「赤毛のアン」や、「アルプスの少女ハイジ」をとりあげたNHKの100分de名著はおすすめです。

今日は計算生命科学の基礎10の講義の第二回目でした。「タンパク質の機能の進化とその情報解析」というタイトルの講義です。
http://www.eccse.kobe-u.ac.jp/dうistance_learning/life_science10/#lec2
九大で博士の学位をとられて九大医学部の生医研の教授もされていた藤 博幸(関西学院大学)先生のわかりやすい講義でした。
タンパク質タンパク質相互作用の解析やネットワーク解析は、私もやっていましたが全部論文を読みながら手探りでやっていたもので、独学では気付かなかった点も理解できて大変役立つ講義でした。
後半三分の一にあたる部分、ネットワーク解析とネットワークの中心性の話などはこの講義を契機にいろいろ調べてみようと思いました。

話は変わりますが、今、NHKオンデマンドというのを試しています。NHKは無料お試しはやっていないので、U-NEXTの無料お試しを契約して付与されるポイントを利用して、安く一か月のお試しをしているところです。「人類誕生」というNHKスペシャルをみたかったのでNHKオンデマンドをAmazonで見ようとしたのですが、なぜか「人類誕生」の第一回は配信されないとのことでした。探すとU-NEXTで配信しているのがわかったので、U-NEXTの無料お試しを申し込んだという経緯です。

NHKオンデマンドにはいろんな番組があって面白いです。今は100分de名著の見逃していた回をいろいろ見ています。「赤毛のアン」とか、「アルプスの少女ハイジ」とかの回をみましたが、どちらもよい番組した。いわゆる神回でした。「赤毛のアン」は茂木健一郎さんが「赤毛のアン」の大フアンだそうで、解説役でした。ほんとうにこの本がお好きなようで、この作品を熱く語られていて、いろいろ知らなかったことがわかって原作をじっくり読んでみたいと思うようになる、よい番組でした。「アルプスの少女ハイジ」のほうも同じく、感動的な番組でした。ドイツ文学者で早稲田大学教授の松永美穂さんの解説で、アニメとは違う原作のよさがよくわかりました。原作の第一巻では、クララは立たないのも驚きでした。松永先生は角川文庫から「アルプスの少女ハイジ」の原作の完訳をだしておられます。AmazonのKindle unlimitedで無料で読めることがわかったので、早速読み始めているところです。ハイジは最近、NHK BSでやっていた実写映画版をみました。この映画がアニメよりは原作に近いんですね。

100分de名著にはほかにも面白そうなものがいろいろあります。スピノザのエチカとか、ソラリス、万葉集や源氏物語、荘子、パンセ、茶の本などなど面白そうなタイトルが並んでいます。生命科学関係では種の起源や、細胞周期の研究でTim Huntさんと同時にノーベル賞を受賞したポール・ナースさんの「HAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か」もとりあげられていました!
https://www.diamond.co.jp/book/9784478111079.html