iPadのWindows版iTuneでのバックアップの方法、およびAffinityのiPad版ソフト3種の無料永久ライセンス取得法の紹介です。

iPadのOSアップグレードとAffinityのソフトウエアの無料でのインストールをやってみました。

私のiPadの空き容量が少なくて、最新版のAppleのOS18.7.1をインストールするのに必要な11GBあまりの空きがありませんでした。それで長いあいだOS17からアップグレードせずに放置していました。今回、使いにくいiTuneを使ってアップグレードを実行してみたのでメモしておきます。

最新版のiTuneをWindows10のPCにインストールしてPCにバックアップをとっておき、iPadにあるディスク容量を食っているKindleやその他の電子書籍リーダーのデータを削除、その後iTuneをつないでWindows10上で動くiTuneでiPadOSをアップグレードしました。その後、Kindleのデータや電子書籍リーダーのデータを戻して無事アップグレード完了しました。

注意点がいくつかあります。
1)iTuneは絶対Microsoft Storeからインストールしてはいけません。Appleの公式ページにいってもMicrosoft Storeからインストールするように書いてありますがこれは禁物です。https://www.apple.com/jp/itunes/にいって、下の方にある、「ほかのバージョンをお探しですか?MacOS>, Windows>」の部分でWindowsをクリックします。すると新しいページが開くので、「今すぐWindows用のiTunesをダウンロード(64ビット版)」をクリックしてダウンロードしてください。Microsoft Store版のiTuneはUWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリといわれるもので、Appleの提供するiTuneに付随するサービスなどが欠けているようです。私は最初これをインストールしたのですが、iPadをUSBケーブルでつないでも時々しか認識してくれず、また認識してもかならず0xE800000Aエラーが出て使い物になりませんでした。Microsoft Store版のiTuneを完全にアンインストールした後、上のApple版のiTuneをインストールすると、うそのようにエラーが消えてスムーズにバックアップが作成できました。電子書籍版のデータもアプリがiTuneに対応していたため、データをPCにバックアップできてよかったです。

2)このバックアップですが、昔はバックアップを日付管理していたのでバックアップは複数個PCに保持できて、どのバックアップから復元するかはプルダウンメニューで選べました。久しぶりにiTuneを使ってみて驚いたのは、バックアップは一つだけしか保持されないように仕様変更されていたことです。新しいバックアップをとると、前のバックアップは上書きされて消えてしまいます!保存しておきたければ、バックアップを別の場所にコピーして保存しておき、復元する時に元のフォルダに戻すようにする必要があるのです。これは重要ですので覚えておいてください。

たとえば、iPadのバックアップ後、Kindleや電子書籍、写真データなどを削除して空き容量が増えたiPadをつなぐと、iTuneがiOSのアップグレードができますがやりますか?ときいてきます。「はい」でアップグレードを始めるとバックアップをとりますか?ともきいてきます。バックアップするを選んでしまうと、1)で復元のためにつくっておいたバックアップが、空き容量の増えた今回PCにつないだiPadのバックアップで上書きされてしまうので注意してください。上に述べたように、昔は上書きしなかったので今回、バックアップが消えてしまっていてびっくりしました。コピーしてとっておいたバックアップにバックアップを入れ替えれば復元できます。

3)Kindleのファイル削除については次の方法をおすすめします。
KindleのiPadアプリの場合、ソフト本体は残しておいてライブラリの本を複数選択してアクションメニューから『この端末から消去』を選んでファイルだけ削除しておくと復元にとても便利です。削除した本のファイルは消えますが本のアイコンは残ったままでチェックが入っていない状態になります。ライブラリには端末から削除された本のアイコンが残っていますので、どんな本がライブラリにあったかが一目瞭然です。バックアップを誤って上書きしてしまったとしても、Kindleのライブラリにある本の表紙などのイメージをクリックすれば、Amazonから再ダウンロードされてまた読めるようになります。Kindle本の削除は「この端末から削除」を使うことがおすすめです。

iPadの空き容量が増えたので、今話題のAffinityのiPad版(AdobeのPhotoshopなどのソフトに似たソフトであるAffinity Photo 2, Affinity Designer 2, Affinity Publisher 2)の無料でのインストールを試してみました。これら3つのiPad版のソフトが無料で使えるようになると評判です。今晩やってみたらまだ3本とも、0円で購入できたので必要な方は是非ためしてみてください。それぞれ1ギガ以上のサイズのソフトですので空き容量が減りますが Affinity Photo 2, Affinity Designer 2, Affinity Publisher 2の3本のソフトが無料で永久ライセンス取得できました。
やり方はこちらのサイトをご覧ください。一つ入れてしまえば、あとの2本のインストールと永久ライセンス取得(0円での購入)はスムーズにすすみます。

【10/30まで?】買い切り2,440円×3本のデザインアプリが無料!Affinityを今すぐゲットする方法
https://note.com/n_studio/n/ndf958b4a0225

自らのコードを書き換えて賢くなるAIが出現したようです!

AIが自分で学習して性能をあげるようにするというのは素人でも思いつくアイデアです。それが実現してきたというツイートをみかけたので紹介します。

 

 


こちらに本家のサイト、GitHubのサイトのリンクもペーストしておきます。
Self-Adapting Language Models
https://jyopari.github.io/posts/seal

プレプリントはこちら。
https://arxiv.org/abs/2506.10943

GitHubのコードやデータがあるページはこちらです。
https://github.com/Continual-Intelligence/SEAL

複数のAIを相互に競争させて学習させるとかも思いつきますよね。
そうしたこともどんどん進んでいるのだと思います。

2025年のノーベル物理学賞の日本語解説動画と記事の紹介。

10月7日の記事で次のように書きました。

『今日のノーベル物理学賞は量子力学100年ということで、トンネル効果の研究者が受賞したようです。ノーベル賞を最年少で受賞したジョセフソンの研究を発展させた巨視的な電気回路でのトンネル効果の研究らしいですが、物理学の方の解説を読んでみたいと思います。ジョセフソンはノーベル賞受賞後は超常現象の研究にシフトした人ですね。』

物理学者の方の今年のノーベル物理学賞の解説があったので紹介します。
物理学者とティータイムのYouTubeチャンネルの動画です。LEOさんの解説記事もあります。

動画がわかりやすいので、動画をみてから解説記事を読むのがおすすめです。
『2025年 ノーベル物理学賞 物理学者対談【ゲスト:富谷先生】』
https://www.youtube.com/live/pSlez4aK9Yw?

2025年ノーベル物理学賞解説 (無料記事)
https://note.com/metoro/n/nc63135ce7ece

レオナルド・ダ・ヴィンチの科学についての講演や資料が公開されています!

レオナルドダビンチの研究で有名なMartin Kempさんによる英国The Royal Institution での講演。

The scientific mind of Leonard Da Vinci – with Martin Kemp
https://youtu.be/TlJ-FpVlgVI?

科学史家で美術史家のケンプさんによるダビンチの科学についての講演です。
2025年9月27日に開催された講演会の記録です。How to think like Leonardo da Vinci?という動画の最初の画面のタイトルが月並みで面白いですね。

講演中に多くのダビンチのノートブックからの絵がでてきます。国立国会図書館デジタルコレクションで検索してみるとなんと岩波から出版された高価本マドリッド手稿全巻が読めるようになっていました!リンクを以下に貼り付けておきます。ダビンチの生涯についての本もいろいろ読めます。よさそうな本3冊のリンクも載せておきます。特に最後の本は付録も充実していておすすめです。

405) レオナルド・ダ・ヴィンチ [著]『マドリッド手稿』1巻,岩波書店,1975. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12420009 (参照 2025-10-15)

406) レオナルド・ダ・ヴィンチ [著]『マドリッド手稿』2巻,岩波書店,1975. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12420010 (参照 2025-10-15)

407) レオナルド・ダ・ヴィンチ [著]『マドリッド手稿』3巻,岩波書店,1975. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12420013 (参照 2025-10-15)

408) レオナルド・ダ・ヴィンチ [著]『マドリッド手稿』4巻,岩波書店,1975. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12420014 (参照 2025-10-15)

409) レオナルド・ダ・ヴィンチ [著]『マドリッド手稿』5巻,岩波書店,1975. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12420017 (参照 2025-10-15)

410) 松井喜三 編集・解説『レオナルド・ダ・ヴィンチ解剖図集』,みすず書房,1971. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12670972 (参照 2025-10-15)

411) 高津道昭 著『レオナルド=ダ=ヴィンチ鏡面文字の謎』,新潮社,1990.8. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/13262703 (参照 2025-10-15)

412) 加茂儀一 著『レオナルド・ダ・ヴィンチ伝 : 自然探究と創造の生涯』,小学館,1984.4. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12420088 (参照 2025-10-15)

有機化学を学ぶのに最適な諸藤 達也さんのYouTubeチャンネルやホームページ、有機化学入門書の紹介です。

以前紹介したことがあるもろぴーさんの有機化学について学べるチャンネルの再紹介です。
【もろぴー有機化学・研究ちゃんねる】
https://www.youtube.com/@morop_/featured
有機化学を学ぶのに最適の諸藤 達也さんによるチャンネルです。
https://moro-chemistry.org/youtube
YouTubeチャンネルだけでなく、ホームページもあって、有機化学のみならず研究の仕方、ポスター発表の仕方、重要な論文解説など多彩な内容で勉強になります。
【有機化学論文研究所】
https://moro-chemistry.org/
このサイトの中にはこんなページもあって、高校生も是非読んでみてください。
『女子高生と学ぶ有機化学』
https://moro-chemistry.org/page-1610
本も書いておられて評判が高いです。
『文系でも3時間でわかる 超有機化学入門
-研究者120年の熱狂-』(裳華房)
https://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-3519-9.htm

動画の一例を埋め込んでおきます。
https://youtu.be/gixGKKA_MFw?

以前の記事もリンクを埋め込んでおきます。

有機化学を理解するための動画チャンネル

AIを医学研究にどう役立てるのか?AIの原理から発展史、そしてその医学への応用例を学べる素晴らしい動画がありました!

MITとHarvard大学が運営しているBroad Instituteの、MPG primerの最新動画(10月2日の講義)を紹介します。
MPGについてはこちらの過去記事をご覧ください。

遺伝学の基礎が学べるMPG Primerの入門動画が公開されたので紹介します!

今日紹介する動画は、医学へのAIの応用の歴史というもので、ものすごく簡潔明瞭にLLMの原理、医学への応用例をまとめています。48分ほどの動画ですがこれほど密度の濃い講義を上手にできるのかと感動しました。よい講義ですので是非きいてみてください。

MPG Primer: From Code to Clinic; A History of AI in Medicine (2025)
https://youtu.be/BpogXKJgrr4?

Medical and Population Genetics Primer
October 2, 2025
Broad Institute of MIT and Harvard

OpenAIでのプログラム開発現場の秘密が公開されました!

岡野原 大輔さんのツイートをいつも拝見しています。
今日のツイートが驚きだったので紹介します。

まずはx.comやnitterなどで岡野原さんのツイートを読んでみてください。nitterのインスタンスの一つのnitter.netのリンクをあげておきます。どんな動画かが詳細にツイートで解説されているのでまずお読みください。
https://nitter.net/hillbig
読んだ後に見るべき、OpenAIの動画も埋め込んでおきますのでご覧ください。

Shipping with Codex
https://youtu.be/Gr41tYOzE20?

私はCodexって何?という段階ですので、動画をみてもよくわかりません。それでまずCodexについて調べてみました。Codex は、OpenAI が開発したコード生成に特化した AI エンジンの総称です。VSCodeでも使えるようになっており、プログラムの作成に革命をおこしているといわれています。自然言語での指示や既存コードの文脈を読み取ることができ、コードの修正や作成をはじめとしてプログラム作成に大いに役立つ機能を備えています。動画ではCodexを使ってOpenAIのメンバーがどのようにプログラムを開発しているかが説明されています。OpenAIのプログラム開発現場の秘密の公開です。
新時代のプログラム開発の様子がわかる動画です。Codexを活用していますので、まずMicrosoft有志による次のZennの記事を読んでからご覧になることをお薦めします。Codexがどんなものかがよくわかる記事です。以下のリンクから読んでみてください。
『Codex を完全に理解する会』 2025/10/04に公開
https://zenn.dev/microsoft/articles/codex_fully_understood

数学的知識の限界に挑む!SFみたいなSFI(Santa Fe Institute)の動画が面白そうです!

今日はWindows10のサポートが切れるのに備えて、手持ちのWindows10で動いてパソコンにWindows 10 ESU(Extended Security Updates、拡張セキュリティ更新プログラム)の設定を行いました。Microsoftアカウントでログインすると簡単に一年間のESUプログラムが契約できて無料でした。OneNoteなどをいつもつかっていて、システムバックアップができているのでスムーズでした。ネットでいろいろやりかたがでているので検索してみるとどなたでも簡単に加入できると思います。しかし、結構新しいコンピュータで問題なく動いているものがアップグレードできないので、買い替えが必要というのはこまったものです。

さて今日はいつものサンタフェインスティチュートの動画です。これはめちゃめちゃ面白そうです。
How Much Math Is Knowable?
https://youtu.be/dQC7AIT91_g?

 

ゲーデルの不完全性定理などからはじまって、AIと量子コンピュータ時代の数学的知識の限界に挑むSF的アイデアもでてくるようです。
見るのが楽しみな動画です。

プログラムのデバッグについて学べるオンライン本がでています。

The Debugging Book: Introduction to Debugging
https://youtu.be/bCHRCehDOq0?

オンラインで読めるばかりか、
https://www.debuggingbook.org/
Jupyter Notebooks版もあるのでコードを実行しながら学べます。
Pythonコードも、スライドもダウンロードできます。
本の究極の目的は自動でデバッグをするシステムをつくることです。著者はドイツの大学教授です。

私のような素人がコードをChatGPTなどにデバッグしてもらう際にも、常識として心得ておくべき点が学べるので役立ちそうです。

AIを使った数学研究の現状を一般向けに概観する動画(The Royal Institutionでの講演動画)がでています。

AIがAGIになったら、リーマン予想とかの証明もできるようになるのでしょうか?今やAIは数学オリンピックの金メダルレベルの性能を示しているので、実際の数学の研究にAIはどのくらい役立つのかとみんな興味深々だと思います。その点について解説している動画があったので埋め込んでおきます。
Mathematics: The rise of the machines
https://youtu.be/oOYcPkBaotg?

演者はYang-Hui 教授。 the London Institute for Mathematical Sciences のフェローで、中国のNankai UniversityのChang-Jiang Chair professor です。 Princeton大学を卒業後、 博士号 をMITで取得, 幾何学・数論・ひも理論の専門家で、2017年からAIを利用した数学上の発見を以下に行うかの研究を続けているそうです。ちょっとみただけですが、とても面白そうな講演なので週末などに見てみようと思っています。