Ubuntu にMathematicaをインストールする方法のメモ。

MathematicaのUbuntuへのインストール方法:  今回はMathematicaをUbuntu 22.04.2 LTSという最新版のLinux distributionにインストールしました。やり方を簡単にメモしておきます。

Linux版のMathematicaはshell scriptです。必要なバージョンをFirefoxなどでダウンロードすると、普通Downloadsのディレクトリにシェルスクリプトがダウンロードされます。ダウンロードしたファイルが壊れていないかどうかは、チェックサムを調べることで確認できます。やり方は末尾に書いてありますので参考にしてください。

ちゃんとしたファイルがダウンロードされてるのを確認したら早速インストールしていきましょう。まずコマンドラインでcd DownといれてTab補完でDownloadsディレクトリにうつり、コマンドラインで
$ sudo bash Mathematica_12.3.1_Japanese_LINUX.shなどといれてenter,
すると管理者パスワードを聞いてくるのでパスワードを入力します。正しいパスワードをいれると、ダウンロードしたファイルの整合性チェック(Verifying archive integrity) が始まり、OKならインストーラーの解凍が始まります。あとはinstallation directoryなどいろいろきいてくるので原則enterですすむとNow installingというメッセージがでて、[   ]が表示されます。初めてのインストールの時はそのまま何も起こらないのでハングアップしたかと思い何回もやり直したのですが、じっと待つこと!10分もすれば[    ]の中に#が並んで進捗状況が示されるようになる。終わるとまたいろいろ聞いてくるので原則enterで進む。これでインストールが完了する。アップグレードの場合は、activation keyは引き継がれるのであらためて入れる必要はなかったです。はじめてのインストールのときはMathematicaを起動した後にactivation keyを入れる必要があります。

なおダウンロードしたMathematicaのシェルスクリプトが壊れていないかをあらかじめチェックしておくと安心です。チェックサムの調べ方は、WolframのMathematicaのインストーラーが置いてあるサイトにMD5のチェックサムが表示してあるので、そのチェックサムの値をあらかじめそれをメモしておきましょう。Linuxのコマンドラインで、Downloadディレクトリに移動。そこにダウンロードしたMathematicaのファイルの存在を確認します。存在が確認できたら、コマンドラインでmd5sumといれてそのあとにchecksumを調べたいファイル名をいれます。たとえばmd5sum Mathematica_13.3.0_BNDL_Japanese_LINUX.shなどとコマンドラインでいれてエンターを押します。でてきたchecksumの値と、サイトのチェックサムの値が一致すればOKです。