先日は、GlycoRNAの糖鎖構造が決定されてRNAの修飾された塩基3-(3-amino-3-carboxypropyl) uridine (acp 3 U)にN型糖鎖が結合していることをあきらかにした論文がでたことを紹…
The Nomura Institute of Glycosciece Blog
野村一也 「科学を学ぶ人のために」 九大野村研ホームページの拡張版です
先日は、GlycoRNAの糖鎖構造が決定されてRNAの修飾された塩基3-(3-amino-3-carboxypropyl) uridine (acp 3 U)にN型糖鎖が結合していることをあきらかにした論文がでたことを紹…
癌細胞や幹細胞では酸素が存在しても呼吸系よりも解糖系の作用が亢進していることが知られており盛んに乳酸が産生されています。この現象は、これを詳しく研究したドイツの偉大な生化学者ワールブルクWarburgにちなんでワールブル…
RNAが糖鎖修飾をうけているというGlycoRNAについてはこのブログでも何度もとりあげています。最近ではglycoRNAがアーティファクトである可能性をにおわすプレプリントがでたことを紹介しました。 さきほどツイートを…
タンパク質に付加されている糖鎖は、生命の第三の鎖とよばれて、その配列はなんらかの未知のコードで一定に決められている(つまりタンパク質に付加されている糖鎖配列は一定で環境などによってランダムにきまるものではない)という論文…
4月15日(米国時間)に以前このブログで紹介していたNIHでのJennifer A/ Doudnaさんの講演がありました。 動画が公開されているのでご覧ください。https://videocast.nih.gov/wat…
ツイートをログインせずによめるnitterの、まだ生き残っているインスタンスの一つで、クリックケミストリーの研究でノーベル化学賞を受賞した糖鎖科学者Carolyn Bertozziさんのツイートを読んでいます。 http…
glycoRNAという新しい分子についてこのブログでも何回かとりあげて紹介しました(リンクを記事の末尾につけておきます)。ところが最近、韓国とオランダの研究者がプレプリントをだして、RNAを生成する際に、N型糖鎖がついて…
糖鎖生物学のニュースです。以前紹介したRNAにシアル酸やN形糖鎖が結合している分子であるglycoRNAについて研究の画期的な進展がありました。 glycoRNAは細胞表面に存在しているのですがどのようなメカニズムで細胞…
AlphaFold2は、驚異的な精度でタンパク質の立体構造を予測することができます。ただこれはオープンソースではないので、世界のいろんな場所で改良を加えることが難しいと言う欠点があります。去年11月に投稿されたプレプリン…
物理関係のプレプリントサーバーにhttps://arxiv.orgがあります。コーネル大学が運営している老舗のプレプリントサーバーで、最新の論文の他、物理教育に役立つ本などもアップロードされていて初心者にも役立つことも多…