老化研究でノーベル賞は確実といわれる女性科学者の講演動画を紹介します。

今日は「ヒューマングライコームプロジェクト特別シンポジウム2023」にオンラインで参加しました。日本の糖鎖科学にとって記念すべき巨大プロジェクトが走り出しています。このシンポジウムについては後日紹介することにします。今日は、線虫での老化研究の開拓者の一人、ノーベル賞受賞は間違いないいわれる女性科学者Cynthia Kenyonさんの老化研究についての講演を紹介します。カロリー制限をすると寿命が延びるとよくいわれますが、その分子メカニズムを解明したのが彼女の線虫での研究です。

彼女は英国のMRC LMB(英国CambridgeにあるMRC  Laboratory of Molecular Biology: MRC分子生物学研究所)で研究していた方で、カリフォルニア大学サンフランシスコ分校(UCSF)の名誉教授です。以前同じくMRC LMBに在籍した女性科学者Ahringerさんの講演を紹介しましたが、今回の講演も同じMRC LMBの女性科学者シリーズの講演動画です。講演では、線虫C. elegansの研究の歴史の紹介からはじまって、MRC LMBでのメンターの話、共同研究者の話、そして線虫やショウジョウバエの寿命研究がいかにヒトの寿命研究にまで発展したについて語られます。老化に関心のある方は是非ご覧ください。この講演をきいたあと、老化の論文がよくわかるようになることうけあいです。
Cynthia Kenyon – Ahead of the Curve: Women Scientists at the LMB
https://youtu.be/-yedoQ-qWQU