アインシュタインの共同研究者インフェルト教授の本を紹介します

国立国会図書館のデジタルコレクションの個人送信資料からインフェルトという物理学者の本を紹介します。本登録するとこんな本も自由に読めるので是非登録してみてください。
インフェルトはアインシュタインの共同研究者で数学がにがてなアインシュタインを助けて一般相対性理論の展開などに共同研究者として活躍した方です。岩波新書の「物理学はいかに創られたか」で啓蒙書の著者としても有名です。この本はアインシュタインが奨学金がきれてアメリカに滞在できなくなったインフェルトを援助する目的でインフェルトとともに執筆したもので、その辺の事情は以下の本にも詳しく書かれています。インフェルトはマックスボルンとの共同研究(非線形光学のボルン・インフェルトモデルの提唱)で有名で、一般相対性理論の重力場の方程式から質点の方程式を導いた仕事は一般相対性理論の最大の成果といわれたそうです。
インフェルトが書いた数学者エバリスト・ガロアの伝記「神々の愛でし人」も有名で、抄訳は以下にあります。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2938862
次の二冊はインフェルトの自叙伝で、アインシュタインとの共同研究についても詳しく書かれています。

真実の探究 
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2995715
他にフエルミの伝記や湯川秀樹の自叙伝「旅人」も収録した多分抄訳版です。
完全版はこちらにあります。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1161777

上の本の続きともいえる本がこちらです。
真実を求めて
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1381568
・ 目次
・ 日本の読者へ
・ I 過ぎ去った日々のスケッチ
・ 少年の日の思い出/p2
・ 私の先生―ナタンソン教授/p25
・ ブローニヤ/p36
・ コーニン/p47
・ アインシュタイン/p55
・ ニールス・ボーアとアインシュタイン/p147
・ マックス・プランクと生誕百年/p156
・ C・P・スノー/p164
・ II カナダとポーランド
・ カナダ/p180
・ 私は何故カナダを去ったか/p215
・ ポーランド/p242
・ 訳者あとがき/p3

あと、「物理学の革命」という本もあります。この原著は「アルバートアインシュタイン:その業績と世界へ及ぼした影響」というようなタイトルの本です。アインシュタインの思い出という付録つきです。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1376344