研究のためのPython 開発環境についての無料本、およびRによる系統樹解析の無料本を紹介します。

今日は福岡はめちゃくちゃ暖かかったです。室温20℃を越えました。4月の気温だったそうです。
さて今日の記事では二冊、無料で読める本を紹介します。

1)「研究のためのPython開発環境」という無料で読める本があることをtwitterで知りました。
https://zenn.dev/zenizeni/books/a64578f98450c2/viewer/e5747f
筑波大で自然言語処理を研究している大学院生の方が製作しているまだ執筆中の本です。生命科学系の私とは違う分野の研究者の方ですので、生物系とはまた違った、新鮮な観点が学べて興味がひかれました。一度ご覧になると参考になると思います。

2)もう一つ、中国の南方大学のバイオインフォマティクスの教授のGuangchuang Yu先生によるRパッケージを使った系統樹解析の手引き書が出版されているのを知りました。
Data Integration, Manipulation and Visualization of Phylogenetic Treesという本です。
https://www.routledge.com/Data-Integration-Manipulation-and-Visualization-of-Phylogenetic-Trees/Yu/p/book/9781032233574

先生はゲノム解析や系統樹などバイオインフォマティクスの研究者で、数多くのRパッケージも開発しておられます。紙の本は有料ですが、オンライン版は無料で全部読めます。
https://yulab-smu.top/treedata-book/index.html
R パッケージの tidytree, treeio, ggtree and ggtreeExtraなどの使い方がわかりますので興味のある方はご覧ください。