SF小説のおすすめ本、有機化学のやさしい教科書、ハイゼンベルグの書いた本、KJ法のワークブックなどを紹介します。

お薦めの本を数冊紹介します。

京都の本屋で有名なSF小説『三体』の文庫版が出版されているのを知り購入しました。四月に『三体Ⅱ』、6月に『三体Ⅲ』の文庫版がでるそうで楽しみです。中国人作家の作品ですが、文化大革命での知識人虐殺が描かれていて中国もずいぶん変わったものだと思いました。まだ途中までしか読んでいませんがひきこまれる作品です。Netflixでドラマ化されて配信がほどなく始まります。読んでいて鈴木 光司の『エッジ』を思い出しました。鈴木 光司はホラー映画のリングの原作者ですが、「リング四部作」では呪いのビデオの謎解きがSFそのものでした。エッジでは、人が次々と消失し宇宙が変化して円周率が無限ではなく有限でうちきられてしまうという全宇宙規模の変異が描かれていました。エッジを読んだときのことを思い起こさせる三体の導入部分でした。とても面白そうです。物理学者の方々が出版当時話題にしておられたのもうなずける作品です。未読の方は読んでみると面白いと思います。おすすめのSFです。
https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000015717/

本屋で有機化学のやさしい教科書をみつけました。これはよい本です。初学者におすすめです。
基礎講座 有機化学  (松島 芳隆、渡邊 総一郎、古荘 義雄 著・化学同人)
次のサイトで試し読みもできますし、いろんな内容紹介、正誤表などもみることができるので是非ごらんください。
https://www.kagakudojin.co.jp/book/b598231.html
この本を紹介している動画もあります。
https://youtu.be/v7Z-2PKshaw?si=6P3ktGOhwGn8u8mP

あと、国立国会図書館デジタルコレクションでこんな本を無料でよむことができます。
現代物理学の思想、ハイゼンベルグ著(みすず書房)https://dl.ndl.go.jp/pid/1377386 量子力学の開拓者ハイゼンベルグの有名な本。
問題解決学 : KJ法ワークブック (川喜田二郎, 牧島信一 著・講談社)発想法で有名なKJ法のワークブックです。
https://dl.ndl.go.jp/pid/12243328