国立国会図書館デジタルコレクションで読める本の紹介(第29回)

国立国会図書館デジタルコレクションで読める本の紹介(第29回)です。
今日は最近公開されて個人送信で読めるようになった本を中心に紹介します。これらの本の検索は昨日紹介した方法で行いました。中央公論新社の『日本の名著』シリーズが全部公開されました。これで昔の本が現代語訳で読めるのはありがたいことです。
日本の名著シリーズは検索しても誰の本が入っているかはわかりません。以下の記事では、次のWikipediaにある巻数とタイトルの対応表をみて著者名(新井白石とか道元とか)を入れました。日本の名著で読みたい本を探す時に活用してください。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%90%8D%E8%91%97

312) 『日本の名著 西田幾多郎』47,中央公論社,1984.11. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12406550 (参照 2025-06-09)

313)『日本の名著 世阿弥』10,中央公論社,1983.9. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12406514 (参照 2025-06-09)

314)『日本の名著 道元』7,中央公論社,1983.8. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12406512 (参照 2025-06-09)

315) 『日本の名著 新井白石』15,中央公論社,1983.12. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12406520 (参照 2025-06-09)
道元の本には現代語訳がありますが、今回公開されました。全巻公開されているので探してみてください。
316) 道元 [著] ほか『現代語訳正法眼蔵』第1巻,仏教社,1981.10. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12271077 (参照 2025-06-09)

317) 『山本周五郎全集』第1巻 (夜明けの辻.新潮記),新潮社,1982.7. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12568795 (参照 2025-06-09) こんな時代小説も全巻全集版で読めます。

318) パリティ編集委員会 編『さようならファインマンさん』,丸善,1990.5. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/13246258 (参照 2025-06-09) ファインマンさんについての本は今のところこれだけが公開されています。

319)アインシュタイン, ゾンマー・フェルト [著] ほか『往復書簡』,法政大学出版局,1971. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12621474 (参照 2025-06-09) 有名な物理学者二人の往復書簡。

320) アインシュタイン [ほか著] ほか『未知への旅立ち : アインシュタイン新自伝ノート』,小学館,1991.8. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/13153959 (参照 2025-06-09)

321) 杉元賢治 著『アインシュタイン・アドベンチャー : 素顔にみる真実の生涯』,現代数学社,1991.6. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/13153958 (参照 2025-06-09)

322) 金子務 著『アインシュタインはなぜアインシュタインになったのか』,平凡社,1990.4. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/13153965 (参照 2025-06-09)

323) アルバート・アインシュタイン, ミレヴァ・マリッチ [著] ほか『アインシュタイン愛の手紙』,岩波書店,1993.10. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/13153943 (参照 2025-06-09) アインシュタインとミレヴァとの愛の手紙です。

324) 金子務 著『アインシュタイン・ショック』第1部 (大正日本を揺がせた四十三日間),河出書房新社,1991.4. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/13153957 (参照 2025-06-09)

325) 金子務 著『アインシュタイン・ショック』第2部 (日本の文化と思想への衝撃),河出書房新社,1991.4. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/13153956 (参照 2025-06-09)

いろいろと面白い本が今回新たに公開されています。前の記事にある一覧ファイルで検索するか、昨日紹介した方法で検索してみるとよいでしょう。

国立国会図書館デジタルコレクションで読める本の紹介(番外編:本の検索法の一例)

国立国会図書館デジタルコレクションで読める本の紹介(番外編)です。
個人送信資料で読める本の検索法を紹介します。
サイト https://dl.ndl.go.jp/  にログインした後、
詳細検索」画面をひらきます。下の写真の右にある「画像検索」の右隣に「詳細検索」とある部分をクリックします。
すると、以下の画面にかわります。「タイトル」の部分や、「著者・編者」の部分、「出版者」の部分などに検索キーワードを入れて検索します。
タイトル」の部分には、シリーズ名を入れることもできます。たとえば「日本の名著」とか、「岩波新書」とかを入れて検索してみてください。
「著者・編者」の部分には、例えば「山本周五郎」とか、「宮沢賢治」とかを入れて検索してみてください。「出版者」の部分には、たとえば「講談社」、「岩波書店」、「共立出版」、「日本評論社」などと入れてみてください。


今回は「タイトル」の部分に「ノーベル賞」といれてみましょう。

入れた後エンターを押すか、検索ボタンを押してください。下の方に直ちに結果が表示されます。検索はものすごく速くて気持ちがいいです。

「リスト表示」、「20件ずつ表示」の右にあるプルダウンメニューで表示順を変えられます。今回は、”「送信サービスで閲覧可能」提供開始日:新しい順” を選んでいます。上の方に表示されている検索結果が、今月の最新公開版の個人送信資料となります。下の写真はプルダウンメニューを開いたところを示しています。
プルダウンメニューから「出版日:新しい順」とかを選ぶことも多いと思います。

表示された検索結果をみると、2つのノーベル賞受賞者に関する本がヒットしているのがわかります。


皆さんもこんな要領で検索してみて、読みたい本を探してみてください。

今回ヒットした上の二冊は、ともにノーベル賞を受賞した女性の生命科学研究者についての本です。是非読んでみてください。最初のほうの本があつかっている、バーバラ・マクリントックさんはトランスポゾンを発見した超有名な研究者です。アメリカのコールドスプリングハーバー研究所にいた方です。すごく有名な方なのにとても気さくな優しい女性で研究所のメンバーが図書室からいっぱい雑誌や本などの文献を抱えて戻ってきたら、さっと扉をあけて待っていて下さる人なのだそうです。そういえば、MRC LMBにおられたノーベル賞を二回受賞したサンガー先生も庭いじりがお好きな人格者だったそうです。研究室には朝いちでこられていたと聞いています。日本から留学していた先生によると、いつも朝はやくから にこにこしてラボにいる人なので、最初はてっきりラボのお掃除をしてくれているおじさんだと思っていたが、それがSanger先生だったといっていました。どちらも私の好きな話です。

国立国会図書館デジタルコレクションで読める本の紹介(第28回)

国立国会図書館デジタルコレクションで読める本の紹介(第28回)

国立国会図書館デジタルコレクションで26万冊を越える本がインターネット公開されました(雑誌や博士論文などをあわせて28万点)。https://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2025/250604_01.html

昨日予告した通り、今日はその一部を紹介します。公開された本や雑誌、博士論文の一覧ファイルはタブで区切られたファイル(tsvファイル)で以下のリンクからダウンロードできます。
https://dl.ndl.go.jp/static/files/soshinstart_2025.zip
解凍してできたフォルダ内のtsvファイルは、Excelなどで読み込むことができます。出版年や出版社などでソートしていろんな本を探すこともできます。(以下の番号はこのブログで紹介した個人送信資料の通し番号です。)

298) 高橋康 著『物性研究者のための場の量子論』1,培風館,1974. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12592715 (参照 2025-06-07) 高橋先生の名著。たしかオンデマンドで購入できると思いますが無料で読むことが出来ます。私は持っていたこの本を昔処分してしまっていたので、これを見つけた時はうれしかったです。

299)高橋康 著『物性研究者のための場の量子論』2,培風館,1976. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12592716 (参照 2025-06-07)

300)メシア 著 ほか『量子力学』1,東京図書,1971. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12592576 (参照 2025-06-07) 3巻とも読むことができます。これは古い版ですが英語の最新版は無料でダウンロードできます。ブログの過去記事を検索してみてください。

301)V.F.ワイスコップ 著 ほか『現代の物理学』,講談社,1986.12. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12621584 (参照 2025-06-07) ワイスコップのエッセー集。

302)ジョージ・ガモフ 著 ほか『現代の物理学 : 量子論物語』,河出書房新社,1980.4. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12592653 (参照 2025-06-07)ガモフの高校生でも読める本です。物理が好きな人におすすめします。

303)エミリオ・セグレ 著 ほか『X線からクォークまで : 20世紀の物理学者たち』,みすず書房,1982.12. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12621587 (参照 2025-06-07) これも面白く読める本です。充実した内容です。

304) スミルノフ 著 ほか『高等数学教程』第1巻 [第1分冊],共立出版,1958. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2421868 (参照 2025-06-07) 有名な数学の教科書。全巻読むことができます。個人送信資料に追加されるのを待っていた本です。

305)  グウィン・マクファーレン 著 ほか『奇跡の薬 : ペニシリンとフレミング神話』,平凡社,1990.8. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/13153875 (参照 2025-06-07)これはよい本です。ペニシリンの発見と製品化について詳細な解説がされていて読むに面白く、科学の発展についての理解が深まる本です。是非読んでみてください。

306)  レオナルド・ダ・ヴィンチ [著] ほか『レオナルド・ダ・ヴィンチの解剖図 : ウィンザー城王室図書館蔵手稿より』,岩波書店,1982.3. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12679593 (参照 2025-06-07)レオナルドの解剖図と解説をみることができる貴重書の公開です。

307) Anthony Serafini 著 ほか『ライナスポーリング : その実像と業績』,宝酒造,1994.9. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/13308667 (参照 2025-06-07) ノーベル賞を二回受賞した偉大な科学者についての本です。

308)  ラルフ・W.モス 著 ほか『朝からキャビアを : 科学者セント=ジェルジの冒険』,岩波書店,1989.5. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/13273849 (参照 2025-06-07)ビタミンCの発見でノーベル賞を受賞したセント・ジェルジ博士の伝記。筋収縮の研究、クレブスサイクルの先駆的研究などでもう一個ノーベル賞を受賞してもおかしくない人でした。科学者として優秀なだけでなく、反戦活動もおこなった人でそうした両面を含めた伝記です。読みやすい面白く読める本です。古本で購入してもっています!

309)  ドミートリイ・セルゲーエヴィチ・メレシコーフスキイ 著 ほか『レオナルド・ダ・ヴィンチ : 神々の復活』上,河出書房新社,1987.1. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12576132 (参照 2025-06-07) メレシコーフスキイ の三部作の一つです。下巻も公開されています。ダビンチやマキャベリなどが登場して感動できる作品です。

310)  ドミートリイ・セルゲーエヴィチ・メレシコーフスキイ 著 ほか『背教者ユリアヌス : 神々の死』,河出書房新社,1986.9. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12576130 (参照 2025-06-07)

311)  ドミートリイ・セルゲーエヴィチ・メレシコーフキスイ 著 ほか『ピョートル大帝 : 反キリスト』上,河出書房新社,1987.4.. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12576134 (参照 2025-06-07)

国立国会図書館のデジタル送信サービスについての朗報です!大量の本や雑誌が個人送信サービスで読めるようになりました!

国立国会図書館のデジタル送信サービスについての朗報です!
「国立国会図書館(NDL)、国立国会図書館デジタルコレクションの収録資料約28万点を館内限定から送信対象に切替え」
https://current.ndl.go.jp/car/253731

最近は個人送信資料の追加がまったくなかったのですが、ついに大量の本が個人送信資料で読めるようになりました。今まで探して読めなかった本もいっぱい入っています。
どんな本があるかは明日から紹介していくことにします。例えばインフェルトの『神々の愛でし人―ガロアの生涯』の第二版、物理学古典論文叢書の第1巻から10巻、レオナルドダビンチを扱った有名な小説『神々の復活』を含む三部作全巻、デカルト著作集全巻(方法叙説に幾何学の翻訳などもついています!)などもあって、国立国会図書館のデジタルコレクションの利用をまだ登録していない人は是非、この機会に登録しましょう!

生成AIを使ったことが無い人向けのおすすめ解説動画が公開されました!

中央大学の田口先生の生成AIを使ったことが無い人向けの講演動画とスライドが公開されています。はじめての人にやさしい講演ですし、参考書も紹介されているのでお勧めします。

『AI(人工知能)の過去・現在・未来』 ーAIは人間を超えるのかー
https://youtu.be/sScQgOLFpTQ?

医学への集団遺伝学の応用についての入門講義シリーズがMITから公開中です!これはおすすめです。

医学への集団遺伝学の応用についてのMIT(マサチューセッツ工科大学)の講義シリーズMedical and Population Genetics Primerが公開中です。こんな講義もあります。
MPG Primer: Introduction for R for data analysis (2024)
Rの医学研究での使い方の具体例満載で、役立つ講義です。gProfiler2なども紹介されています!
https://youtu.be/S5g3djBTbcY?

MITのBroad Instituteの連続講義です。最初はRの使い方から始まっています。GWASとかゲノムシークエンス法、ベイズ統計学などもとりあげられていて順に勉強していくと高度な技能が身に付くと思います。ツイートで最新の動画公開の情報も提供されています。


どんな講義があるかは以下から見ることができます。
https://www.broadinstitute.org/scientific-community/science/programs/medical-and-population-genetics/primers/primer-medical-and-pop

ビデオの一覧を上のサイトからペーストしておきます。毎週一回のペースの講義です。
2024 – 2025 Primers
4/17/25 A Practical Primer on Bayesian Statistics
[ video ] Sarah Urbut

4/10/25 Leveraging large biobanks to study genetics of human traits and diseases
[ video ] Wei Zhou

4/3/25 Fine-mapping complex trains in biobanks
[ video ] Masahiro Kanai

3/13/25 Tracking Protein Binding to Cis-Regulatory Elements With PRINT
[ video ] Yan Hu

2/27/25 Scalable proteomics in disease research
[ video ] Austin Argentieri
Broad Institute

2/13/25 Setting up a Biobank: Who? What? Why?
[ video ] Sarah Morton

2/6/25 Introduction to scRNAseq workflow
[ video ] Marc Elosua Bayes

1/23/25 Polygenic risk scores: method development and application
[ video ] Yunfeng Ruan
Broad Institute

1/16/25 Single-cell Multiome Technology and Analysis Methods
[ video ] Elizabeth Dorans

1/9/25 Linear Models for GWAS Analysis
[ video ] Hilary Finucane

12/12/24 Sequencing and Analysis of Long-Read Whole Genome Data, Part 2
[ video ] Kiran Garimella Part1はこちらです。https://youtu.be/mw2-jjuSFmE?

11/21/24 Variant effect predictors
[ video ] Courtney Shearer

10/31/24 A Comparative Genomics Strategy To Discover Mechanisms of Cellular Resilience
[ video ] Diane Genereux
Broad Institute

10/17/24 Clinical Variation and Gene Classification
[ video ] Chrissy Austin-Tse

10/10/24 Connecting GWAS and eQTLs through colocalization
[ video ] Noah Connally

10/03/24 Genome-Wide Association Studies (GWAS): A Refreshed Perspective
[ video ] Alisa Manning

09/26/24 Population structure and admixture
[ video ] Jordan Rossen

09/19/24 Introduction to population genetics (models)
[ video ] Evan Koch

09/12/24 Introduction for R for data analysis
[ video ] Nil Aygun

ChatGPTを使うときの注意点、そのやさしい解説記事がでています!

今日は論文用の図をChatGPT-4oと相談しながら作っていました。解析サイトからhtmlファイルの形式で出力された図をhtmlファイルを修正して見やすくする作業です。図に記入されている説明部分の英語フォントの種類や大きさを変えたり、領域が狭すぎて説明が入らないところを入るようにする改変をChatGPTに教えてもらいながらやっていました。しかしフォントのサイズを小さくするところなどはちゃんとできるのですが、それ以外はだめですね。

このコードのこの部分を改変するとよいです」と自信をもって教えてくれるのですが、探してもそんなコードがないということが続出。「改良したhtmlファイルができたのでダウンロードして試してみてください」というので、ダウンロードしてブラウザでみても全然改良できていないというのが続出しました。VSCodeで表示したコードをアップロードしてChatGPTに作業内容を詳しく説明したりしたのですが、存在しないコードを教えてくれるだけで全然だめでした。ハルシネーションが今日はひどかったようで、だいぶ疲れました。4oはPythonやRは得意みたいですが、htmlは不得意みたいですね。コーディングが得意なモデルがあったのを思い出して、モデルを変えてやり直しました。

チャットを新しくはじめてモデルをo4-mini-highに変えて同じプロンプトで試しました。さすが『コーディングと視覚的な推論が得意』というモデルだけありました。htmlファイルをアップロードしてプロンプトを与えると、あっという間にちゃんと動くコードを返してきました。
ということで、結論は、ChatGPTでまともな回答が帰ってこない場合は、新しいチャットをはじめること。モデルをデフォルトの4oからコーディングの得意なモデルや推論の得意なモデルに変えることなどが有効ということです。

こうしたChatGPTの欠点や使うときの注意点については次のツイートにある今井先生の記事がおすすめです。


『ChatGPTの「ウソ」が巧妙化してきた…AI研究者が解説「ハルシネーションとうまく付き合うプロンプトの書き方」 「ノーベル文学賞を受賞したのは村上春樹を含め3人」と言われたら 』
https://president.jp/articles/-/96155

『だから女性は「彼氏より優しい」ChatGPTにハマる…研究者指摘「AIが急に媚びるようになったあまり喜べない理由」 Googleの最新GeminiでChatGPTは終わるのか』
https://president.jp/articles/-/96151

AIについての理解が深まるnoteの記事の紹介です。

このブログでたびたび紹介している佐藤竜馬先生(国立情報学研究所 (NII) )の記事を紹介します。


2025-03-17
『絶対に分かる機械学習理論』
https://joisino.hatenablog.com/entry/theory
ざっと終わりまで眺めてみると、たしかにわかりやすい記事です。機械学習に使われている数学についての理解も深まると思います。参考になると思いますので皆さんも是非読んでみてください。

また次の記事も面白かったです。
2025-01-15
『人間には認知できない情報を活用するAIたち』
https://joisino.hatenablog.com/entry/superai

どう見ても犬の写真をなぜAIはネコと判断するのかという話でひきこまれて、AIについての認識を新たにすることができる記事でした。おすすめします。

強化学習の教科書と講義動画2025年最新版がでています。

Mathematical Foundation of Reinforcement-Learningという教科書を著者 Shiyu ZhaoのGitHubのページから読んだりダウンロードしたりすることができます。Amazonで買うとKindle版で13808円となっています。
https://github.com/MathFoundationRL/Book-Mathematical-Foundation-of-Reinforcement-Learning
この教科書の講義動画もあります。 video course, textbook, lecture slidesが提供されています。
https://youtube.com/playlist?list=PLEhdbSEZZbDaFWPX4gehhwB9vJZJ1DNm8&si=McjJ1Flk-3jsKEsX

AIで生物学の研究や英語の勉強をする時代がきました!

AIで生命科学の研究をすすめる例を知ることが出来る動画がありました。

またAIを活用して中学校の英語教育に勝章されている先生のインタビュー記事があったのでそちらも紹介しておきます。AI英語教育ラボという先日発足したサイトにある記事です。
https://ai-eigo-lab.com/
次にリンクするインタビュー記事には、先生が使っておられるGPT も紹介されているのでどなたにも役立つ内容だと思います。

【インタビュー】「もうAIがない世界には戻れない」― 聖光学院中高・髙木俊輔先生に聞く、地に足のついたAI活用と英語教育の未来
https://ai-eigo-lab.com/2025/05/31/interview-takagi/