岡潔関係の本を少し紹介します。

私の中・高校生のころは、国語の教科書に岡潔の「春宵十話」にのっている随筆がとりあげられていたりして、岡潔の随筆をよく読みました。NHKのFMラジオでも岡潔さんと秋月康夫さんの対談が放送されていて、録音して聴いていたのを思い出します。岡潔は文化勲章を受賞した有名な数学者で、九州大学におられた数学者の高瀬正仁先生は岡潔関係の本 (岩波新書をはじめ、すぐれた評伝や岡潔の数学的業績を解説した数学書など)を沢山執筆されています。湯川秀樹や朝永振一郎に数学を教えた先生でもあります。このごろ岡潔に興味をもつ人が多いようですので、今日は国立国会図書館の個人送信資料などで読める岡潔の著書や関連書を一部紹介してみます。

春の雲 1967年刊 講談社現代新書 https://dl.ndl.go.jp/pid/2934437
月影 1966 年刊 講談社現代新書 https://dl.ndl.go.jp/pid/2934709
昭和への遺書 月刊ペン社 https://dl.ndl.go.jp/pid/2934708
春宵十話 https://dl.ndl.go.jp/pid/2932270/1/95 これは十話だけ収録した随筆選集の一部です。
岡潔が随筆の中でたびたび触れている建国新書という本も個人送信資料で読めます。古本では高値がついている本です。
建国新書 胡蘭成 著 中日新聞社東京本社東京新聞出版局
https://dl.ndl.go.jp/pid/3446248