雪の話 2022 その1

日本の各地で雪が降り始めました。今年の1月17日の記事で、雪について、中谷宇吉郎さんの本を紹介しました。以下に再録しておきます。
2022/1/17
今年は雪が多いので、雪についての記事をブログに書こうとしています。雪といえば中谷宇吉郎の有名な本、「雪」が思い浮かびます。青空文庫で読むことができます。世界ではじめて人工雪を作った先生が、はじめて顕微鏡で雪の結晶の写真をとったときの苦労話など、楽しく読めて感銘をうけること請け合いの名著です。https://www.aozora.gr.jp/cards/001569/files/52468_49669.html
また雪華図説などについての随筆などもおすすめです。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001569/files/57860_60232.html
https://www.aozora.gr.jp/cards/001569/files/57861_60233.html

今日、個人送信資料を利用しようと国立国会図書館デジタルコレクションのトップページをみると、ちょうど雪の話が掲載されていました。https://dl.ndl.go.jp/
そこにある常設展示.第134回「雪-冬に咲く華-」よりというリンクには、世界の雪の研究のはじまりについての文献がいろいろあげられていました。天文学者のケプラーが雪が六角形だと知っていたとか、「中国の前漢時代の学者韓嬰は 2000 年以上も昔に雪の結晶が六角形であることを「韓詩外傳」の中に記しています。」などという記述もあって興味をかきたてられます。
https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_999411_po_134.pdf?contentNo=1

また、中谷宇吉郎さんの画像がきれいで読みやすい本が紹介されていました。創元文庫の
「冬の華抄 上」 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1372146
です。この本は、検索で中谷宇吉郎というキーワードではでてきませんでした。なぜかはよくわかりません。この本の下巻も探しにくいので、私がみつけたリンクを下に載せておきます。個人送信資料がみられる人はご覧ください。
「冬の華抄 下」 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2421593

明日は、雪と生物の話をする予定です。