AIが翻訳した古典が無料で読めるサイト

AGIラボというところが、こんな企画をたちあげているそうです。

ソクラテスの弁明とか、孫子、老子、イソップ寓話、法句経、竹取物語、方丈記など現在26冊が公開されています。週ごとに一冊ついかされていくそうです。いろいろな世界の古典が読めます。epub版は有料だそうです。
https://atlas.agi-labo.com/#works

nitterインスタンスがまた消滅しているようです⋯しかし新たなnitterも立ち上がっています。

先日、nitter.netが復活するという宣言をこのブログで紹介しました。書いたときにはすでにxcancel.comが再開していてxの公開ツイートが読めたました。またnitter.netもGitHubのアーカイブ化を解除してxと戦う姿勢を鮮明にしていました。しかし9月11日にnitter.netのGitHubが再びアーカイブ化されてしまい、nitter.net自体も現在アクセスできなくなっています。xcancel.comのサイトにはこうあります。

昨日までアクセスできていた別のnitterインスタンス https://nitter.kareem.one/も今はつながりません。おそらくXのほうからなんらかの通告があったのでしょうね。
このように今まで動いていたnitterインスタンスは読めなくなっているものが多いです。しかし新しいインスタンスの立ち上げも続々と行われていて、いたちごっこのようになっています。今動いているインスタンスを探すサイト、https://status.d420.de/
をみると、ぼちぼちと新しいインスタンスができているのがわかります。またnitterとは違うプログラムteapawtをつかっているhttps://nitter.cfというサイトもまだ動いていますね。https://xitter.cf/
でもアクセスできます。GitHubはこちらからみることができます。https://github.com/4cuck/teapot

医学生物学のためのプログラミング言語Rによるデータ解析入門―オープンアクセスの教科書がでたそうです

このツイートで知りました。

臨床研究や生存解析、回帰分析など、医科学分野でよく利用される解析法がまとまって学べる教科書のようです。
著者はRのパッケージ“metamicrobiomeR” を公開している方です。 このパッケージの使い方も書いてある教科書です。

こちらのサイトからダウンロードできます。
https://www.mdpi.com/books/monograph/12995-introduction-to-bio-medical-data-analysis-with-r

柳瀬陽介先生の英語学習用のプロンプトの紹介

本日から日本糖質学会年会(福岡市)に参加しています。去年の生化学会ではお目にかかれなかった多くの方に再会できて楽しい一日でした。今日は会場にいたので、簡単な記事にしておきます。柳瀬陽介先生の公開されているプロンプトのいくつか(もっといっぱい公開されているのでその一部)へのリンクをならべておきます。

柳瀬先生のブログからいくつかプロンプトの書いてある記事を選んでみました。
https://yanase-yosuke.blogspot.com/
この柳瀬先生のブログの一部をスクショしたものを載せておきます。ブログアーカイブと書いてある部分の矢印を下向きに変えると、その月の記事のタイトルをみることができます。タイトルからLLM用のプロンプトや興味がある記事をみつけて読むとよいでしょう。

以下は私が選んだいくつかの記事へのリンクです。

【まとめ】AIを活用した英会話練習のすすめ―12個のChatGPT/Geminiプロンプト(カスタムGPTs)
https://yanase-yosuke.blogspot.com/2025/02/ai7chatgptgpts.html

【Ver. 5/5a:上級版のカスタムGPTも公開】学術英語ライティング添削・改訂用AIプロンプト – 語法添削と3種類の改訂例を出力
https://yanase-yosuke.blogspot.com/2023/11/ver4chatgpt-3.html

【Ver 1.3】 AIプロンプト Five Different Translations:同じ日本語を5通りの英語に翻訳して英語の文体感覚を学ぶプロンプトです(高校生・大学生向け)
https://yanase-yosuke.blogspot.com/2025/10/ai-five-different-translations5.html

Question Workshop — 英語での質問スキルを鍛えるためのAIプロンプト (ChatGPT/Gemini)
https://yanase-yosuke.blogspot.com/2025/08/question-workshop-ai-chatgptgemini.html

ウェブアプリ (Random Shuffler) と カスタムGPTs (Word Quiz Generator) — 語彙集の単語をランダムに並び替えてテスト問題とその回答を作り出します
https://yanase-yosuke.blogspot.com/2025/06/random-shuffler-gpts-word-quiz-generator.html

カスタムGPT「英文の文法解析」を作りました。AIが文法構造を説明してくれます。
https://yanase-yosuke.blogspot.com/2025/03/gptai.html

【Ver.2に改訂】AIプロンプト:Perspective-Shift Debate Coach–1つの命題について複数の立場から論理的に英語で話す力を鍛え、AIとのディベートでその力を試すプロンプトです。
https://yanase-yosuke.blogspot.com/2025/10/aiperspective-shift-debate-coach-1.html

ユーザーに対して知的反論をするAI英会話プロンプト:Constructive Challenger
https://yanase-yosuke.blogspot.com/2026/03/aiconstructive-challenger.html

次のような日本文ではじまるアメリカ人同士の会話を聞き取れるように訓練するプロンプト(柳瀬先生とちがう人がつくったもの)も柳瀬先生のツイッターで紹介されていました。

AlphaGenome Atlasというのが9月8日にGoogle DeepMindから公開されました!これは凄い!

AlphaFoldを公開して革命を起こしたGoogle DeepMindが公開したAlphaGenome Atlasを使ってみました。研究者なら登録してオンライン、API、Anitgravityなどから利用することができます。これはすごいデータベースです。

https://deepmind.google/blog/alphagenome-atlas-a-predictive-map-of-every-possible-dna-letter-change-in-the-human-genome

まだあまり利用法の日本語解説などがないようなので、GoogleのGeminiにAlphaGenome Atlasについて書かれた、こちらの文献についての解説を依頼しました。
https://storage.googleapis.com/deepmind-media/DeepMind.com/Blog/alphagenome-atlas-a-predictive-map-of-every-possible-dna-letter-change-in-the-human-genome/alphagenome-atlas.pdf


論文(資料)の概要

AlphaGenome Atlasは、一言で言えば「ヒトゲノムにおいて起こりうるすべての『1文字のDNAの変化(1塩基変異)』が、分子生物学的にどのような影響を与えるかを予測した巨大なマップ(データベース)」です。

主なポイントは以下の通りです:

  1. 90億通りのDNA変異を網羅
    ヒトゲノム上で起こりうる約90億通りの「1塩基変異(A, T, C, Gのどれか1文字が別の文字に置き換わること)」の影響を、網羅的に予測しています。(図のSource: Shutterstock)


  2. 「非コード領域(98%の未開拓領域)」の解明
    ヒトのDNAのうち、実際にタンパク質を作るための設計図となる「コーディング領域」はわずか2%にすぎません。残りの98%は「ノンコーディング(非コード)領域」と呼ばれ、遺伝子の働きをコントロール(制御)する重要な役割を持っていますが、変異が起きてもどのような影響があるのか解明が困難でした。今回の研究は、この98%の領域の変異がもたらす影響を大規模に予測可能にした点が画期的です。
  3. AVIスコア(AlphaGenome Variant Impact score)の導入
    研究者が膨大なデータに溺れないよう、変異の「重要度(インパクト)」を1つの数値で表す「AVIスコア」が導入されました。これは、非コード領域の予測(AlphaGenome)と、タンパク質を変化させるコーディング領域の予測(AlphaMissense)を統合した指標であり、病気の原因となりそうな変異を効率的に見つけ出すためのスコアです。
  4. 希少疾患研究などへの実践的な貢献
    すでに未解決の希少疾患の研究で活用されています。例えば、てんかん性脳症に関連するDNM1遺伝子の「これまで見逃されていた非コード領域の変異」を特定し、それが異常なスプライシング(遺伝子情報の切り貼りミス)を引き起こすことを突き止めるなど、実際の成果が上がっています。
  5. 1ペタバイトの巨大データとアクセスの容易さ
    データサイズは約1ペタバイト(タンパク質構造予測のAlphaFoldデータベースの30倍以上)に及びますが、学術研究者はプログラミングの知識がなくても、通常のウェブブラウザから無料でアクセスして検索できるようになっています。

「AlphaGenome」と「AlphaGenome Atlas」の違い

論文を読み解く上で、この2つの言葉は以下のように明確に区別されています。

  • AlphaGenome(アルファゲノム): AIモデル(エンジン)そのもの
    Google DeepMindが開発したAIの予測モデル(アルゴリズム)です。最大100万塩基対という長いDNAの配列データを入力として読み込み、そこに変異があった場合に、遺伝子の発現やRNAスプライシングといった分子レベルのプロセスにどのような影響が出るかを予測する「計算システム」を指します。
  • AlphaGenome Atlas(アルファゲノム・アトラス): AIが作った巨大なデータベース(地図帳)
    上記のAlphaGenomeモデルを使い、ヒトゲノム上の「90億通りすべての1塩基変異」をあらかじめ計算し、その予測結果を集積したプラットフォームです。「地図帳(Atlas)」という名前の通り、研究者が自分たちでゼロから巨大なAIを動かして計算する必要はなく、調べたい変異を検索するだけですぐに予測結果(AVIスコアなど)を引き出せる「ルックアップテーブル(早見表)」の役割を果たします。

まとめると:
「AlphaGenome(有能なAI)」を使って途方もない量の計算を事前に終わらせ、その結果を誰でも調べられるようにまとめた辞書・地図帳が「AlphaGenome Atlas」です。

AlphaFoldが「タンパク質の立体構造」の辞書を作ったように、AlphaGenome Atlasは「ゲノム全体(特に98%の非コード領域)の変異」の辞書を作った、生命科学における非常に重要なマイルストーンとなる論文です。


簡単な使い方のショート動画もGeminiが探してくれました。
https://youtube.com/shorts/zdZNIXsTW2Q

ウェブUIの基本操作が分かる60秒解説

AlphaGenome Atlas: Explore a DNA Change in 60 Seconds
チャンネル:Bioinfoxpert

ブラウザからAlphaGenome Atlasにアクセスし、特定の変異を検索してグラフ化するまでの一連のUI操作を1分にまとめたショート動画です。

 ・`alphagenome.google` にアクセスし、Atlasを選択してサインインします。
 ・染色体(Chromosome)、位置(Position)、リファレンス塩基(Reference)、変異塩基(Alternate)を入力して検索します。※ヒトゲノム配列はGRCh38(hg38)を使用します。
 ・予測される影響度を示す「AVIスコア」を確認します(スコアが高いほど影響が大きいと予測されます)。
 ・スコアの要因となっている特徴(RNAスプライシングなど)をクリックして深掘りします。
 ・組織特異的なトラックを選び、「Generate ref/alt plots(比較グラフを生成)」をクリックします。
 ・グラフの見方の解説です。青線がリファレンスDNA、赤線が変異DNAの予測値を示しており、2つの線が乖離している部分が、変異によって生じる分子レベルのシグナル変化を表しています。 グラフはPNG画像として直接ダウンロード可能です。

第13回 京都大学ー稲盛財団合同京都賞シンポジウム「細胞が運命を変えるとき 医学 × 生態学 × 生命科学 研究の最前線」の動画が公開されました!

今日は第13回 京都大学ー稲盛財団合同京都賞シンポジウムの動画紹介です。
「細胞が運命を変えるとき 医学 × 生態学 × 生命科学 研究の最前線」
というタイトルで4本の動画が公開されました。プレイリストはこちらです。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLRhNaUiTmThU

「オープニングセレモニー」 − 第13回 京都大学ー稲盛財団合同京都賞シンポジウム 2026年8月9日
京都大学-稲盛財団合同京都賞シンポジウム

「精子と卵子を創る科学:生命継承機構の探求」 斎藤 通紀(京都大学 高等研究院 教授)− 第13回 京都大学ー稲盛財団合同京都賞シンポジウム 2026年8月9日
この動画は、精子と卵が受精して個体が誕生する発生生物学の基礎と最新の知見を学ぶのに最適なわかりやすい動画です。人工授精の話や生食補助医療の話も分かりやすいですし、実際のヒトの受精卵の発生の動画も必見です。また試験管内で配偶子を作成する研究の話も分かりやすいのでおすすめします。
https://youtu.be/e2TYopuKcIo

「植物はなぜ季節がわかるのか?」 工藤 洋(京都大学生態学研究センター 教授)− 第13回 京都大学ー稲盛財団合同京都賞シンポジウム 2026年8月9日
植物が季節を知って花をつけたりするには、昆虫による受粉のタイミングと合わせることが必須です。こうした植物がもっている季節を感知する仕組みが解明されたというお話です。ゲノムのメチル化まで調べていて、ゲノムの修飾って聞いたことがないという人にもおすすめの面白いお話です。
https://youtu.be/_GOuizquHcw

「小さなハエが教えてくれた生殖細胞を守る仕組み」 甲斐 歳惠(京都大学大学院生命科学研究科 教授)− 第13回 京都大学ー稲盛財団合同京都賞シンポジウム 2026年8月9日
トランスポゾンって知っていますか?ゲノム中に存在するトランスポゾンが悪さをすることがあるのですが、トランスポゾンから生殖細胞を守る仕組みが発見されました。とても面白い話なので是非ご覧ください。
https://youtu.be/h8Cyzh-ar6Y

もうすぐ柳瀬陽介先生の本「AI英語学習法」(岩波ジュニア新書)が発売されます!

京都大学でAIを活用した英語教育を実践されている柳瀬陽介先生の本、「AI英語学習法」が9月18日発売だそうです。岩波書店のサイトで試し読みができるようになったとのこと。是非サイトでご覧ください。とても良い本だと思います。


岩波書店の紹介ページ、こちらの右上のほうにある試し読みから20ページほど読むことができます。
https://www.iwanami.co.jp/book/b10193500.html
柳瀬先生の解説はこちらから読めます。

https://x.com/yosukeyanase/article/2097936117320536135

江戸時代の宇宙船?うつろ舟の記載されている資料の展示が始まったそうです。

こんな展示があるそうです。うつろ舟。


過去にもあちこちでうつろ舟についての展覧会が開催されていたようです。こちらのYouTube動画も面白いと思います。

こちらのツイートの論文も面白かったです。宇宙文字の正体!


pdfはこちらから読むことができます。
https://chukyo-u.repo.nii.ac.jp/records/201

高解像度の美術品画像を無料でダウンロードできる美術館サイト

日本の美術館で、画像をダウンロードできるようになったというニュースを見るたびに試してはがっかりしてきました。ダウンロードできる画像が高解像度ではないものばかりです。外国の美術館や博物館では高解像度でダウンロードできるサイトが多いのに、日本では日本の浮世絵画像さえ、高解像度でダウンロードできないサイトが多いです。
ということで外国のサイトと日本のよいサイトをまとめてくださっている記事が公開されたので紹介します。
上司ニシグチ さんによる次の記事です。
商用OK・クレジット不要。デザイナーが使える美術館と図書館17選
https://note.com/joshinishiguchi/n/ncf67841715c5
国外、国内のサイトが紹介されており、アクセスすると時の経つのを忘れるほどです。
たとえば、こちら。ミネアポリス美術館の北斎の凱風快晴です。
https://img.artsmia.org/web_objects_cache/007000/500/00/7505/mia_7021684_full.jpg
16MBの画像がダウンロードできます。ここに貼り付けた画像は元画像のサイズを小さくしたものでオリジナル画像ではありません。
こちらはゴッホのアイリスです。
ゲティ美術館(アメリカ・ロサンゼルス)。色々な解像度の画像をダウンロードできます。最高解像度のものは26MBでした。
https://www.getty.edu/art/collection/object/103JNH
やはり解像度を落とした画像を貼り付けておきます。

記事をごらんになると、様々な美術品の画像が高解像度でダウンロードできるのに驚くと思います。秋めいてきたひと時、こうした美術品鑑賞の時間を楽しむのもよいと思います。

東京大学のトム・ガリー先生のAI時代の英語論文執筆法の動画が公開されました。

東京大学の英語の先生、Tom Gally先生による、初心者向け英語論文執筆法の動画が公開されました。
ガリー先生はわかりやすい科学英語の解説記事で2012年のこのブログ記事で紹介したことがあります。

『科学英語を考える』という全11回のシリーズです。
先生の記事へのリンクが、リンク切れになっていたのでWayBack Machineのリンクに訂正しておきました。
https://web.archive.org/web/20210306145016/https://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/story/newsletter/english/

タイトルにある本日公開された動画はこちらです。
【論文執筆における生成AIの活用と課題】トム・ガリー_初心者向け英語論文執筆セミナー
https://youtu.be/3mpy8WZue3g

これは役立ちそうな動画です。私も時間があるときに見てみようと思います。ガリー先生のホームページにもいろいろ役立つ記事(pdf)がのっていますのでご覧ください。

https://www.gally.net/writings.html

たとえばこちらのpdfなどは深い洞察があって読みごたえがありました。
https://www.gally.net/writings/2025_AI_Jidai_no_Gaikokugo_Kyouiku.pdf
「AI 時代の外国語教育」(『獨協大学外国語教育研究所紀要』 [Dokkyo Journal of Language Learning and Teaching] 第13号掲載) (2025)
このpdfに書かれている、先生がChatGPTの初公開の5日後につくられた動画も必見です。ChatGPT と外国語教育をテーマにした正解で最初のビデオだそうです。
https://archive.org/details/chat-gpt-and-language-education
その他の先生の動画のリンクもチェックしてみてください。
https://www.gally.net/videos.html