YouTubeのおすすめにガンワクチンの時代がきたというタイトルのYale Cancer Center (Yale大学医学部と Smilow Cancer Hospitalのスタッフが中心の、国立癌センタ―の一つ)大学の動画がでてきました。とても面白そうな動画です。まだ見ていないのですが、時間ができたらみてみるつもりです。Yale Cancer Center(チャンネルへのリンク)のYouTubeチャンネルにある動画です。
野村一也 「科学を学ぶ人のために」 九大野村研ホームページの拡張版です
YouTubeのおすすめにガンワクチンの時代がきたというタイトルのYale Cancer Center (Yale大学医学部と Smilow Cancer Hospitalのスタッフが中心の、国立癌センタ―の一つ)大学の動画がでてきました。とても面白そうな動画です。まだ見ていないのですが、時間ができたらみてみるつもりです。Yale Cancer Center(チャンネルへのリンク)のYouTubeチャンネルにある動画です。
今日は何故かアクセス数が20,000近くになっています。時々こういう大量のアクセスがありますね。
さて、今日は河田 雅圭先生のツイートをみかけたので埋め込んでおきます。福岡伸一さんの動的平衡についての批判論考です。
動的平衡というのは、柴谷篤弘さんの本のタイトルにもなっていて古くからある観点です。福岡さんは柴谷さんをどこかで引用されていたでしょうか。私は福岡さんの著作を読んでいないのでわかりません。
河田先生のnoteの記事ですが、それを読んで先生のサイトを訪れて昔pdfで公開されていた進化の本が、最新の注釈つきで再公開されているのを知りました。また先生の最終講義の動画などへのリンク、別の著書のpdfその他が読めるリンクなどもありました。とてもよいサイトですので是非訪問してみてください。
https://ochotona0.wixsite.com/mysite
福岡伸一氏による「動的平衡」観が、生物学的根拠のないものであることを解説した上で、「利他」の問題など、動的平衡観が引き起こしている問題点について触れました。是非、ご一読ください。
「動的平衡生命観」に生物学的根拠はあるのか |河田 雅圭 @KawataMasakado https://t.co/EVOZPQfbX6
— Masakado Kawata (@KawataMasakado) September 16, 2025
『はじめての進化論』(講談社現代新書)をnoteで全文公開しました。さらに、現在の進化学の進展に合わせて、必要な箇所に注をつけました。遺伝的浮動のシミュレーションもできるサイトと連携しました。
はじめての進化論 [2025年注釈付]|河田 雅圭 https://t.co/SQoeciOBfS— Masakado Kawata (@KawataMasakado) August 9, 2025
中央大学の田口善弘先生のAIについての動画が公開されているので埋め込んでおきます。スライドもダウンロードできるのでスライドをみて興味があれば動画をご覧になるとよいと思います。
知能とはなにかーヒトとAIのあいだー
https://youtu.be/OWO4YJjzjK0?
スライドはこちらです。
https://speakerdeck.com/tagtag/zhi-neng-tohananikahitotoainoaida-4e42eef3-5f2f-437d-9246-39f60cef689e
大規模言語モデルLLMってどうやって学習しているのでしょうね。
こちらの動画では、逆学習という手法でその疑問を解決しようという試みが紹介されています。これは面白い動画でした。
タイトルは英語ですが日本語の講演です。磯沼 大 先生(国立情報学研究所 大規模言語モデル研究開発センター / 東北大学言語AI研究センター 特任助教)の講演です。
“Uncovering the learning mechanism of LLM”
https://youtu.be/5JJEnzlzC1w?
スライドはこちら。
https://www.nii.ac.jp/event/upload/20250711-5_isonuma.pdf
この動画は【第90回】 大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム「教育機関DXシンポ」(7/11 オンライン開催)での講演動画です。他の動画や参考資料もこちらから参照できます。
https://www.nii.ac.jp/event/other/decs/past.html
午後に、g:ProfilerのサイトをブラウザのChromeで開いて、遺伝子発現のエンリッチメント解析を行っていました。サイトから戻ってきた解析結果の中に、みなれない医学用語があったのでChromeのアドオンLife Science Dictionary Toolを起動して調べようとしたのですが、なんとライフサイエンス辞書の機能拡張が、メニューから消えていました。機能拡張リストを開いてみると、このアドオンは更新されていないので消しましたという意味のメッセージがでていて、この機能拡張が勝手にOffにされており、グレイになっていてONにできませんでした。Chromeのバージョンを調べてみると140.0.7339.128なので自動更新で最新版になっていたようです。FirefoxのほうはESR版を使っているのですが、その最新版128.14.0 Firefox ESR(August 19, 2025)では問題なくLife Science Dictionary Tool WebExtentionが使えています。
ということで、対策としてはLife Science Dictionaryの拡張機能を使いたいときはFirefoxにブラウザを変えるのが簡単でよいでしょう。
どうしてもChromeを使いたいという場合の対策は以下のとおりです。
以前このブログの記事で紹介した方法(「情報の海を泳ぐ」というブログで紹介されていた方法)はもはや使えないのですが、同じブログ記事が改訂されていて、Chrome のバージョン140台に対応した対処法が付け加えられています。次の記事をご覧ください。
「サポートが終了したChrome拡張機能を再度使えるようにする方法」2025年9月6日
https://pajoca.com/enable-unsupported-chrome-extension/
この方法を使うと確かに使えるようになりますが、この方法はやがて無効化されるらしいのでChromeのアップデートを止めてしまって利用するという荒技になっています。最新版のブラウザでないとアクセスできない場合も時々あるので、ライフサイエンス辞書のポップアップ機能を使う場合は、Firefoxをデフォルトのブラウザとして使うのがよいかもしれません。
面白い講演会のライブ動画がでていました。
第40回 自然科学研究機構シンポジウム「命のかけらを探そう-地球の外に生命が存在する可能性はあるのか?-」
https://www.youtube.com/live/zdZaT7nL490?
YouTubeのサイトから講演内容を引用しておきます。
『<講演情報>
講演
13:10 「多様な惑星と生命が誕生する環境」野村 英子(国立天文台 教授)
13:45 「太陽系、そして太陽系外の惑星から見る極限環境」堀 安範(岡山大学理学部 准教授)
14:45 「生命の驚異の環境適応能力: 体内時計と冬眠」榎木 亮介(生命創成探究センター 准教授)
15:20 「「はやぶさ2」の小惑星リュウグウ探査から「生命」を考える」橘 省吾(東京大学大学院理学系研究科 教授)』
どの講演も面白そうです。はやぶさ2についての講演はまとまっていて探査の成果の全貌がわかります。
宇宙と生命について学ぶには最適の講演会ですね。
またこんなツイートも見かけました。中平先生は本を書いておられますが、そのサポートページも充実していて、本を買わなくても本筋はよく理解できるように、また本を読みながら疑問点が解消できるようにさまざまな資料を公開して下さっています。とてもありがたいことです。こういう著者の方が増えると科学のすそのが広がりますね。
「量子力学100周年研究会」の発表資料「図式表現とその応用」のスライドをアップロードしました。https://t.co/K7n72nDTR2
— Kenji Nakahira / 中平健治 (@KenjiNakahira) September 12, 2025
スライドのurlがあったので拝見しましたが、中平先生の次の最新論文についても触れられているのではないでしょうか。
私は九大図書館でダウンロードできましたが、Physical Review Aのこの論文は無料ではダウンロードできないようです。
量子リソース理論でよく知られている「ロバストネス測度」に関する重要な未解決問題を解決できました!(Physical Review A誌に掲載されました)https://t.co/rFWeSKpXFh
状態の任意のリソース理論における「識別能力」が,ロバストネスで表されることを示しました。 pic.twitter.com/oChkwbgBJM— Kenji Nakahira / 中平健治 (@KenjiNakahira) September 13, 2025
6月の記事で紹介したMPG primerの最新の動画が公開されました。Broad Instituteの動画です。MPGというのは、Medical and Population Geneticsの略で、医学への集団遺伝学の応用についての
すばらしい基礎講義シリーズです。
The Primer on Medical and Population Genetics is a series of weekly lectures on genetics topics related to human populations and disease. と書いてありました。
新学期がはじまるのでまた毎週講義があると思います。
今回の動画は、遺伝学の基礎としてきわめて重要な、遺伝連鎖についての講義です。メンデルの発見などから始めて最新の遺伝連鎖のトピックスまで理解できる、すばらしい動画です。
MPG Primer: The Awesome Power of Genetic Linkage (2025)
https://youtu.be/tOlqmhmVKYs?
過去の動画についてはこちらのページにまとまっているので視聴することができます。
https://www.broadinstitute.org/scientific-community/science/programs/medical-and-population-genetics/primers/primer-medical-and-pop
6月の記事も埋め込んでおきます。プログラミング言語Rの使い方や、集団遺伝学入門講義もあるので、是非チェックしてみてください。
Broad Instituteのツイートを紹介しようとアクセスしたらこんなツイートがのっていました。
The individual who posted a deeply offensive comment referencing the murder of Charlie Kirk is no longer employed at Broad Institute. We condemn the statement and have taken immediate action. There is no place in any institution, nor in our society, for statements such as this.
— Broad Institute (@broadinstitute) September 12, 2025
即解雇ですね。
まず、柳瀬陽介先生のブログ記事を紹介します。ChatGPTやGeminiを使って英語で質問するスキルを身につけるためのプロンプトが掲載されています。また同時にChatGPTのカスタムGPTも紹介して下さっています。プロンプトかカスタムGPTかお好きな方を使って練習することができます。
Question Workshop — 英語での質問スキルを鍛えるためのAIプロンプト (ChatGPT/Gemini)
https://yanase-yosuke.blogspot.com/2025/08/question-workshop-ai-chatgptgemini.html
この柳瀬先生の記事には末尾に関連する役立つプロンプトを含む記事が多数紹介されています。どれも役立つと思いますので使ってみてください。柳瀬先生の英語プロンプトは、英語でプロンプトをこしらえるときのお手本としてどんな分野の方にも役立つと思いますので、是非参考にしてみてください。
話は変わりますが、以前紹介した機械学習の数学を網羅した英語教科書が改訂されて公開されています(2025年4月14日版)。
Algebra, Topology, Differential Calculus, and Optimization Theory for Computer Science and Machine Learning
(Jean Gallier and Jocelyn Quaintance )
なんと2204ページの教科書です。こちらのサイトからダウンロードできます。
https://www.cis.upenn.edu/~jean/gbooks/geomath.html
サイトには2023年版と書いてありますが2025年の最新版がダウンロードできます。
以下の過去記事のリンクからもダウンロード可能です。
岡潔の生涯について書かれている高瀬正仁先生の本を読んでみました。
『評伝 岡潔 ――星の章』 (ちくま学芸文庫) 高瀬正仁 (著)
『評伝 岡潔 ――花の章 』 (ちくま学芸文庫) 高瀬正仁 (著)
Kindleで値引きになっていた(現在はセールは終わっています)のでこの二冊を購入して読み終えました。
最初の星の章と題した本は、岡潔の家系について詳しい記述で始まるのですが、その部分をよんでいると読むのが嫌になりました。それで最初はそこを飛ばして読んでみると、すらすら読み進むことができました。高瀬先生の岡潔研究のフィールドワークの回顧がかなり書き込まれているので大変興味深く読み進むことができました。岡潔について知るには最上の本だと思います。
『星の章』のほうには、岡潔の著作目録と略年譜。花の章のほうには、より詳しい略年譜がついていてどちらもとても役立ちます。この本によると、高瀬先生の推薦される岡潔の最初に手に取るべき随筆のアンソロジー集は「日本の心」だそうで、これは国立国会図書館デジタルコレクションで読むことができます。有名な随筆、春宵十話も含まれているので是非読んでみてください。
岡潔 著『日本のこころ』,講談社,1968. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2934705 (参照 2025-09-11)
また
『岡潔とその時代 I 正法眼蔵 ― 評伝岡潔 虹の章』
『岡潔とそ時代 II 龍神温泉の旅 ― 評伝岡潔 虹の章』
の二冊はこの続編にあたります。この二冊でふれられている本も、デジタルコレクションで読むことが出来るのでリンクを載せておきます。
仏教についての参考書としては、高瀬先生が教えをうけられた玉城康四郎 先生の講談社学術文庫に入った次の本が良いそうです。
玉城康四郎 [著]『仏教の根底にあるもの』,講談社,1986.4. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12266581 (参照 2025-09-11)
また高瀬先生のお好きな中勘助の全集もデジタルコレクションに入っています。銀の匙や銀の匙補遺がこちらで読めます。
小宮豊隆, 和辻哲郎 編『中勘助全集』第1巻,角川書店,1960. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1665557 (参照 2025-09-11)
これらの本には載っていないのですが、奈良女子大学の岡潔についてのサイト『岡潔文庫』は参考になります。未公刊の著作や写真、色紙などもみることができます。https://www.nara-wu.ac.jp/aic/gdb/nwugdb/oka/
ツイートをみていたら、量子生物学に関係がある総説がでていたのでリンクを紹介しておきます。オープンアクセスなので誰でも無料でダウンロードできます。
バイオセンサーの開発にも重要なThe chiral(ity)-induced spin selectivity (CISS) effectについての総説です。キラリティの解説からはじまって、生命現象についての考察もされているので興味のある方はどうぞ。弱い磁場によるカエルの卵の発生への影響のプレプリントも参考文献にはいっています。磁場のXenopus laevis (アフリカツメガエル)卵の発生への影響については、日本のリニア新幹線の開発計画の初期段階で調査されていて影響がないとの結論がでていたと聞いたことがあるので、ものすごい弱い磁場の影響があるのかどうかプレプリントを読んでみようと思いました。
This cool @ChemPhysRev Special Topic is now loaded up with our CISS review: https://t.co/RaiY6xaq1h
Immensely fulfilling collab w/ @foo_yanxi , @aishallwait, @ClariceDAiello and @LukeDSmith https://t.co/0AvzJS6bIA
— |Farhan T. Chowdhury⟩ (@quantumgeometer) September 8, 2025
Chem. Phys. Rev. 6, 031306 (2025)
Review Article| September 02 2025
https://doi.org/10.1063/5.0244306
Mind the gap: From resolving theoretical foundations of chiral(ity)-induced spin selectivity to pioneering implementations in quantum sensing
Special Collection: Molecular Approaches for Spin-based Technologies
Yan Xi Foo, Aisha Kermiche, Farhan T. Chowdhury, Clarice D. Aiello, and Luke D. Smith
この前紹介していた夜ドラ『いつか無重力の宙で』が昨夜からはじまりましたね。金曜日に一週間分まとめて再放送されるのでそちらをみるのもよさそうです。
✨本日放送開始✨
リーマンサットが協力しているNHK夜ドラ、9/8今夜から放送開始です!超小型人工衛星を開発する中で得た技術的な知見や、趣味で宇宙開発を行う者のマインドセットなど話し、物語の取材に協力しています🤝
みんなで見ましょうね☆☆#いつそら#趣味は宇宙開発 #いつか無重力の宙で https://t.co/4ZITbXkUCy
— リーマンサット #趣味は宇宙開発!(Rymansat) (@RymanSat) September 8, 2025
NHKはよいドラマを放送しますね。録画しただけでまだみていませんが、算額について研究しているドイツの方の番組もありました。
https://www.nhk.jp/p/ts/PG7NRXY592/episode/te/GX26NN28J5/
神戸大学の中澤 港先生のツイートをご覧ください。先生のツイートによると、算額の問題をコンピュータで解いているサイトもあるそうです。私も何枚か算額をみたことがありますが、どれも面白そうなサイトです。
NHK総合、最深日本研究「算額を知りたい」という番組で思想史学者アントニア・カライスルさんが紹介されている。https://t.co/axD5FOl0Sy
R使いとしては算額と言えばhttps://t.co/sgR7hy7ZrL
なのだが。
東北大にもhttps://t.co/lb6tgZHIlu— 中澤 港%人類生態学者@神戸大学 (@MinatoNakazawa) September 2, 2025