エピジェネティクスについてわかりやすく、かつ本格的に解説してある入門書(教科書)を紹介します。

昨日は投稿にタイトルをつけるのを忘れてしまいました。すみません。「21世紀の量子コンピュータ時代に量子力学の骨組みを理解するための本の紹介です。」というタイトルです。
今日はエピジェネティクス (epigenetics)のオープンアクセスの入門書を紹介します。
epigeneticsというのはLife Science Dictionaryによると、
「epigenetics **
(DNA配列には変化がないがメチル化等により細胞分裂を経て伝達される遺伝子機能の変化とそれを扱う学問領域) エピジェネティクス, エピジェネティックス, 後成遺伝学 」
とあります。脳科学辞典のエピジェネティクスの項目もご覧ください。
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E3%82%A8%E3%83%94%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%8D%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%AF%E3%82%B9
このエピジェネティクスについてとてもわかりやすく、かつ本格的な入門書が出ているので紹介しておきます。Springer NatureからでているIntroduction to Epigeneticsという本で、手っ取り早くエピジェネティクスとは何かを身につけたい人におすすめの本です。クロマチンの構造、ヒストンの修飾、RNAの役割などが動物、植物両方についてスイス人著者によって、わかりやすく解説されています。修士、博士課程の学生向けの教科書ということですが、日本の学部学生なら楽に読みこなせる、よい入門書だと思います。ダウンロードはこちらから可能です。
https://link.springer.com/book/10.1007/978-3-030-68670-3

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https://link.springer.com/book/10.1007/978-3-030-68670-3#affiliations