国立国会図書館デジタルコレクションで読める本の紹介(第1回)―シャーロック・ホームズ全集や海外のSF小説など

国立国会図書館デジタルコレクションの個人送信資料で無料でよめる本の紹介―第1回とします。
今日は推理小説とSF小説をいくつか紹介しましょう。
中学生のとき数学の先生がシャーロック・ホームズを授業でものすごく推薦しておられました。数学を学ぶのに役立つとのことでした。個人送信資料で探してみると東京図書からでているシャーロックホームズ全集(全21巻)が読みやすそうです。脚注つきのもので物語の背景も理解しやすいようです。東京図書からは他にもシャーロックホームズの解説書がでていて、出版者名東京図書で検索するといろいろ読める本があるので面白そうです。以下のリンクはすべて、本日2024/5/02に取得したものです。

1)コナン・ドイル 著 ほか『シャーロック・ホームズ全集』第1巻,東京図書,1982.6. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12584714
ホームズものは論理の飛躍があるのではと思う人も多いと思います。ホームズのパロディのようなこちらの本はどうでしょう。遺伝研の桂 勲先生が、九大に来て実施された科学研究入門の特別講義で推薦されていた本です
2)ロバート・L.フィッシュ 著 ほか『シュロック・ホームズの回想』,早川書房,1979.5. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12585038

イギリスの天文学者、物理学者のフレッド・ホイルの暗黒星雲というSFはこのブログで紹介したことがあります。今回、彼と彼の息子の共作のSFが大量に読めるようになっています。

3)フレッド・ホイル, ジョン・エリオット 著 ほか『アンドロメダのA』,早川書房,1981.2. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12585831

4)フレッド・ホイル, ジョン・エリオット 著 ほか『アンドロメダ突破』,早川書房,1981.3. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12585841
この二作は連作です。面白いSFで、宇宙からのメッセージで何が可能かというテーマのSFです。カール・セーガンのSF コンタクトを凌ぐ作品です。(コンタクトは、読めないようですが、セーガンの『コスモス』とか『核の冬』は読めます!

ベルヌの月世界旅行(注釈つき)の本も東京図書からでています。
5)ジュール・ヴェルヌ 著 ほか『月世界旅行 : 詳注』1,東京図書,1981.11. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12578911
東京図書はいろいろな科学書もだしていますが、「不思議の国のアリス」の注釈つきの本とか、「ルイス・キャロルの生涯」なども読めますので興味のあるかたは探してみてください。

未来からの通信がやってくるSFで面白いのはこちらです。ケネディ暗殺が失敗した世界。
6)グレゴリイ・ベンフォード 著 ほか『タイムスケープ』,早川書房,1982.11. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12583664

リンクはあげませんが、ベンフォードの以下の作品も読めます。著者名検索で「グレゴリイ・ベンフォード」と入れて探します。
『夜の大海の中で』 (ハヤカワ文庫. SF) 『星々の海をこえて』 (ハヤカワ文庫. SF) 『アレフの彼方』 (ハヤカワ文庫. SF)

他にも、有名なリングワールドなども読めますよ。
7)ラリイ・ニーヴン 著 ほか『リングワールド』,早川書房,1978.6. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12587112
8)ラリイ・ニーヴン 著 ほか『リングワールドふたたび』,早川書房,1981.7. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12587138
書名の検索窓に「海外SFノヴェルズ 」と入れて探します。ファウンデーションものとか、ゲイトウエイとかもヒットします。アシモフのファウンデーションものは、2、3、4が読めるようです。アシモフの他のSFも大量に読めますので探してみるとよいと思います。

明日は、科学読み物の紹介をします。