ハルシネーションなしで文献検索する方法について―最も簡単な方法

昨日紹介したTogoMCPの取り扱っているデータベースにはPubMedが入っています。ですからTogoMCPを使うとハルシネーションなしでPubMed検索が行えることになります!是非試してみてください。(註:昨日からでてきているMCPというのはModel Context Protocolの略で「AIに新しい能力を追加する仕組み」のことです。詳しくは前に紹介した無料の教科書『AIエージェントを使いこなす―はじめてのバイオインフォマティクス開発作法』をみてください。)

ではハルシネーションなしのPubMed検索のやり方をまとめます。:

昨日の動画にしたがってChatGPTにTogoMCPをセットアップしてください。MCPのアプリは開発者モードで動くので動画に従って開発者モードにしてください。開発者モードになると、プロンプトを入れる部分が橙色の枠線でかこまれ、右上に「開発者モード」と表示されます。橙色の枠内の下にある+をクリックすると「ウエブ検索」という項目の下に「…さらに表示」という項目があるのでクリックしてください。TogoMCP(開発者)という項目があるのでチェックして選択完了です。閉じると先ほどのプロンプト入力領域にTogoMCPが表示されています。これでTogoMCPが動きます。確認したければ昨日の動画の例のとおりにTogoMCPで扱えるデータベースの一覧を出すように指示してみてください。
動画の例がちゃんと動くようになったら、PubMed検索をTogoMCPからやってみましょう。検索はChatGPTが行うのではなくTogoMCPを介して検索するのでハルシネーションはおこりません。おこるとしたらChatGPTが、得られた検索結果を要約したり解釈するときにおこるハルシネーションのみです。実在しない文献をでっちあげたりすることはないので安心して検索することができます。私は試しにこんなプロンプトをいれました。
「TogoMCPを使ってPubMedを検索してください。C. elegansのコンドロイチン合成酵素に関する2000年から2005年までの間の論文を探してください。」
私たちの論文がでるはずですが、確かにでてきました。プロンプトにdoiとかPubMedリンクを入れるように指示しておけば、クリックして簡単に論文にアクセスできるようにもなります。また、検索式を表示せよと指示しておくとPubMedの検索式も表示するので参考になると思います。

TogoMCPを使うPubMed検索はハルシネーションなしに文献検索する方法のなかでは一番簡単で手軽な方法だと思います。以前紹介した方法(昨日の記事にあるリンク参照)では仮想Python環境を作ってgrokでlocalhost:8000にアクセスするなどの方法を使いましたがTogoMCPを使う方法はそれよりはるかに簡単でおすすめです。二つの方法を比較しましたがほぼ同じなのでよさそうです(TogoMCPのほうが日本語総説もひろってきたのが唯一の違いでした)。