クリスマスイルミネーションが灯りました!本の紹介は「算法少女」です。

今年は近所の公園のイルミネーションが11月28日に点灯しました! 今までになかった早い点灯です。さっそく今夜近くで見にでかけました。子ども達もバスの運転手さんも楽しめるきれいな照明です。今年はのぼり階段にもイルミネーションがついていました。
去年はこんな感じで医療関係者への感謝のメッセージつきでしたが、今年はかわいいイルミネーションでこれもいいですね。

コロナに負けんばい―Christmasイルミネーション2021が灯っていました!

今日は面白かった歴史小説を紹介しておきます。「算法少女」という小説です。このタイトルは実在の和算(日本で発達していた数学)の本の題名からとられたものです。江戸で医者をしていた父と、父から和算を教えてもらった娘の合作の和算書で国立国会図書館にも所蔵されています。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3508165
この歴史小説の著者の遠藤寛子さんは小学校3年の時、お父さんが「日本にも昔むずかしい算術の本をかいた女の子がいる」という話をしてくれて、簡単にその内容も話してもらったのだそうです。その本の題名が「算法少女」だと聞いたそうで、その本のことがとても印象に残ったそうです。少年少女向けの歴史小説を書いてほしいと出版社から企画を持ち込まれたのを機に、多くの日本の和算研究者の教えをうけながら、国会図書館の本も写しをとって読んで、この少年少女向け歴史小説を書かれたそうです。一度絶版になってしまいましたが、高校などで教材に使っている先生も多く、復刊ドットコムなどでの強い復刊希望が集まったため、ついに復刊が実現し、現在はちくま学芸文庫に入っています。
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480090133/

著者の寄稿されたこの本についての文章もご覧ください。
https://www.webchikuma.jp/articles/-/714

Kindle版もあります。