「データサイエンスのための確率入門」というわかりやすい英語の学部生向け教科書(無料)があります。

確率についての英語の無料で読める教科書には以前紹介したProbability in Electrical Engineering and Computer Science An Application-Driven Courseがあります。
また別の英語の教科書でIntroduction to Probability for Data Science (Stanley H. Chan著、Purdue大学の先生です)というのがありますので紹介しておきます。https://probability4datascience.com/index.html から無料で読んだり、ダウンロードできます。また講義ビデオ、スライドの他、RやPython,Julia、 MATLABのコードもダウンロードできるのはありがたいですね。一部の練習問題については解答のビデオもみられます。電子工学やコンピューター科学、データサイエンスを学ぶ学部生向けのすぐれた教科書です。著者の序文にこの教科書の特徴と読者対象、内容などわかりやすく紹介されていますので是非こちらのリンクをクリックしてご覧ください。また著者は最近の教科書の値段が高すぎるので、無料で学べる教科書を公開しているのだそうです。https://probability4datascience.com/preface.html

以下は昨年二月末の記事の再録です。
2022/2/28
Jean Walrand先生はアメリカの名門校カリフォルニア大学バークレー分校のElectrical Engineering and Computer Science部門の教授で確率過程や制御理論の巨匠だそうです。先生はSpringerから2021年にProbability in Electrical Engineering and Computer Science An Application-Driven Courseという確率論の教科書を出版されています(Amazonで絶賛されています)。これは以前の教科書の第二版だそうで、2021年出版の電子ブックはオープンアクセスで誰でもダウンロードして読むことができます(pdfとepubがダウンロード可能です)。確率論の基礎は付録にまとめてあって、本文は実例を通して確率論の応用を学べるようになっています。ネット検索のページランクを材料にMarkov Chain(マルコフ連鎖)を学ぶなど、具体例の扱い方を通じて実践的な確率論を学べる本のようです。初版ではMatlabを使う練習問題を載せていた
そうですが、今はほとんどの学生がPythonを使うということでPythonで解く練習問題もネットでダウンロードできるようになっています。ただ本文中の本のサポートサイト(Book Site)のurlは間違っています。Python Labとか正誤表とかのリンクではありません。correction to のリンクが載ってない古いページに飛んでしまいます。正しいリンクは次のとおりです。
https://sites.google.com/berkeley.edu/probabilityineecs/home