カリフォルニア大学の野村泰紀先生のZEN大学でのわかりやすい物理の特別講義が順次公開中です!

新しい正式な大学として認可されているZEN大学のYouTubeチャンネルで、客員教授の野村泰紀先生(カリフォルニア大学バークレー校教授、バークレー・ラインウェバー理論物理学研究所所長)の特別講義が配信されています。全6回で物理学を古典力学から最新の物理学までわかりやすく解説する講義です。埋め込んだのは最新の第三回の講義動画です。明日第四回があるのでご覧になるとよいでしょう。
『難しく考えない!大学物理の世界 これが分かれば物理が分かる?解析力学』
https://www.youtube.com/live/aUNf1odoeSI?

先生のツイートも埋め込んでおきます。

コナンに登場した野辺山宇宙電波観測所の公開動画と折り紙の実演動画などが面白そうです!

国立野辺山天文台のライブ動画が公開されました。子供のころからの天文フアンの私としては見逃せない動画です。

野辺山天文台の折り紙の動画は前に紹介したことがあります。

折り紙と宇宙と幾何学

今日は天文台のほうのライブ配信動画です。

映画のコナンで野辺山天文台(野辺山宇宙電波観測所)が登場したのですよね?
https://www.go-nagano.net/conan-meets-shinshu

天文台の動画は午後の部と午前の部の動画があります。コナンを思わせる人物が映っていますね。

【午後】野辺山宇宙電波観測所 特別公開2025 オンライン
https://www.youtube.com/live/qMjwpUxMUoo?

【午前】野辺山宇宙電波観測所 特別公開2025 オンライン
https://www.youtube.com/live/wqikQBcWn7I?

今年の折り紙の動画も埋め込んでおきます。

おり紙でリング・スターをおろう!
https://youtu.be/aBUaJH4gTTs?

折り紙は、現地見学会での実演(8月30日土曜日)もあるそうです。
https://www.nro.nao.ac.jp/visit/open2025/

量子力学や量子化学のよい解説記事Qiitaがありました。Nelsonの確率力学とかHartree-Fock法、密度汎関数法の解説など‥

面白そうなツイートをみたので紹介します。

Nelson(ネルソン)の確率力学を解説してみる
https://qiita.com/dc1394/items/851c810f90eb5578b3f7

できるだけ簡単にHartree-Fock法を解説してみる(C++17とJuliaのコード付き)
https://qiita.com/dc1394/items/2333bf7444d8e67cfe6f

できるだけ簡単にHartree-Fock法を解説してみる part2
https://qiita.com/dc1394/items/054748db9e1ee0a73a10

できるだけ簡単に密度汎関数理論(Density Functional Theory, DFT)を説明してみる(前編)
https://qiita.com/dc1394/items/1bb597b27d7511ce31ba

できるだけ簡単に密度汎関数理論(Density Functional Theory, DFT)を説明してみる(後編)
https://qiita.com/dc1394/items/a5fcb46558c64f8e32a0

国立国会図書館デジタルコレクションで読める本の紹介(第34回)アンモナイト図鑑とか科学者の対談集その他

国立国会図書館デジタルコレクションで読める本の紹介(第34回)
365)  S.L.グラショー [述] ほか『科学者への道 : 私はどうして物理学者になったか』,富山県教育委員会,1987.2. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12609237 (参照 2025-07-25) ノーベル物理学賞を受賞した物理学者が富山で高校生にむけて講演した記録です。

366)  アレクサンドル・グロタンディーク 著 ほか『埋葬(3)あるいは四つの操作 : 一数学者のある過去についての省察と証言』,[辻雄一],[1998]. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/13059516 (参照 2025-07-25) 数学者の自伝。最終巻がデジタルコレクションで読めます!

367)  福井謙一, 江崎玲於奈 著 ほか『科学と人間を語る』,共同通信社,1982.6. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12589569 (参照 2025-07-25)
ノーベル化学賞の福井先生とノーベル物理学賞の江崎先生の豪華対談。

368)  江崎玲於奈, 広中平祐 著『日本を語る』,毎日新聞社,1977.3. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12589479 (参照 2025-07-25)
こちらはノーベル物理学賞の江崎先生とフィールズ賞の広中先生の豪華対談。

369)  鎮目恭夫 著『科学と読書』,みすず書房,1986.6. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12590174 (参照 2025-07-25) エッセイと書評で読みごたえがあります。書評されている本の多くはデジタルコレクションで読めます!

370)  三浦基弘 著『楽しい科学 : 力学よもやま話』,東京図書,1984.10. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12589635 (参照 2025-07-25) これは面白そうです。

371)  柳瀬睦男 著『科学の哲学』,岩波書店,1984.3. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12590120 (参照 2025-07-25) カトリックの司祭で物理学者の柳瀬先生の岩波新書。

372)  柴谷篤弘 著『私にとって科学とは何か』,朝日新聞社,1982.11. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12589956 (参照 2025-07-25) 日本の分子生物学の開拓者の一人で動的平衡論の著書もある柴谷先生の本。

373)  ユネスコ 編 ほか『科学と綜合 : アインシュタインとテイヤールをめぐって 物理・生命科学から人間科学へ』,白揚社,1979.6. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12589855 (参照 2025-07-25) これは豪華なメンバーによる科学と哲学についての論考集。

374)  福岡幸一 著『北海道アンモナイト博物館』,北海道新聞社,2000.7. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/13169982 (参照 2025-07-25)北海道でアンモナイトを掘ってみたいと思う人には最適の本。北海道のアンモナイト地図もあり、採集に最適のアンモナイトのカラー図鑑です。

西洋古代人がどこまで到達していたのかを,史料をもとに検討する隠れた名著『古代の旅行者』が読めるそうです。

ギリシャの歴史についての面白い本が国立国会図書館のデジタルコレクションで読めるそうです。次のツイートで知りました。このツイートをしている方のホームページも楽しそうです。古代ギリシャについていろいろ学べます。
https://note.com/greekmathematics

デジタルコレクションのリンクはこちらです。
M.ケアリー, E.ウォーミントン 共著 ほか『古代の旅行者』,大陸書房,1972. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12178342 (参照 2025-07-24)

上のツイートにあるInternet Archiveの本(ダウンロード可)へのリンクはこちらです。
https://archive.org/details/in.gov.ignca.9654/page/n5/mode/1up

 

安宅和人さんの新著『風の谷という希望』を予約注文しました!

安宅和人さんの新しい本が間もなく出版されます。
『風の谷という希望』という本です。1000ページ弱という充実した内容の本です。


Amazonで試し読みができるので読んでみて即予約注文しました。。試し読みできるページ数も半端ではないので是非試し読みで読んでみてください。安宅さんの名著「イシューからはじめよ」(末尾に紹介記事を再録しておきます)の実践版ともいえる本で、今後の社会の進む方向を考える本として素晴らしい本だと思います。実際に社会を変えていくときにどんな風にするのか、そのノウハウも学べます。7月30日発行の本ですので予約できます。AmazonのKindle版は期間限定ポイントが2500ついているのでお買い得です。私は今朝予約しました。タイトルは風の谷のナウシカからインスピレーションを得たプロジェクトだからということです。

名著「イシューからはじめよ」の改訂版が出版されました!

現在の人類の科学文明の基礎を築いた発見のドラマ、そしてそれについての講演が面白いです。

YouTubeのおすすめ動画にこんなのがでてきました。American Philosophical Societyで4月に行われた招待講演です。」

再生していると突然ドラマの画面がでてきてびっくりしました。そのドラマというのはこのブログでたびたび紹介している
Einstein’s Big Idea – The story behind the world’s most famous equation
というNOVAが作成した科学史のドラマです。アインシュタイン、ファラデー、マクスウェル、ラボアジエ、エミリー・デュ・シャトレ、リーゼ・マイトナーなどが登場する素晴らしいドラマです。未見の方は是非ご覧になることをおすすめします。HD画質の動画はこちらです。CCの部分をクリックして字幕表示でご覧ください。
https://youtu.be/6cHV8UGtkVw?

このドラマの随所に解説で登場しているのが若いころのProf. S James Gates, Jrです。上のファラデーのモーターの発明の場面を講演では映しながら、彼のこの発明が現代科学をつくりあげたエポックメーキングな業績だと強調しています。力線のアイデアが現代の量子力学とどうつながっているかというのは、最初の講演動画の解説をご覧ください。

Steven Strogatz先生のNew York Timesの連載記事が無料公開されています!

Steven Strogatz先生のMath, Revealedと題したシリーズものの記事が無料で読めます。


スレッドの画像をクリックすると購読を促すポップアップ(WindowsのFirefoxでは消せない場合があります)なしで記事が読めます。スレッドのリンクをクリックすると購読を促すポップアップが邪魔して記事が読めません(Macではこれを消す方法があるとのことです。)iPadではリンクをクリックしてもうざいポップアップは最小限で、Maybe laterをおすと消えます。iPadで記事を表示するととても読みやすいのでおすすめです。Windowsでもスレッドの画像をクリックして開くページでは、Maybe laterがでてくるのでポップアップを消して記事が読めます。

記事を一つ埋め込んでおきます。試しに読んでみてください。面白い記事です。

スライドの作り方についてのとてもよい記事がありました。

スライドの作り方についての有用な記事が公開されています。
東京都立大学の中嶋 大志 先生による記事です。
『科学技術論文に用いる図表のための matplotlib 設定』
https://qiita.com/n-taishi/items/042039847601f264236d

パワーポイントのスライドで発表するときに、自分の論文の図を貼り付けてスライドをつくることがよくあります。でも出来上がったスライドが、いまいちで見映えがせず、わかりにくい、見にくいということが経験上結構あります。そういうことを避けるための方法がこのQiitaの記事でわかりやすく実例つきで解説されているので一読をおすすめします。音響関係のスライドの例が挙げられているようですが、生命科学系にもすぐ役立つ内容です。また記事の最後の部分の参考文献のセクションには、スライドプレゼンの解説サイトや動画、そしてオープンアクセス本へのリンクなどが紹介されていて必見です。

今日は参議院選挙の投票にいきました。福岡は快晴、ものすごい暑さで日中はとても投票所にいけません。熱中症警報の危険がでていました。夕方に行ったのですが、日没までは時間があったため暑くて、期日前投票をすべきだったと思いました。今は開票速報をみている方が多いでしょうね。

量子情報についての白石直人先生(東京大学大学院)の講義ノートが公開されました。

量子情報についての白石直人先生(東京大学大学院)の講義ノートが公開されました。


こちらの講義のページに、講義ノートや参考書へのリンクがあります。
https://sites.google.com/site/naotoshiraishiphys/home-jp/lecture/qinfo-2025
教科書や参考書リストにあげられている教科書やオンラインでフリー入手可能な講義ノートなどもよさそうです。リンクは上のサイトにあるので省略しますが、二つ紹介されています。

・佐々木 寿彦「量子情報講義ノート」(実際には量子論の部分が多く、本講義の 3章~5 章に相当する内容を手厚く扱っている)

・藤井啓介「量子コンピュータ概論」(本講義の量子計算の内容の多くとともに、本講義では扱っていないスタビライザー形式やトポロジカル符号なども扱われている)