世界の名著シリーズ、福井謙一先生の量子化学の本、そしてシラードのイルカ放送がオンラインで読めます!

連日紹介している国立国会図書館の個人送信資料ですが、私の持っている本もいっぱい公開されていて面白いです。今日は面白そうな本のリンクをいくつか紹介しますので登録して是非お読みください。

世界の名著 現代科学Ⅱ https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2988842
これにはポアンカレの「科学と仮説」やワトソンとクリックのDNAの二重らせん構造の発見のNature論文、ノイマンの「人工頭脳と自己増殖」の論文、マッカローの「なぜ心は頭にあるか」という論文、そしてセントジェルジの「医学の将来」という論文などがのっています。
世界の名著シリーズにはメンデルの雑種植物の研究が載っている 現代科学Ⅰhttps://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2990581や、ニュートンのプリンキピアの全訳が載っている、「ニュートン」https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2982556。そしてガリレオの巻https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2934598やギリシャの科学https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2935182の巻など面白い本がいっぱいあるので、ご覧ください。

あと変わったところでは、ノーベル化学賞を日本人としてはじめて授賞された福井謙一先生の量子化学という本が公開されています。著者名で検索してもヒットしませんのでこちらのリンクからご覧ください。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2463524

最後に原子爆弾を製造するようにアインシュタインをたきつけて大統領に手紙を書かせた人物 レオ・シラードの本を紹介しておきます。「イルカ放送」というタイトルの短編集で、連鎖反応が爆弾製造につながるのを初めて思いついた彼の本は、政治と科学を考える上で是非読んでおくべき本だと思います。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1697577