ChatGPTのプロンプトの作り方―参考文献紹介

ChatGPTのプロンプトの作り方については、Open AIのサイトが有名です。

https://help.openai.com/en/articles/6654000-best-practices-for-prompt-engineering-with-openai-api
以前のいくつかの記事で上のリンクを含めてプロンプトの作成について書きました。(この記事の末尾参照)
今日はOpen AIが先月末に公開した教師向けのTeaching with AIというサイトを紹介します。これは教育にAIをどう生かすかというノウハウをまとめてあるものです。
実際のChatGPTの活用例のあとに、プロンプトの例がならべてあります。結構長いプロンプトですが、こういうふうにプロンプトを書くといいのか、というのがよくわかります。短いプロンプトを駆使している方にも、こういう長いプロンプトの書き方を教えてくれるサイトは貴重で、仕事に役立つと思います。

https://openai.com/blog/teaching-with-ai


以下は以前の本ブログの記事です。

ChatGPTによる英語学習用のプロンプト、英文校閲用のプロンプトなどなど。

ChatGPTに論文の英文校閲をしてもらうための”良い”プロンプト(prompt)の作り方

ChatGPTにうまく答えさせるための入力文の作り方

ダークマターなど存在しないという話があるそうです。修正ニュートン力学MOND

Modified Newtonian Dynamics (MOND 修正ニュートン力学)という理論は、ダークマターを葬る理論として注目されています。アインシュタインの一般相対性理論で宇宙を説明しようとするとどうしても必要だとされるダークマターですが、その本体はまったく知られていません。このようなものを仮定しなくてもよいというのがMONDです。
Gigazineの日本語解説はこちらです。
https://gigazine.net/news/20220825-dark-matter-doesnt-exist/

こちらの記事にも詳しく書かれています。こちらは英語版ですが
https://academic-accelerator.com/encyclopedia/modified-newtonian-dynamics
日本語版もあります。ちょっと翻訳がおかしいので英語版と見比べるとよいと思います。https://academic-accelerator.com/encyclopedia/jp/modified-newtonian-dynamics
こちらの記事も英語でわかりやすいです。
https://www.popularmechanics.com/space/deep-space/a44776417/study-contradicts-newton-einstein-theory-gravity/

動画では、こちらのYouTubeチャンネルでMONDの最近の発展とこれからどうなるかをレポートしてくれていますのでご覧ください。
https://www.youtube.com/@DrBecky/videos
このチャンネルは、Oxford大学の有名な天体物理学者 Dr Becky Smethurstさんのチャンネルです。最新の動画はこちら。
ベイズ統計学でデータ解析するとMONDにそった結果が出るとかいう話や、MONDの正否に決着をつけるような論文が査読にまわっているという話などの最新の話ももりこまれていて面白い動画です。
MORE evidence AGAINST dark matter? | What does the GAIA data actually show?
https://youtu.be/3o8kaCUm2V8?si=nX07AvP1oRwwvUFM

彼女はA Brief History of Black Holesという本も書いています。Royal Institutionでの彼女の関連講演はこちらです。
https://youtu.be/qtXDF7N1YHQ?si=eWzoEYLvhCxeGUEE

R markdownにつぃての英語の無料で読める教科書が公開されています。

再現性のある研究をするのにR markdownが役立つという記事を以前書きました。

R Markdownとは?

宿題の答えをR markdownで書いて皆で共有したり、本を書いたり、論文を書いたり、ウエッブサイトを作ったりするのに活用されているのがR markdownです。

マークダウン言語Quartoを使えば、完全無料で自分のホームページが作れて、無料で公開できるそうです。

The R Markdown book coverネットで無料で読めるR markdownの教科書があったので紹介しておきます。
R Markdown: The Definitive Guide
witten by Yihui Xie, J. J. Allaire, Garrett Grolemund

オンライン版は、こちらから読めます。
https://bookdown.org/yihui/rmarkdown/

紙の本や電子ブックは有料で販売されています:https://www.routledge.com/R-Markdown-The-Definitive-Guide/Xie-Allaire-Grolemund/p/book/9781138359338

ブラウザで読むことができるので、オンライン辞書をひきながら気楽に読んでみることができる本と思います。

 

AlphaFoldについてのおすすめ日本語解説記事と、最新のプレプリントについて。

タンパク質の立体構造をAlphaFoldで予測することは今やごく普通の作業になりました。使い方について詳しく書かれた記事が公開されているのでご覧ください。
こちらにある生物工学会誌の記事です。https://www.sbj.or.jp/sbj/sbj_yomoyama_2.html

「AlphaFoldによるタンパク質立体構造予測(実践編)」
https://doi.org/10.34565/seibutsukogaku.101.8_443
大上 雅史〔第101巻 第8号 pp.443–446.2023〕

「AlphaFoldによるタンパク質立体構造予測(基礎編)」
https://doi.org/10.34565/seibutsukogaku.101.7_363
富井 健太郎〔第101巻 第7号 pp.360–362.2023〕

の二つの記事で、極めてわかりやすくAlphaFoldとその使い方について解説してあります。特に実践編はすぐに研究に役立つので是非読んでみてください。

あと、この記事が掲載されている生物工学会誌には、その他の面白い連載や記事があるのでいろいろ眺めてみてください。
https://www.sbj.or.jp/sbj/sbj_archive.html

統計解析の講座とかもあります。「続・間違いから学ぶ実践統計解析」
https://www.sbj.or.jp/sbj/sbj_tokei_kaiseki-2.html

ちなみにAlphaFold2を使ってタンパク質―タンパク質の相互作用を予測することもできるようになってきています。こちらのプレプリントがその威力をアピールしています。新型コロナウイルスのスパイクタンパク質が有名なレセプターACE2と結合するだけでなく、他のタンパク質(INSRやFLT4)にも結合する可能性を予測しているのは興味深いです。もちろん以前このブログで書いたように、スパイクタンパク質はプロテオグリカンの糖鎖にも結合します。
High-accuracy mapping of human and viral direct physical protein-protein interactions using the novel computational system AlphaFold-pairs
https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2023.08.29.555151v1

Kindle unlimitedにブルーバックスがいっぱい入っています!

Kindle unlimitedのカタログでブルーバックスで検索してみたところ、ものすごい数のブルーバックスの本が無料で読めることがわかりました。(本のリンクは付けていません。AmazonのKindleのサイトで探してみてください。以下の記事では、タイトルだけアンダーラインを引いてならべています)

このブログで紹介した次の本も読めます。

はじめての量子化学 、入門者のLinux細胞の中の分子生物学HSPと分子シャペロン新しい発生生物学 なども読めるタイトルに入っています。これらは解りやすい名著です。

他にも、世界は「e」でできているはじめての機械学習多様体とは何かアインシュタイン方程式を読んだら「宇宙」が見えた三体問題寿命遺伝子LaTeX超入門生命はデジタルでできている高校数学からはじめるディープラーニングプリンシピア2つの粒子で世界がわかる経済数学の直観的方法高校数学でわかるシリーズ大栗先生の超弦理論入門熱力学で理解する化学反応のしくみ暗号の数理数の概念物理の風景などなども読むことができます。これだけ読める状態がずっと続くならKindle unlimitedを契約してもいいかなと思わせるラインアップです。(英語についてのブルーバックスの本もいっぱいはいっています)

最後に紹介した「物理の風景」は、堀淳一先生の本です。院生のときに先生のランジュバン方程式の講義をきいたこともあって、懐かしい先生(地図フアンとしても有名な先生です)の本です。昔もっていたのですが整理してなくしてしまったので、さっそくダウンロードして読んでいます。なつかしいエッセイ集です。

アインシュタイン、オッペンハイマー、ファインマン:20世紀の物理学というMITの講義が面白そうです”!

マサチューセッツ工科大学のOpen Course Wareに
「アインシュタイン、オッペンハイマー、ファインマン:20世紀の物理学
Einstein, Oppenheimer, Feynman: Physics in the 20th Century」という科学史の講義が公開されています。
2020年秋の講義だそうです。学部向けの本格的な科学史の講義です。ファラデーやマックスウエルの電気力線の考え方、エーテルの考え方なども詳細に紹介さています。またアインシュタインの相対性原理の誕生と発展、量子力学の誕生や行列力学、波動力学の誕生。原子爆弾の完成と科学者の政治とのかかわりの話、繰り込み理論の発見から宇宙論など興味深いテーマが学部生向きにわかりやすく講義されています。これは面白そうです。
こちらのサイトに講義ビデオを含む様々な講義資料へのリンクがあります。是非このサイトを見て、面白そうだったら視聴してください。
https://ocw.mit.edu/courses/sts-042-einstein-oppenheimer-feynman-physics-in-the-20th-century-fall-2020/

講義を収録したビデオのリンクはこちらです。
https://ocw.mit.edu/courses/sts-042-einstein-oppenheimer-feynman-physics-in-the-20th-century-fall-2020/video_galleries/lecture-videos/
読み物へのリンクはこちら。面白そうな読み物がリストされています。
https://ocw.mit.edu/courses/sts-042-einstein-oppenheimer-feynman-physics-in-the-20th-century-fall-2020/pages/readings/

講義ノートもダウンロードできます。
https://ocw.mit.edu/courses/sts-042-einstein-oppenheimer-feynman-physics-in-the-20th-century-fall-2020/lists/lecture-notes/

第一回の講義ビデオがこちらです。このサイトではYouTubeとは違って、動画のダウンロードや字幕のダウンロードも可能になっています。
https://ocw.mit.edu/courses/sts-042-einstein-oppenheimer-feynman-physics-in-the-20th-century-fall-2020/resources/ocw_8225_sts042_lecture01_2020sep02_mp4/

同じ動画のYouTube版はこちらです。
https://youtu.be/PbITFIGLciI?si=8akRLBI1Ux_ih5s5

今日はSNS風に二つのテーマをならべてみます。解析概論の正誤表とメセルソン・スタールの実験についてです。

解析概論は、日本で多分一番有名な数学の教科書ではないかと思います。著者はすでに亡くなっている有名な日本の数学者高木貞治です。胃岩波書店から販売されていて、その正誤表が今日公開されたそうです。https://www.iwanami.co.jp/book/b265489.html

 

私も高校生の時買ってチャレンジしましたが、歯が立ちませんでした。皆さんはいかがでしょうか?

Twitter (X)をみていたら、有名なDNAの半保存的複製を署名した実験の動画を紹介している人がいました。高校の生物の教科書にでてくる有名な実験、メセルソン・スタールの実験の動画です。この実験は世界で一番美しい実験という人もいます。この実験をやった二人の科学者メセルソンとスタールが語る彼らの実験の話は面白そうです。Paulingとの邂逅がなかったら彼らがこのような素晴らしい実験をすることはなかっただろうという話もあります(私は、まだ全部は観ていません。)
The Most Beautiful Experiment: Meselson and Stahl
日本語字幕付はYouTubeの検索窓で、

英語オリジナル版はこちらです。
https://youtu.be/7-tnuAqEp9g?si=w0vdCEy5iR0H2VFu
またはこちらからも観られます。
https://piped.video/watch?v=7-tnuAqEp9g

ABC予想を解決したIUT理論の現況はどうなっているのでしょうか。

京都大学の数学者 望月新一教授のIUT理論(宇宙際タイヒミューラー理論)は今はどうなっているのでしょうか。
最近こんなニュースが大きく報道されました。新聞でもとりあげられましたし、海外の雑誌もとりあげていたニュースです。

“ABC予想証明”の欠陥発見に賞金1.4億円 ドワンゴ創業者の川上さんが設置
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2307/07/news163.html
“$1 Million Will Go to the Mathematician Who Busts the ‘ABC Conjecture’ Theory”
https://www.scientificamerican.com/article/1-million-will-go-to-the-mathematician-who-busts-the-abc-conjecture-theory/

この賞金と、IUT理論の現状についての以下の記者会見をみると、IUT理論の現状が素人にもよくわかります。
「IUT理論(宇宙際タイヒミューラー理論)に関する会見 生中継【ZEN大学】」
https://www.youtube.com/live/Xy4i0rqy4eE?si=pzLuOJE4vG8aKM18

また望月新一先生の京都大学のホームページには、
https://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~motizuki/research-japanese.html
「宇宙際タイヒミューラー理論を巡る、現在(2023年8月)の状況に関する報告書を掲載。」
という項目が今月追加され、pdfファイルがダウンロードできるようになっています。
読んでみましたが、これはIUT理論がABC予想の証明に成功していないと公言している方々に対する挑戦状のように読める文書でした。IUT理論への批判を公言しているのに、どこがおかしいかをちゃんと数学的に指摘していないで、結果的にIUT理論の研究の普及を妨害しているのは、European Mathematical Societyが示している学者倫理にも もとるというような きつい言葉も書かれています。また本文中には、批判している方々に望月先生が二度送ったemailへのリンク(どちらも返事は来なかったそうです)がはってあり、メールをダウンロードして読むこともできるようになっています。上にあげた100万ドルの川上さんの賞金もこの流れで設定された賞金であることがよく理解できました。また当初、IUT理論に難色を示していた著名な数学者Emmanuel Lepage (フランス ソルボンヌ大学)さんが、望月先生とのやりとりの結果、理論を認めたという話も書かれています。

私は数学的な内容はわかりませんが、日本人が国際的に活躍するとはどういうことかを、望月先生から学ぶことができる貴重な資料として是非ご覧になることをお勧めします。また上にあげた京都大学のサイトには、IUT理論についての様々な解説資料も集まっているのでご覧ください。

AIを使う検索エンジンPerplexity aiを使ってみました。

Perplexity aiはAIを利用する対話型のネット検索エンジンです。今日ちょっと試してみましたが、これは結構役立つと思います。
有料版もありますが無料版でも結構使えそうです。日本語入力も受け付けるのでなかなか便利です。
https://www.perplexity.ai/

ためしに英語で、「線虫のコンドロイチンプロテオグリカンの名前を全部教えて」とか、「コンドロイチンの線虫での機能をおしえて」とか質問してみると、結構まともな回答がもどってきました。後者の質問の回答では、コンドロイチンの線虫での機能をあきらかにした私達の論文の図がちゃんと表示されているのには驚きました。これは ChatGPT Plusよりは優秀な回答です。

例によって、以前ChatGPTに訊いてみた質問、「小松左京の作品の名前を教えて」と日本語できいてみました。回答はだいたいあっていましたが、 ゴルゴ13も小松左京の作品と答えてきました。そこで、日本語で
「ゴルゴ13の作者は小松左京ではありません。」と入力すると、英語で以下のようなお詫びの文が返ってきました。

Answer
I apologize for the mistake in my previous answer. After reviewing the search results, I found that the author of the manga series “Golgo 13” is not Sakyo Komatsu, but rather Takao Saito
. Sakyo Komatsu is a science fiction writer who wrote novels such as “Japan Sinks” and “Sayonara Jupiter”. I apologize for any confusion my previous answer may have caused.
次に、glycobiologyに関する情報を収集するのに役立つtop 10のtwitterアカウントを教えてと英語で聞いてみました。ChatGPTの時よりは実在するアカウントを多く答えてくれましたが (6割程度が実在)残りは架空のアカウントでした。ChatGPTと同じで、間違いを堂々と答えてくる場合があるのがよくわかりました。

Perplexity aiはChatGPTの無料版と同じLLMであるGPT-3.5を使っていて、Microsoft Bingの検索エンジンと連動して動いているそうです。有料版ではGPT-4を使えるそうで、無料版でもGPT-4を4時間に5回まで使えるようです。
Perplexity aiについてはこちらの記事がわかりやすいです。是非参考にして、この検索エンジンを使ってみてください。
https://tcd-theme.com/2023/08/perplexity-ai.html

検索結果には、AIが参照したサイトも表示されるので、AIの答えの適否の判定がより簡単に行えるのもよいところです。また検索結果には回答の他に、類似質問例がいくつか表示されるので、その類似質問を利用して検索することで、より深く多面的な検索結果が得られるのもメリットです。無料ですので一度ためしてみるとよいでしょう。

英語の科学論文の書き方を学べるサイトの紹介です―改訂版―

英語の科学論文の書き方を学べるサイトの紹介です―改訂版―

今まで英語で論文を書こうとする学生、研究者は、次の2つのテーマについて学び、訓練することが必要でした。

・一つは英文法にのっとった英文作る能力の養成で、冠詞の使いわけや時制の使い方などは英語を母国語にしない私達には完璧な習得が難しいスキルです。
・もう一つは、自分が書いた英文を自己添削して、わかりやすく、スーズに読み進められるようなスタイルに改訂する能力の養成です。

後者の英文のスタイルの修正は、英語のnative speakerも学校や講習会で学ぶ技術です。自分の書いた英語論文を自己添削して上手に修正できれば、読みやすく、簡潔で明晰かつ判明な「流れるように内容が頭にはいってくる論文」ができあがるわけです。しかし文法に誤りのない英文を書くだけでも大変なのに、 スタイルと論文のわかりやすさまで考慮するのは、初学者にも熟練した研究者にも大変でした。後者の分野の名著としては、以前の記事で紹介したClarity and Grace (Joseph M. Williams & Joseph Bizup)という本があります。私もこれを読んだ後に書いた論文は見違えるようにわかりやすくなったとほめられたことがあります(今はすっかり忘れてしまったので、また読み直さなくてはと思います)。この本のエッセンスについては、ボストン大学におられる芝孝一郎先生が、ブログで解説しておられます。

英語のオンライン辞書と、英語論文の書き方についてのブログの 紹介です。

芝先生は疫学、因果推論の専門家でボストン大学で活躍しておられる著名な研究者です。今年の夏は因果推論の講義や、英語の書き方の講義などで日本でも大活躍されていました。私は昨日、先生の英文の書き方についての講義を聴講させてもらいました。日本語での講義なのでわかりやすく、極めて役立つ講義を聴かせてもえたと感謝しています。このセミナーシリーズは第一回目だったそうで、これから続々と新しいセミナーが企画されるようで楽しみです。


芝先生の御講演を聞いて思ったのは、ChatGPTが文法チェックをしてくれるので、私達  非英語圏の人間が英文法の習得に苦労する必要はもうないということです。大学受験に必要な程度の英文法を知っておれば十二分であると思われます。最初にあげた一番目のスキル(英文法)の習得には苦労する必要がなくなったので、非英語圏の人間も上の二番目のスキルの習得だけに力を注げばよいことになります。自分の伝えたい内容と意図が誤りなく理解できるようにするテクニック(clarity)と、話のながれがスムーズでつっかかるところがなく読めて容易に理解できる魅力的な文章をつくるテクニック(grace)の習得に集中できるようになったのです。とうとう私達が英語圏の人と対等に論文を書くことができる時代がきたわけです。とうことで、今回の記事では私が芝先生の御講演を聞いてちょっと調べてみた英語圏の大学の論文の書き方についてのサイトをいくつか以下に紹介しておきます。以前のブログ記事で紹介した芝先生のブログもとても参考になりますので、ぜひ読んでみてください。

学部生向きの英語科学論文の書き方の手引き:ハーバード大学版その他について

最初に挿入したブログ記事であげたサイトはこちらです。

Welcome to Style for Students Online by Joe Schall
Effective Technical Writing in the Information Age
https://www.e-education.psu.edu/styleforstudents/

このオンライン教科書の第10章は論文の執筆法についての文献がまとめて紹介されており、それぞれダウンロードできます。
https://www.e-education.psu.edu/styleforstudents/c10.html

いろいろな有用な文献のダウンロードリンクも含まれているのでダウンロードして読んでみてください。このサイトからダウンロードリンクを引用しておきます (ただしリンク切れをなおしてpdfリンクにしておきました)のでご覧ください。

Comments From the Geological Society of America Bulletin Editors” reviews the pet peeves of journal editors in the geological sciences.

Advice to Scientist Writers: Beware Old ‘Fallacies’” helps us to reconsider basic writing practices that we sometimes hold as truths when they are not.

Precise Writing for a Precise Science” is written by a professor of chemistry arguing for the relationship between clear communication and clear science.

The Universal Recipe, Or How To Get Your Manuscript Accepted By Persnickety Editors” is by a veteran journal editor sharing his insights about what makes a scientific article publishable.

The Science of Scientific Writing” is a methodical deconstruction of science writing to the point of generating seven practical maxims that science writers can apply to their work.

また次のようなサイトも英語論文のスタイルの勉強には大いに役立ちます。

 

https://writingcenter.unc.edu/tips-and-tools/
http://www.cs.columbia.edu/~hgs/etc/writing-style.html