研究室のコンピュータのOSをWindowsXPからWindows7に全部変えました(2014.5.27)

私たちはWindowsのパソコンばかり使っているので、Windows XPのサポート打ち切り(4月9日)を前にして、 全部のパソコンのOSをWindows XPからWindows 7に変更しました。
まずWindows XPで動いているパソコンの中にある必要なデータを全部外付けのハードディスクにコピーしてバックアップとします。これはたいそう時間のかかる作業ですが、まあ一日近くかければ終わります。(あっと言う間に終わったとしたらコピーではなくて、外づけハードディスクにショートカットを作っているだけとかの場合がありますので気をつけてください。)このときドライバとかブラウザのお気に入り、ブラウザが記憶していることがあるサイトへのログイン名とパスワードもわすれずにバックアップしてください。電子メールやスライドのファイル、pdfファイルその他思いつく限り忘れずにバックアップすることです。
(私たちが実際やってみた手順はここに画像入りのpdfファイルでおいてありますので参考にどうぞ。パソコンによってうまくいかなかったりしても無保証としますので、バックアップは絶対ちゃんととってからはじめてください。)九州大学はマイクロソフトと一括ライセンス契約していますので、職場のコンピュータにはWindowsのOSをアップグレードでインストールすることができます。(学生や職員個人のパソコンにも一台限りアップグレードインストールできるはずです。)この契約を利用して、XPのパソコンのOSをVISTA businessにし、成功したらすぐにWindows 7にしました。VISTAでは重いという感じのパソコンでもWindows 7にするとスムーズに動くようになりました。(XPから一挙にWindows 7へのアップグレードはできません。必ず二段階アップグレードする必要があります。)やり方の詳細はファイルに書いてありますが、OSを入れ替えるには、アップグレードインストールというのとクリーンインストールという2つの異なった方法があります。アップグレードインストールはできるだけXPで使っていたファイルを残したまま、OSをVISTAやWindows 7に入れ替えるもので、いままで蓄積したファイルをなるたけ残したままにする方法です。(もちろん消えてしまうことがあってもメーカーは保障してくれませんので事前のバックアップは不可欠です。)これに対してクリーンインストールは、今までのデータを全部すててまっさらにしたハードディスクにOSを入れるものです。アップグレードインストールではXPで使っていたソフトが動くことが多いので、今回はアップグレードインストールをやってみました。

やりかたは九大の情報統括本部のソフトウエアのページなどを参考にしてください。OSのインストールについての注意点やマニュアルのあるページからマニュアルをダウンロードして用意し、さらによくある質問FAQのページには必ず目をとおしてからはじめることを強く勧めます。10台ちかくのコンピュータをXPからWindows 7で動くようにしましたが、中にはアップグレードインストール中にブルースクリーンがでて自動的に再起動の無限ループになったものも2台ありました。

XPから VISTAには問題なくアップグレードできて、すぐにWindows 7へのアップグレードへとすすみました。ちゃんとWindow 7のロゴがではじめたあたりのアップグレードの途中でブルースクリーン、再起動の無限ループになりました。その時表示されたブルースクリーンメッセージは、 The driver is mismanaging system PTEsというもので、
STOP: 0x000000DA (0x00000504,0xC0248EEC, 0x00000030,0x000123BB)となっています。セーフモードで起動したときには、予期しないシャットダウンから回復しましたというエラーメッセージがでて、詳細をみると、Blue Screen 6.1.7601.2.1.0.256.4 ロケールID 1041, Bccode: daとなっていました。ネットでこれらのメッセージを検索キーワードで探してみると、同じような事例の相談が英語のページなどにいくつか見つかりましたが、どれも解決できていないようでした。セーフモードでは起動できるし、またネットワークにつないだ状態でも起動できますし、今まで作ったファイルも全部ひらけます。あきらめる前になんとかやってみようと、色々試していたところ、別の検索をしている時、SafeMSIというソフトをいれるとセーフモードでドライバーが更新できることがわかりました。そこでSafeMSIをセーフモードでネットワークがつながった状態で起動して、ドライバを更新したら無事、ブルースクリーンもでずに起動するようになり解決し、アップグレードインストールが成功しました。詳しくは添付のpdfファイルの末尾のほうをご覧ください。

アップグレードが終わったらライセンス認証を行い、ウイルスソフトがないならインストールして、さらにWindows updateをコントロールパネルから選んでWindows の更新を行います。だいたい一日は更新にかかると思います。シャットダウンするときに更新することが多いので、電源が切れるまで時間がかかりますので気をつけてください。

ウイルスソフトの再インストールでのトラブルの実例、ウイルス対策ソフトの完全アンインストールによる解決の例などもpdfファイルに載せていますので参照してください。