社,1950. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2983505 (参照 2025-05-27)

次の二冊はインフェルトの自叙伝で、アインシュタインとの共同研究についても詳しく書かれています。

真実の探究 
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2995715
他にフエルミの伝記や湯川秀樹の自叙伝「旅人」も収録した多分抄訳版です。
完全版はこちらにあります。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1161777

上の本の続きともいえる本がこちらです。
真実を求めて
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1381568
・ 目次
・ 日本の読者へ
・ I 過ぎ去った日々のスケッチ
・ 少年の日の思い出/p2
・ 私の先生―ナタンソン教授/p25
・ ブローニヤ/p36
・ コーニン/p47
・ アインシュタイン/p55
・ ニールス・ボーアとアインシュタイン/p147
・ マックス・プランクと生誕百年/p156
・ C・P・スノー/p164
・ II カナダとポーランド
・ カナダ/p180
・ 私は何故カナダを去ったか/p215
・ ポーランド/p242
・ 訳者あとがき/p3

あと、「物理学の革命」という本もあります。この原著は「アルバートアインシュタイン:その業績と世界へ及ぼした影響」というようなタイトルの本です。アインシュタインの思い出という付録つきです。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1376344

進化発生学の本について

今日は仕事で倉谷滋先生の「新版動物進化形態学」http://www.utp.or.jp/book/b307379.htmlを書架からひっぱり出してきました。索引が充実しているのですぐに必要なところがわかって、文献を探し当てることができました。文献の充実も目をみはるものがあります。調べ物をするには良い本だと思いますが、普通の生命科学研究者には通読はちょっと無理な本だと思います。倉谷先生の本は何冊ももっていますが、発生生物学を教えていた私が読み通せたのは講談社現代新書の「進化する形―進化発生学入門」ただ一冊です。https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000313636 お恥ずかしい限りですが、この本は通読できました。倉谷先生の本の中では一番読みやすい本だと思いますのでおすすめします。私は良い講義というのは、それを聴いた後、その講義で取り上げているテーマを自分で調べて理解できるようになるような講義だと思っています。この現代新書はそういう良い講義に相当する本だと思います。大学で岡田節人先生の講義を聴きましたが、先生の講義は良い講義でした。終わった後、その講義の要点はこれと、これだったと短く要約できる講義で、講義内容は忘れませんでしたし、自分で他の本を読むのにも役立ちました。これと正反対だったのは特別講義にこられた光合成の先生です。出版されたばかりのご自分の光合成の本の内容を、2日ほどで最初から最後までプリントを配りまくって講義されました。量が多すぎて結局、頭にはなにも残りませんでした。先生の本を買って持っていましたが、講義を聴いたあと、その本を読む気も失せました。倉谷先生の現代新書は岡田先生の講義のほうに近いので、是非手に取ってみてください。おすすめします。 Kindle版もあります。

プログラミング言語Rのすばらしい初学者向き教材を紹介します。

プログラミング言語Rのよい教材が公開されています。
https://comicalcommet.github.io/r-training-2022/
名古屋大学理学研究科の石川 由希先生が公開してくださっている
「Rを用いたデータ解析の基礎と応用2022」というスライド形式のR入門教材です。ざっと拝見しましたが、これは初学者にとって最高の教材だと思います。まずRとRStudioのインストールの解説から始まり、なぜ再現可能な「研究実施手順の記録」が必要か、それにはどうするかという問題意識をもたせて、研究の再現可能性をどう実現していくかもわかるように構成してある優れた教材です。実習から生まれた教材だそうで、参加者からのフィートバックが反映されているので、ものすごくわかりやすい教材になっています。グラフの書き方や生データの整形、統計解析も詳しく解説されています。これ一つでデータ解析の入門としては必要十分だと思います。おすすめの教材です!
下のリンクにある、「
進化学実習2022牧野研の資料も参考になりますのでご覧ください。これは東北大学 生命科学研究科進化ゲノミクス分野 牧野研究室の 岩嵜 航先生による教材です。
https://heavywatal.github.io/slides/tohoku2022r/

Algorithms for Decision Makingという教科書が無料公開されています。

Decision Making Under Uncertainty についての教科書(Algorithms for Decision Making)が無料公開されています。紙の本(マサチューセッツ工科大学出版会発行)は8月にでるそうで、Kindle本は今でも買えるみたいです。スタンフォード大学の先生たちが書いた本で、著者の一人はDecision Making Under Uncertainty という本をすでに書いている方です。限られた情報のもとで事故がおこらないように航空管制を行い、危険を察知して警告をだすようなシステムはこうしたdecision makingの例です。こうしたdecision makingは人工知能AIの実装にも不可欠で、この本は不確実、不確定な要素が含まれている条件のもとで、最善の行動方針を導くためのアルゴリズムを解説してくれています。プログラミング言語としてはJuliaを使っており、必要な数学(大学卒業レベル)をまとめた付録がついています。ぱっとみた感じ、すっきりした説明がしてあるので下手な解説書を読むよりは要点がわかりやすいと思われます。
サイト https://algorithmsbook.com/のDownloadをクリックして開くページで、最初の文”The full book is available as a PDF.”のPDFの部分にリンクがありますので右クリックでsave asをするか、クリックしてブラウザでpdfを開いて表示して保存することができます。興味のある方はご覧ください。スタンフォード大学ではこの本を教科書にした講義も公開するようですのでチェックしてみてください。https://web.stanford.edu/class/aa228/cgi-bin/wp/

「リンドバーグ第二次大戦日記」と「続・英語と私」

AmazonのKindle unlimitedを先日解約したのですがプライムデーのキャンペーンに99円 3か月間の契約というのがあったのでまたKindle unlimitedの会員に戻りました。以前書いた10冊しか同時に借りられないという制限は20冊までに緩和されたようです。いろいろな本がありますが、リンドバーグ第二次大戦日記(上、下)の(上)がKindle unlimitedに入っていました。去年会員だった時には(下)のほうが読めて(上)は読めませんでした。この(下)ですがリンドバーグが第二次大戦中、太平洋戦線を回っていた時の日記があって去年読んで衝撃を受けました。アメリカ軍が、ナチスのユダヤ人に対して行った戦争犯罪と同じ戦争犯罪を、日本人に対しておこなっているという意味の言葉に驚きました。米軍は日本兵が降伏してきても捕虜にせずに虐殺していたという話です。我々は捕虜はとらないんだという言葉。そして日本兵の持ち物を戦利品として持ち帰る米兵の姿、米軍の戦争犯罪の記録ですが、なぜかあまり注目されずひっそりと文庫本で刊行されている本です。勝てば官軍という話です。本当にリンドバーグがこの訳書に書いてあるようなことを書いたのかどうか疑問になったので、さっそくInternet Archiveで検索するとBooks to Borrowの中に原書がありました。
https://archive.org/details/wartimejournalso0000lind
The wartime journals of Charles A. Lindberghというタイトルです。
タイトルにwartime journalsという言葉があります。私達はジャーナルというと研究成果を投稿する専門誌(雑誌)が思い浮かびます。Wisdom2の英和辞書でjournalという単語を調べてみると、「専門誌」という私達が良く使う意味のほかに、「日誌、日記」という意味ものっていました。さらに「diaryより詳細な記録で、時に著名人の手による本を指す」という註も書かれていました。

ということで、これは大西洋単独無着陸横断飛行に成功した(翼よあれがパリの灯だの主人公)リンドバーグの第二次世界大戦のときの従軍日記という本です。さっそくInternet Archiveで貸出手続きをして本を表示し、japという日本人の蔑称で検索してみました。するといろいろ日本兵についての記事がでてきて、翻訳どおりの記述もみつかりました。戦争とはいえ、従軍して投降したのに殺された日本兵が多数いたということで、ご家族の皆さんの無念を思います。一方、先日紹介していた松本亨先生が書かれた自伝 「続英語と私」には、
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2489884
硫黄島の激戦で負傷した兵隊に対して、松本先生が米国でなさった講演の後、「日本兵は白旗をかかげて来ながら、救いに行ったら俺に向かって銃を放ったのはどうゆう訳か」と松本先生に聞いてきた(続・英語と私、147ページ)という話ものっていました。こういう相互の憎しみを生み出す出来事が、どうしたら二度とおきないようにできるのでしょうか。ただ嘆いたり、こんなことが二度と起きないようにすべきだと思います、などと言うだけではだめなことは歴史が証明しています。プラカードをもって反戦平和を唱えても戦争は今も起こっています。具体的にどういう方策を実施するのが有効なのかを、真剣に議論すべきだと思います。

随筆集 「わが師・わが友」を紹介します

大雨のところもあったようですが、福岡は夜明け前の驟雨の後は、陽が時々さし、午後は快晴の時間も長かったです。アサガオも庭に咲いています。
今日は忙しかったのでいつもの国立国会図書館デジタルコレクションの個人送信資料の紹介をすることにします。
エッセイで「わが師・わが友」という本があります。

第一と第二が発行されていてどちらも有名な科学者の随筆です。
目次とリンクをあげておきますのでご覧ください。
わが師わが友 1
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2421413
目次
・ 序
・ 印象的なアマカラ採点法 服部静夫/p7
・ 仁科先生の温情に泣く 朝永振一郎/p15
・ 農芸化学の黄金時代 坂口謹一郎/p27
・ 真島先生の牽引力 野副鉄男/p39
・ 京都の数学山脈 秋月康夫/p53
・ 悪口をいわぬ人々 茅誠司/p65
・ 高分子化学の開拓者たち 桜田一郎/p77
・ 罪深き青春の記 伏見康治/p93
・ 悔い多き〝反逆児〟の頃 松浦一/p121
・ 誤解の中の橋田邦彦先生 本川弘一/p139
・ 『航空力学』の小野正三氏 谷一郎/p150
・ 初の女性博士となるまで 保井コノ/p163
・ 地震に弱い長岡先生 松沢武雄/p178
・ 油壺を去来した人と言葉 団勝磨/p193
・ 齢三十にして表現の大事さを知る 堀内寿郎/p206
・ 修道院なみの教育を憶う 小川鼎三/p219
・ 川は流れている 安芸皎一/p230
・ 風変りな進学の動機 古賀逸策/p243
・ 執筆者略歴

わが師・わが友 2
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1371042
目次
・ 心かよわす世界の星々 萩原雄祐/p5
・ 同僚・先輩としての三先生 吉田洋一/p19
・ 研究と教職を両立させた陰の力 玉虫文一/p30
・ 薬学を志してから 宮木高明/p43
・ 水青き吉野川のほとりにて 井本稔/p58
・ 叱らない先生と頭の上がらない先生 永田武/p73
・ 埒外にのびる弟子を評価した先生 桑原万寿太郎/p89
・ 先輩から受けついだ学問の悩み 永宮健夫/p103
・ 微鉱物と鈴木梅太郎先生 須藤俊男/p117
・ 分裂病の研究をめぐる師と友 台弘/p131
・ わけもわからず化学科へ 三宅泰雄/p147
・ チトクロム研究をめぐって 森健志/p161
・ 実験物理学と西川正治先生 熊谷寛夫/p177
・ 私の情報理論の温床 喜安善市/p193
・ 大阪の生化学の流れの中で 須田正巳/p209
・ 菊池先生とその研究室 渡瀬譲/p227
・ 極低温物性にたどりつくまで 神田英蔵/p240
・ 自慢のわが師わが友 矢野健太郎/p255
・ 諸先生とあまのじゃく 高橋秀俊/p269
・ 執筆者略歴

今日は祇園山笠のフィナーレ 追い山のひきやまが博多の町を駆け抜けました!

今朝は博多祇園山笠2022のフィナーレ、追い山笠(追い山)が雨の中 3年ぶりに開催されました。コロナで二回実施できなかったので久しぶりの追い山笠です。地デジの中継で見ました。下のビデオはRKB放送の期間限定配信動画です。

https://youtu.be/b9Q7Nj6RdZY

https://youtu.be/b9Q7Nj6RdZY
動画をみてもらえば、こんな感じのお祭りということがわかると思います。
博多祇園山笠はユネスコ無形文化遺産です。https://www.hakatayamakasa.com/
この動画の最期の方にでてくる千代流(ちよながれ)は、
https://www.hakata-yamakasa.net/yamakasamap/category/chiyo-nagare/
私のいた九州大学医学部キャンパスに近いところの町内がかつぐので、いつも応援しています。今年は7番目に櫛田神社入りしたのですが、5キロほどの行程の完走タイムは3年前のコロナ以前のタイムを大幅に更新し、さらに今回はトップと19秒差の堂々2位だったので大喜びです。千代流の舁き山笠(ひきやまがさ)は期間中に私の子供たちの通っていた高校の運動場にもはいってくれるのです。また身をきよめる真砂をとりにいって沈む夕日に柏手を打って安全を祈願する7月9日 の「全流お汐井とり」(ぜんながれ おしおいとり)の時には、午後6時から7時過ぎにかけて九大医学部の塀の外を「おいさおいさ」のかけごえをかけながら筥崎宮(はこざきぐう)の浜辺(箱崎浜)まで子供たちを含めて、提灯を先頭に行進するのを毎年みかけたものでした。
https://www.hakata-yamakasa.net/word/oshioitori/
マスクのいらない山笠が来年は実施されることでしょうね。

高木貞治の著作を現代仮名遣いに直した本や、最新の物理、数学、IT関係の本が読めるおすすめサイトの紹介です。

さきほどネット検索をしている途中で偶然見つけた、とても役立つサイトを紹介します。国立国会図書館デジタルライブラリにはいろんな本がありますが、古い本は旧仮名遣いなどで読み難いです。こちらのサイトでは、そんな本を現代仮名遣いに直してアップロードされています。ていねいな著作権処理の説明もありますのでおすすめです。https://linesegment.web.fc2.com/
有名な高木 貞治の著作、「数の概念」、「初等整数論講義」、「増訂解析概論」、「代数的整数論」、「代数学講義改訂新版」などがあるほか、物理学の本などもあります。

またネットで読める数学の書籍
https://linesegment.web.fc2.com/books/onlinefree/Mathematics_books.html
や物理学の書籍
https://linesegment.web.fc2.com/books/onlinefree/Physics_books.html
IT情報学の書籍
https://linesegment.web.fc2.com/books/onlinefree/Infomatics_books.html
などのリンク集もあります。これらは最新版の現代の書籍です。このブログで紹介した田崎先生の物理数学の教科書へのリンクなどものっています。https://www.gakushuin.ac.jp/~881791/mathbook/
その他の興味深いリンクも満載ですのでご覧になることをお勧めします。