九州大学箱崎キャンパスが登場する映画―怪人二十面相伝

K-20という映画です。九大ロケが行われました。
https://youtu.be/xKf5_lnssIU

怪人20面相伝というサブタイトルの映画で、平行世界の私達の歴史とは異なる発展をとげた帝都日本が舞台の映画です。怪人20面相と明智小五郎の対決などがテスラの遺産をめぐって描かれている映画 (2008年の作品)です。金城武・松たか子・仲村トオル・國村隼・高島礼子さんなど豪華キャストが出演されています。この映画、九州大学箱崎キャンパスでロケが行われたので有名です。いまはもう箱崎キャンパスから消えてしまった建物がちらちらとでてきて、九大箱崎キャンパスで過ごしたことのある人にはなつかしい映画になっています。映画撮影後、九大での試写会が箱崎キャンパスの中央大講堂で行われて見に行った人も多いのではないでしょうか。以下のリンクなどで映画の中にどこがでているか確認してからみてみるとよいでしょう。

http://hakozaki-kyudai.com/c3_campus/c3_sp1_k-20_i.html
http://hakozaki-kyudai.com/c3_campus/c3_sp1_k-20.html

ちょうど近所の図書館で「絵葉書が映す九州帝国大学と箱崎」(長副博之著・海鳥社)
http://kaichosha-f.co.jp/books/history-and-folk/5726.html
という面白い本を借りてきて読んでいるうちにこの映画があるのを思い出しました。こちらの本は九州大学箱崎キャンパス、医学部キャンパス、福岡高校、教養部など九大とその周辺の歴史を、古い写真や絵ハガキを通じて教えてくれるよい本です。以前紹介したアインシュタインの治療をした医学部の三宅速教授の話や、心臓拍動のメカニズムを解明してペースメーカーの父と呼ばれる田原淳教授の紹介もしっかり書かれています。箱崎や馬出キャンパスで過ごした方が読むと、ああ、あそこは昔こんなんだったんだなどの感慨もひとしおという本になってておすすめします。

以下のAmazonのリンクにはサンプルページものっているので一度ご覧になって購入の参考にされるといいと思います。
https://www.amazon.co.jp/%E7%B5%B5%E8%91%89%E6%9B%B8%E3%81%8C%E6%98%A0%E3%81%99%E4%B9%9D%E5%B7%9E%E5%B8%9D%E5%9B%BD%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E3%81%A8%E7%AE%B1%E5%B4%8E-%E9%95%B7%E5%89%AF-%E5%8D%9A%E4%B9%8B

追記;是非読んでいただきたい本である「アインシュタインからの墓碑銘」についてはもう一本記事を書きました。こちらからご覧ください。この本はKindle版もでていて手軽によめるので是非読んでみてください。

アインシュタインの旅日記とアインシュタインからの墓碑銘の話―アインシュタインが訪れた九州大学と福岡(その5)