Google検索 (6):

研究や勉強にはGoogle検索の活用がかかせません。Google検索のコツをゆっくり解説していきます。今日は英文を作成するときの英文校閲のヒントを引き続き紹介いたします。

前回A resulted BかA resulted in B.かどちらが正しいかをGoogle検索で調べてみました。resultの後にくる単語を*で表して検索してみたのです。実はある単語の前後にどのような単語がくるか(共起表現)はあちこちでデータベースになっています。Googleでもそうしたコンコーダンスに関するデータを販売しているはずです。そういったデータを買ってもいいですが、生命科学についてならすばらしい無料のサービスがあるので紹介します。

リンク集にものせてある
online life science dictionaryの共起表現(コーパス)のページにいって調べたい単語(たとえばresult)を検索窓に入れると共起 表現が 容易に検索できます。単語の1語前、1語後、2語前、2語後での結果のソートもできますのでお試し下さい。

試しにresultsをいれて検索してみると、上のように表示されます。共起表現をクリックするとその例文が掲載されている英語の論文の要旨(abstract)にとぶという便利さです。自分が使う単語のあとにくる前置詞に不安があるとき、あるいはこんな単語のならびかたが許されるのかと疑問に思うときなどには、この共起表現検索やGoogleのphrase検索(引用符検索)は強い味方になってくれます。文法的な間違いというのがほとんどない英語が、これで書けるようになったという方が続出しています。是非、これらのサイトと検索法を活用して誤りの少ない英文作成に役立てて下さい。

Google検索 (5):

研究や勉強にはGoogle検索の活用がかかせません。Google検索のコツをゆっくり解説していきます。今日は英文を作成するときの英文校閲のヒントを紹介したいと思います。

「AによってBのような結果になった」と英語で書きたいとき、”A resulted B.”
で良いでしょうか?そうではなくて”A resulted in B.”だったでしょうか。これをGoogleを使って調べてみることにします。英語の論文での使い方をみたほうがよいので、検索するサイトを科学雑誌Scienceのサイトに絞って検索してみましょう。もちろんsite:jbc.orgとかsite:nature.comとかもよいので試して下さい。

サイトの後にコロンをつけて
site:sciencemag.orgとして検索語(複数個も可)を入力することでScienceのサイトに絞った検索が出来ます。
site:www.sciencemag.orgでもよいです。ただし後者の場合の検索ヒット数は前者より減ります。それはsite:sceincemag.orgとするとstke.sciencemag.org
のようにsciencemag.orgの前がwwwでないものも検索するからです。)

前回紹介した引用符で囲んだ検索と、任意の一語を表すアスタリスク表示を組み合わせて使います。“resulted *” のようにresultedの後にアスタリスクを入れて引用符で囲み、resultedの後にくる任意の一語をアスタリスクで代表して検索するのです。実際やってみると、resulted fromだとかresulted inとかいう用例がヒットします。その例をよんでいくとA resulted in B.というのが適切な用例であることがわかります。

site検索で自分の投稿する論文のサイトを指定して調べると安心です。有名論文サイトの論文はたいてい英文校閲してあるはずだからです。site検索をしない場合には、英語を母国語としない人の書いた誤った用例も検索してしまいますので、その用例をどこの国の人が書いているか、そのような用例がいったい何例ヒットしているかに注意を払うとよいでしょう。少ないヒット数や非英語圏のサイトが中心の用例は要注意でさらに確認が必要となります。

Google検索 (4):

研究や勉強にはGoogle検索の活用がかかせません。Google検索のコツをゆっくり解説していきます。今日はsite検索をとりあげます。

検索するときに大学関係だけに対象を絞って検索したり、有名な科学雑誌であるNatureやScienceのサイトだけを検索したい時があります。そうした場合には検索キーワードの後に、site:といれてその後に検索したいサイトのドメイン名などをいれます。ドメイン名というのは例えば、日本の大学ならac.jpです。

site:ac.jpで日本の大学関係のサイトだけが検索されるのです。九州大学だけに検索の対象を絞りたければ、site:kyushu-u.ac.jpとすればOKです。科学技術振興機構ならsite:jst.go.jpです。日本政府関係ならsite:go.jpとします。

例題として今回はJournal of Biological Chemistryという雑誌のサイトだけを検索したいとします。まずGoogleで検索して、この雑誌のサイトにいってホームページのアドレスを探してきて、jbc.orgとわかりますので、site:jbc.orgとすればよいわけです。
site:nature.comとか、site:sciencemag.orgとするとそれぞれ雑誌のNatureScienceのサイトが検索できます。

site検索は自分の書いた論文の英文校閲をするときに大変役立ちますが、それは後ほど説明します。

Google検索 (3)

研究や勉強にはGoogle検索の活用がかかせません。Google検索のコツをゆっくり解説していきます。今日はGoogleでpdfファイルやパワーポイントファイルを探してみます。

科学を学んで博士の学位をとり、ポスドクになったら次は独立した研究者になって自分の研究室を持ちたいものです。そんな希望をもつポスドクや研究室をはじめてもったという人たちのための手引き書が米国で公開されています。

Making the Right Movesという英語の本です。これはpdfファイルでネットにありますので、今日はこれを探してみることにします。学部生や高校生の皆さんはこういう本もあるんだなというのを検索で体験してみるとよいと思います。

pdfファイルだけを探すには検索窓で、検索キーワードを入れた後、スペースをいれて最後にfiletype:pdfといれます。filetypeのあとにコロン:が入っているのに注意して下さい。filetype:pptとしたらパワーポイントファイルだけを探してくれますし、filetype:docとしたらマイクロソフトワードのファイルだけが検索されます。エクセルファイルの場合はfiletype:xlsです。論文など探すときはpdfファイルであることが多いのでfiletype:pdfをよく使います。

では”Making the right moves” filetype:pdfと検索窓にいれて検索してみることにしましょう。きれいな表紙の本が見つかると思います。

A Practical Guide to Scientific Management for Postdocs and New Facultyという副題の付いているHoward Hughes Medical Institute and Burroughs Wellcome Fundのだしている無料の冊子です。研究室の指導者としての心構えや実験データの扱い方、ノートのとりかた

Google検索 (2):

研究や勉強にはGoogle検索の活用がかかせません。
Google検索のコツをゆっくり解説していきます。今日はGoogleの引用符検索です。

次の文章を書いた人をあててみましょう。
”All this is a dream. Still, examine it by a few experiments.
Nothing is too wonderful to be true, if it be consistent with the laws of nature
and in such things as these, experiment is the best test of such consistency. ”
このように引用符””(半角の引用符でないとだめです)で囲んだ文章をGoogleの検索窓にいれて検索すると、この語順のまま・この文章そのままを含んだweb ページを探してくれます。

これを利用して、学生さんのレポートの文章を引用符に入れて検索すると、もしどこかの文書の丸写しだったらすぐわかるわけです。英借文とかいって外国の人が書いた文章を借りてきて自分の文章にそのまま使うなどすると、この検索方法ですぐわかります。これは盗用ですので注意しなくてはいけません。(リンク集の盗作に関する文書をご覧ください。)

Google検索 (1):

研究や勉強にはGoogle検索の活用がかかせません。Google検索のコツをゆっくり解説していきます。まずは画像検索です。
Googleのトップページの左上のウエッブの隣にある「画像」とアンダーラインがつけてある部分をクリックして画像検索のページにいってください。たとえば生物の学名で以下のものはいったい何かを画像検索で調べてみましょう?
以下の7つの生物の学名をコピーして画像検索の検索キーワードを入れる窓にペーストして調べてみます。

Graptopsaltria nigrofuscata
Ipomoea nil
Macaca fuscata
Mesocricetus auratus
Oryza sativa
Pan paniscus
Rattus rattus

一目瞭然だということがわかって頂けると思います。
画像検索の後、同じキーワードでウエッブ検索などするとまた理解が深まります。

ダーウイン生誕200年

ことしはダーウイン生誕200年、「種の起源」が出版されてから150年ということで世界各地でお祭りがあります。
ダーウインの書いた本は以下のサイトに、インターネットで無料でアクセスできるようにあつめてあります。英語の勉強をするとこんなサイトが使えるのですばらしい事だと思います。
Darwin onlineビーグル号航海記や種の起源の初版、それ以降の版、ダーウインの全ての著作がダウンロードできます。