今日はいくつかニュースを書いておくことにします。
1)このブログで閉鎖の危機にあると書いていた京都大学のオープンコースウエアは、閉鎖を免れて強化されるようです。京大のホームページでアナウンスがありました。
https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news/2023-01-17
いままでのコンテンツも維持されるとのことでよかったですね。
2)国立国会図書館の個人送信資料の印刷機能は無事実装されて動き出しているようです。印刷が一度に画像50コマですが可能になっています。一コマに2ページはいていますから100ページ印刷できることになります。ただしpdfのページ下に、印刷者のIDと氏名が透かしではいるようになっています。
3)英語を読む時には、DeepLなどの翻訳サイトを使っている方が今や主流だと思います。最近、英語で書いたものを書き直してくれるDeepL Writeというのも無料で利用できるベータ版が公開されました。
英文を左側の欄にいれると、校閲した文が右側に表示されるという簡単なしくみです。チェックしたい英文を左にペーストすると自動的に右に校閲済みの文が表示されます。こちらで試してみると英文を書くときに役立ちそうです。https://www.deepl.com/write
4)AIのChatGPTで遊んでいる方が多いようですが、けっこういいかげんな答えを教えてくれるようです。Wolfram 言語を開発した(MathematicaやWolframAlphaの開発者)の Stephen WolframさんがChatGPTに質問して誤った答えを返してくる例を、WolframAlphaとの対比でいろいろあげてくれています。こちらをご覧ください。https://writings.stephenwolfram.com/2023/01/wolframalpha-as-the-way-to-bring-computational-knowledge-superpowers-to-chatgpt/
Wolfram 言語は自然言語を解するように設計されているので、これを自然言語を解するChatGPTとつなぐことができれば強力なAIができるというようなことが書かれています。ChatGPTがめちゃめちゃな答えを返してくるという例とともに、その将来性を考察している文章なので一読をおすすめします。そのブログをみているとWolframさんが書かれた本、Combinatorsの宣伝が載っていました。日本のKindle unlimitedでも米国と同様、無料で読めますので契約している方は読んでみると面白いかもしれません。」