英語のオンライン辞書と、英語論文の書き方についてのブログの 紹介です。

英語のオンライン辞書と英語での論文の書き方についてのブログを紹介します。

ことのところ話題のDeepLによるオンライン辞書Linguee
https://www.linguee.com/は英語の単語の意味を調べるためにある程度参考になりそうです。ただ普通のオンライン辞書とはずいぶん違うので、今のところ参考程度にしかならないと思います(将来改訂されていくとよいのですが)。

このサイトの検索は、英語から日本語の辞書がデフォルトになっているのですが、英語からドイツ語とか、日本語から英語、英語から中国語などいろいろ設定を変えて検索可能です。これはちょっと調べたいときに便利ですね。検索すると訳が一番上にでてきますが、下の方にあるExternal sources (not reviewed) というところには、検索した単語を含む例文がいっぱいでてくるので、これはコーパスの補助として、とても役立ちそうです。
ただ同じ単語が名詞、動詞などちがう品詞に対応している場合(例えばresultを検索してみてください)でもそれらは無視して、悪い意味で適当な例文を選んできますので、普通の辞書の代わりにはならないと思います。
前に紹介したオンライン辞書 https://www.merriam-webster.com/
を主体に使って、これは参考用に使ってみるのが良いと思います。英和、和英のアプリは私はウイズダム2を使っています。

以前、下に転載した記事で、英語の論文の書き方の参考書やサイトを紹介しました。そこで紹介してあるサイトはとてもよいサイトですので是非参考になさってください。日本語で読みたい人には、よくまとまっている以下のブログの記事をすすめます。ボストン大学で活躍している先生の書かれた記事で、私が紹介していたStyle: Lessons in Clarity and Graceのエッセンスもわかりやすく紹介されています。
https://www.krsk-phs.com/entry/academicwriting

https://www.krsk-phs.com/entry/writing.clearly

以下は今年の4月20日の記事の転載です。

2022/4/20
4/12の記事でElements of Styleという英語の文章の書き方の教科書をネットで検索してみてくださいという問題を出しました。いろんな方法で探し出せると思います。この本に批判的な人が推薦するのは、Clarity and Grace (Joseph M. Williams & Joseph Bizup)という本です。Elements of Styleは米国の英語に多大の害悪を及ぼしたとする批判があり、それについてはWikipediaで、Elements of Styleを検索してみるとよくわかります。https://en.wikipedia.org/wiki/The_Elements_of_Style
Strunkが書いた1918 年発行の初版は以下で読めますし、

https://en.wikisource.org/wiki/The_Elements_of_Style
https://www.bartleby.com/141/index.html
日本語訳はプロジェクト杉田玄白にありましたが、プロジェクト自体が更新を止めているような感じで残念ながらリンク切れのようです。そういう場合に役立つWaybackmachineを使ってみると、ちゃんとこちらから読めます。日本語のみ、英語のみなどのページがあります。Strunk and WhiteのElements of Style 第4版も以下にあってダウンロード可能です。https://archive.org/details/TheElementsOfStyle4thEdition/page/n7/mode/2up
あと論文の書き方の参考になるページも紹介しておきます。

https://www.e-education.psu.edu/styleforstudents/