タンパク質の立体構造予測の革命―続き

昨年のAIを用いたタンパク質立体構造予測プログラムAlphafold2は革命的な成果でした。これに続いてこのブログでもOmegaFoldという新しいプログラムができたそうだというニュースを記事にしていました。OmegaFoldはAlphafold2のようにmultiple sequence alignments (MSA)を用いないので、より速く計算できるという画期的プログラムということでした。最近その論文も公開されました。
https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2022.07.21.500999v1
同じタイミングでESMFoldというプログラムも公開されてこちらも優秀らしいです。
https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2022.07.20.500902v1
中国からさらに最近、
HelixFold-Single: MSA-free Protein Structure Prediction by Using Protein Language Model as an Alternativeという論文も公開されました。
https://arxiv.org/abs/2207.13921
タンパク質立体構造をアミノ酸配列だけを入力すると正確に予測できる時代がきているのを実感します。TwitterでOmegaFoldなどの検索語で検索するといろいろ最新情報がでてきます。nitterをつかうとストレスがたまらないのでおすすめです。

田口善弘先生の市民講演会もみるとよいと思います。

https://youtu.be/3Rm9x7j-ClA