アルキメデスの死にまつわる疑惑とは‥‥。

古代ギリシャのヘルメスというサイトは読みごたえのある記事満載です。去年も紹介したことがあるので過去記事のリンクは末尾に埋め込んでおきます。


アルキメデスは斬首されたという説があるそうで、意図的に処刑されたという論文の解説です。

このnoteのサイトには他にもおすすめの記事がいっぱいあるので是非訪れてみてください。
https://note.com/greekmathematics
以下は過去記事です。


西洋古代人がどこまで到達していたのかを,史料をもとに検討する隠れた名著『古代の旅行者』が読めるそうです。

紹介した動画の続編がいろいろでています!Startrekとか進化についての動画など

先日紹介したStartrekについての講演会、全2回の後半Part 2がでました。

これとは別に先日紹介した Oxford 2026 Evolution Conference(8 January 2026)の動画が続々と公開されています。2つほど動画を埋め込んでおきます。他の動画もこちらのチャンネルで視聴してみてください。
https://www.youtube.com/@voicesfromoxfordUK/videos

7. Evolving Evolutionary Theory: Towards a New Unification of the Life-Sciences? – Eva Jablonka

創薬する人のための30分でわかる密度汎関数法(DFT)という動画がありました。

Learn Basics of DFT n 30 Minutes for Drugs Discovery Project: No Quantum Mechanics Background Needed
という動画がYouTubeのおすすめで表示されたので紹介します。
タイトルを訳すと『創薬プロジェクトのための密度汎関数法の基礎を学ぼう―量子力学は知らなくてもOK』 というような動画です。
ざっとみましたがこれはおすすめの動画だと思いました。
https://youtu.be/fni_cifbLIM

続きの動画もアップロードされていて、これはPythonで密度汎関数法を実践するワークフローについてのチュートリアルのようです。この動画だけでは自分で解析できないですが、流れはわかるのではないでしょうか。動画のサイトにあるリンクをクリックすると、Jupyter notebookなどがついた教材を40ドル(7000円ちょっと)で売っているようです。しかし日本にはよい教材、教科書、よいネット上のチュートリアルがありますので、買う必要はないと思いました。ざっとPythonでのDFTの流れをみるのによい動画と思います。

DFT in Python: Complete Quantum Chemistry Workflow Tutorial | PySCF, HOMO-LUMO & UV-Vis
https://youtu.be/CIKZLMjclsE

生命とはなにか?知性とは何か?進化とは何か?Googleの研究者の講演動画が面白かったです。

面白い講演会動画が今日公開されました。GoogleのAI研究者であるBlaise Agüera y Arcasさんによる、生命と進化についての講演です。今年の1月にOxford大学で開催されたOxford 2026 Evolution Conferenceでの講演です。生命とは何かを定義することから始まるとてもわかりやすく面白い講演でした。
Blaise Agüera y Arcas delivers “A Cooperative, Computational Theory of Evolution” at the Oxford 2026 Evolution Conference.

A Cooperative, Computational Theory of Evolution – Blaise Agüera y Arcas
https://youtu.be/ZnadfNE_gvk

彼の有名な本の概要にもなっている講演です。
MIT Pressから刊行されているWhat Is Intelligence?という本ですが、オンラインで公開されている無料版の方が(電子ブックにはない図や動画などもはいっているので)おすすめです。こちらから読むことができます。https://whatisintelligence.antikythera.org/

この本へのリンクが載っている次のサイトには、他にも面白そうな本がいろいろ公開されているので調べてみてください。https://journal.antikythera.org/
Launchと書かれている本はオンラインで読めます。

最後にOxford Evolution Conferenceの基調講演を含む他の講演動画もいくつか公開されているので興味のある方はご覧ください。
https://www.youtube.com/@voicesfromoxfordUK/videos
会議のプログラムはこちら。まだ公開されていない講演で面白そうなものがあるので公開されるとよいですね。
https://oxford2025evolutionconference.com/programme/

世界を震撼させた物理学の10日間についての本の紹介です。

今日は市販の本を紹介します。ブライアン・クレッグという英国のサイエンスライターが書いた物理学の歴史とその成果が私たちの生活をどの様に変えたかについての面白い本の日本語訳です。大変良く調べて書かれている密度が濃い、そして誰にも読みやすい、わかりやすく書かれた本です。ニュートン、ファラデー、クラウジウス、マックスウエルなどが登場し、青色ダイオードの発明についても日本人研究者についても含めて詳しく書かれています。
『私たちの生活をガラッと変えた物理学の10の日』というタイトルで、ブライアン・クレッグ著 東郷えりか訳 本体 2,400円 (作品社)という本です。
Ten Days in Physics That Shook the World: How Physicists Transformed Everyday Life (2021年出版)の日本語訳です。本のタイトルの由来についてはこのブログ記事の末尾の註をご覧ください。
次の出版社のリンクから目次や試し読みができるので是非読んでみてください。
https://sakuhinsha.com/nonfiction/29918.html
この本が出版された時はちょうどAlphaFoldがタンパク質の立体構造予測に成功したころでAIについての章ではAlphaFoldについても触れられています。ただChatGPTの出現前だったので、AIの現在の発展までは予測できなかったようです。
CleggさんはRoyal Institutionでも講演しています。一番最近の講演はこちらです。
The Fundamental Patterns that Explain the Universe – with Brian Clegg
https://youtu.be/dXgcVTquGh0

Cleggさんの本には、他に数学や物理、量子力学の入門書、ゲーム理論の入門書、タイムマシンの作り方などいろんなものがあります。どれもベストセラーになっているようで、ポピュラーサイエンスライターとして賞ももらっています。

註:この本のタイトルは、 Ten Days that Shook the World (English Edition)
written by John Reedのもじりだと思います。ソビエト連邦の誕生を現地で目撃したジャーナリストJohn Reedによるルポで世界的ベストセラーになった本です。R日本語訳はこちらで読むことが出来ます。
ジョン・リード 著 ほか『世界を震撼させた十日間』,角川書店,1972. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12185515 (参照 2026-10-25)
英語版は、こちらからダウンロード可能です。
https://www.marxists.org/ebooks/reed/ten-days-that-shook-the-world-reed.pdf

Startrek放送開始から60年たったそうです!記念の講演会などが開催されています。

宇宙大作戦という名前でスタートレックがテレビ放送されてから今年で60年たつそうです。その後、映画やさまざまなスタートレックシリーズ(12のシリーズ、14本の映画)ができて、今も放映中というのはすごいですね。今回はStartrek60歳記念の講演として、英国のThe Royal Institutionで開催された講演会の動画を紹介します。Part 1が公開されたばかりで、近々Part 2も公開されるでしょう。
How Star Trek inspired real science | Part 1
https://youtu.be/y4szgt79BX8

この講演会では、スタートレックがなぜ60年も続いているのかという話からはじまって、スタートレックの未来予測が当たった例、スタートレックの宇宙人のメーキャップ、クジラ保護に役立ったスタートレック、宇宙人との交信、スタートレックに登場する元素周期表、ダイリチュウムって本当にあるのか?などなど、スタートレックフアン向けの話題満載です。何人ものゲストが講演会に登場して解説してくれるパートもあるので是非ご覧ください。
最近のスタートレック・ディスカバリー (アマゾンプライムに最近追加されました) では胞子ドライブという宇宙の生命ネットワークをつかってワープよりすぐれた超光速移動する宇宙船がでてきて面白かったです。シーズン3以降はダイリチュウムとかがでてきて、まだみていませんが、Part 2ではこうした話題もでてくるのでしょうか?ちょっと楽しみです。

国税庁をかたる巧妙な詐欺メールを回避する方法

前にも書きましたが、このところ、私のメールアドレスに国税庁を語る詐欺メールが毎日とどきます。
前にニュースになって、パスワードを変えさせられた事件がありました。大手のプロバイダが採用していたメールソフト会社から私のメールアドレスとパスワードが漏洩したので、メールアドレスを買った詐欺業者がメールをだしているのだと思います。
対策として、メールソフトで、国税庁をsubject かfromに含むものを迷惑メールフォルダに振り分ける設定をしたのですが詐欺メールはそのフィルタをすりぬけてきます。
なぜだろうとGeminiにきいてみると、巧妙な制御文字をつかったすり抜け方法を利用していることがわかりました。
Fromの部分に細工がしてあって国税庁などの語を登録しても迷惑メールフィルタをすりぬけられるようになっていました。
Geminiに画像をみてもらったところ、画像の差出人欄の国税庁の部分をかこんで表示されている先頭の LRI(U+2066: Left-to-Right Isolate)や 末尾のPDI(U+2069: Pop Directional Isolate)という文字の意味を解説してくれました。これは、アラビア語などの右から左に書く言語向けのUnicode双方向テキスト制御文字(Bidi制御文字)です。さらに文字の間にも中黒「・」や不可視文字・スペースなどを挟むことで、「国税庁」という文字列を壊してフィルターのキーワードマッチングを回避する典型的な細工が施されてるのだそうです。Fromの部分をコピーしてペーストすると、国税庁になってしまう仕組みなので、国税庁を含むものを振り分ける設定は無効になるという巧妙な仕組みです。これを迷惑メールフォルダ(適当な名前をつけてください)に振り分けるには、正規表現を使うのがよさそうでした。

“国.{0,3}税.{0,3}庁”という正規表現をフィルタに入力して、キーワードマッチするようにすると国税庁をかたる詐欺メールは大部分は迷惑メールにふりわけられました。しかしまだすりぬけるものがあります。

すりぬけた元のメールでFromの部分をみると、”庁税国”という文字が、先程のアラビア語用のBidi制御文字というものにに挟まれています。この細工は、RLO(Right-to-Left Override: U+202E) というUnicode制御文字を使って文字列の並び順を強制的に右から左(逆順)へ反転させ、さらに文字間にゼロ幅接合子(ZWJ: U+200D)などの不可視文字を挟み込むことで「見た目は国税庁だが、内部データは 庁税国」にする高度なすり抜け手法です。このため、「国税庁」や「国.{0,3}税.{0,3}庁」という左から右への順序を前提にした正規表現ではマッチしません。


結局、このようないたちごっこを完全に終わらせるには、表示名(国税庁)ではなく「本物の国税庁ではない詐欺メールの送信ドメイン(@hold.xjqht.com などの使い捨てドメインとおもわれる送信ドメイン)」を機械的に引っ掛ける判定に切り替えるのが最も確実です。詐欺グループは表示名をいくらでも細工できますが、メールを送る以上、差出人アドレス(From: ヘッダの @... 部分)は必ず hold.xjqht.com などの使い捨てドメインになります。本物の国税庁・e-Taxからの通知であれば、ドメインは必ず nta.go.jp または e-tax.nta.go.jp です。これを利用して、詐欺メールを送信ドメインで振り分けるのが一番確実でした。
いろいろ試してみましたが、最も効果的なこの種の詐欺メールの振り分け条件設定はつぎのようなものでした。

Fromに”税”を含み、(クオテーションマークは除いて税だけを設定に入力します。以下同様)
かつFromに”@”を含み、
かつFromがnta.go.jpを含まない(国税庁のメールは必ずnta.go.jpを含むメールアドレスから発信されます)

この三つの条件をフィルタに設定し、これに合致するものを迷惑メールフォルダ(適当に名前をつけてください)に振り分けるようにします。この設定では、たとえば地方の役所からのメールも迷惑メールにふりわけられるので、それだけは注意してください。

世界中のネットサービスがPHPの脆弱性の対処に追われている一日でしたね。

NHKのサイトに高市首相がPHP脆弱性の注意喚起をしたとの記事がのっていました。
今回の脆弱性への対応で今日は、いろんなネットサービスが止まっていたようです(再開したところまりますが、まだ止まっているところもあるようです)。今回これほど大事になったのは、脆弱性に対する対策パッチの公開前に攻撃者を利するような動きをする人や組織があったからのようです。、次のようなツイートがでています。
https://x.com/hideki_climax/status/2113078032869306456#m

私のサイトはWordPressを使っているのでPHPで動いています。私自身でPHPの修正パッチを入れることはできませんが、このブログのサーバーを置いている会社が昨日からPHPまわりの更新・修正を行なってくれたようで今は問題なく動いているようです。

こんなサイトもありました。次のリンクをクリックすると、空白ページが開いて左上にbot対策のリンクが小さい字で表示されるのでクリックしてください。すると国家サイバー統括室のサイトが開きます。
https://nitter.click/cyber_forecast
これはnitterのインスタンスへのリンクで表示しています。xならこちらで表示できます。
https://x.com/cyber_forecast
nitterはxのパブリックなツイートを、ログインせずにみることが出来るサービスです。公共サービスがxで発信している場合、上のx.comのリンクをクリックすればわかるようにxのアカウントがない人は最近の投稿5個ほどしかみることができません。これでは困るので、https://status.d420.de/
のサイトで今動いているnitterのインスタンスを調べてアクセスするとよいでしょう。

ただ画像をダウンロードするときはxのサービスからダウンロードするnitterインスタンスもあるので、プライバシーを重視する人はTorでアクセスするようにしてください。さらにxのサービスから画像や動画をダウンロードしないnitterインスタンスもあるのでそれを使えばよりプライバシー重視でアクセスできます。あるいは、
nitterのコードとは違うコードでnitterと同様にプライバシー重視でアクセスできるこちらのサービスを使うのもよいかもしれません。https://nitter.cf/
このリンクはトップページですので、寄付のお願いとかGitHubのページへのリンクなどがのっています。
スラッシュのあとにアカウント名をいれれば、このトップページを経ずに、直接ツイートをみることができます。
上の国家サイバー統括室ならこのようにアクセスできます。

https://nitter.cf/cyber_forecast

大学共同利用機関シンポジウム2026の動画が公開されました。

10月17日に岡山で開催されたシンポジュウムの動画が公開されています。ゴーギャンの有名な絵が使われているシンポジュウムです。

【大学共同利用機関シンポジウム2026】我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか ー宇宙の始まりから人類の未来へー
https://www.youtube.com/live/l6VYBoT4H_M

シンポジュウムは、理系と人文科学系が参加している大学共同利用機関によるものなので、文科系の話題と理科系の話題がとりあげられており、みごたえがあります。詳しい内容はこちらにけいさいされています。
https://www.nao.ac.jp/study/inter-sympo2026/
研究発表の部分のタイトルだけ並べておきますので、興味のある講演から視聴するとよいでしょう。


研究発表

我々はなぜ存在しているのか?
-SuperKEKBで紐解く宇宙の歴史

惑星と生命の誕生
—大型望遠鏡で探る多様性の起源

過去の南極から未来の地球を探る

光を集める生物の謎に迫る:
30億年を超える環境適応の果てに

渡来人とは誰か

徳之島の芸能を生きる
——記録映像が映し出す人々の記憶

量子マルチビームへの期待

フィジカルAI時代の到来とその先


Springer-Nature社が今年のノーベル賞受賞者が自社の出版物に書いた論文・総説などをまとめて公開しています!

Springer Nature社がこのところ恒例になっている、ノーベル賞受賞者の出版物をまとめた特設サイト2026年版を公開しました。国立国会図書館のカレントアウェアネスポータルのサイトにリンクがまとまっているのでご覧ください。https://current.ndl.go.jp/car/285978
ノーベル化学賞、物理学賞、生理学医学賞、経済学賞の受賞者の論文、総説などを読むことができます。
Springer-Nature Japanからのプレスリリースはこちらです。

【プレスリリース】2026年ノーベル賞受賞者に祝意を表して(Springer Nature, 2026/10/14)
https://www.springernature.com/jp/news/20261016-pr-2026-nobel-prize-site-jp/53868550

関係ない話ですが、このところいろんなところからメールアドレスが流出していますね。その影響に間違いないと思いますが、私の購入用に使っているメールアドレスに、税務署からの確定申告の間違いがあるので訂正するようになどという内容のメールが今日から入るようになりました。生成AIは使っていない詐欺メールで、日本語の見出しや、文章の日本語がおかしいのですぐわかります。なんかe-taxのアプリをダウンロードしたらよいというようなリンクも中にありました。国税庁はアプリなどだしていませんし、送信元の表記も公式の表記:
送信元表記:e-Tax(国税電子申告・納税システム)‹info@e-tax.nta.go.jp›
ではないのですぐ詐欺とわかります。
詳しくは今年の10月16日に更新されているこちらの国税電子申告・納税システムの「お知らせ」をご覧ください。詐欺メールの見分け方などが書いてあります。
https://www.e-tax.nta.go.jp/topics/2024/topics_hushinmail.htm