指紋の形成がTuring (チューリング)の反応拡散方程式で記述できるそうです。

有名な雑誌Cellに指紋はTuringの反応拡散系で形成されるという論文がでました。オープンアクセスの論文ですので興味のある方はご覧ください。具体的に反応拡散している分子も同定されておりしっかりした研究です。
https://doi.org/10.1016/j.cell.2023.01.01
やさしい解説は英語ですがこちらなどにあります。
https://www.sciencealert.com/theres-an-amazing-link-between-zebra-stripes-and-how-our-fingerprints-grow

このブログでも何回か、Turingのモデルについて書きました。

生物の形態形成の理論 Turingの反応拡散モデルのその後

おすすめの数理生物の教科書「発生の数理」(三浦岳著 京都大学出版会)について

上の過去記事で紹介したものより古い動画ですが、参考になる動画を二つ紹介しておきます。
1)「第54回科学技術映像祭」教育・教養部門優秀賞受賞  2012年10月放送作品
シマシマの謎 動物の模様を“数学”で解く? | ガリレオX (2012年)第38回
https://youtu.be/LcLKQSQGlcU
あるいは、
2) 日本物理学会 2017 年度公開講座「生物の模様ができるしくみ」 近藤 滋 日本物理学会チャンネル
https://youtu.be/PhQZsS0_bhY