発生生物学で初のノーベル賞(1935年)を受賞したHans Spemannの代表的な本、Embryonic Development and Induction (胚発生と誘導 1938年出版)は、私の属していた九州大学生物学教室発生生物学講座におられて西南学院大学の教授になられた佐々木直井先生が12章まで日本語に翻訳されています(全体の70%が翻訳されていることになります)。これは国立国会図書館の個人送信資料で読むことができます。5回にわけて翻訳されています。「胚発生と誘導-1- / Hans Spemann」から「胚発生と誘導-5- / Hans Spemann」までは以下のリンクから探せます。翻訳は西南学院大学児童教育学論集の以下の巻に掲載されていますので目次で探してお読みください。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1799069
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1799070
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1799072
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/4419788
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/4419789
これはSpemannがノーベル賞を授賞後、アメリカのYale大学に招かれて講義した講義を出版したものです。未翻訳の部分を含めたこの本の原書(Book to Borrow)は、Internet Archiveの以下のリンクから貸出処理して読むことができます。発生生物学の古典とよばれる名著です。
https://archive.org/details/embryonicdevelop0000spem/page/n7/mode/2up