Google検索 (5):

研究や勉強にはGoogle検索の活用がかかせません。Google検索のコツをゆっくり解説していきます。今日は英文を作成するときの英文校閲のヒントを紹介したいと思います。

「AによってBのような結果になった」と英語で書きたいとき、”A resulted B.”
で良いでしょうか?そうではなくて”A resulted in B.”だったでしょうか。これをGoogleを使って調べてみることにします。英語の論文での使い方をみたほうがよいので、検索するサイトを科学雑誌Scienceのサイトに絞って検索してみましょう。もちろんsite:jbc.orgとかsite:nature.comとかもよいので試して下さい。

サイトの後にコロンをつけて
site:sciencemag.orgとして検索語(複数個も可)を入力することでScienceのサイトに絞った検索が出来ます。
site:www.sciencemag.orgでもよいです。ただし後者の場合の検索ヒット数は前者より減ります。それはsite:sceincemag.orgとするとstke.sciencemag.org
のようにsciencemag.orgの前がwwwでないものも検索するからです。)

前回紹介した引用符で囲んだ検索と、任意の一語を表すアスタリスク表示を組み合わせて使います。“resulted *” のようにresultedの後にアスタリスクを入れて引用符で囲み、resultedの後にくる任意の一語をアスタリスクで代表して検索するのです。実際やってみると、resulted fromだとかresulted inとかいう用例がヒットします。その例をよんでいくとA resulted in B.というのが適切な用例であることがわかります。

site検索で自分の投稿する論文のサイトを指定して調べると安心です。有名論文サイトの論文はたいてい英文校閲してあるはずだからです。site検索をしない場合には、英語を母国語としない人の書いた誤った用例も検索してしまいますので、その用例をどこの国の人が書いているか、そのような用例がいったい何例ヒットしているかに注意を払うとよいでしょう。少ないヒット数や非英語圏のサイトが中心の用例は要注意でさらに確認が必要となります。