有機化学を学ぶのに最適な諸藤 達也さんのYouTubeチャンネルやホームページ、有機化学入門書の紹介です。

以前紹介したことがあるもろぴーさんの有機化学について学べるチャンネルの再紹介です。
【もろぴー有機化学・研究ちゃんねる】
https://www.youtube.com/@morop_/featured
有機化学を学ぶのに最適の諸藤 達也さんによるチャンネルです。
https://moro-chemistry.org/youtube
YouTubeチャンネルだけでなく、ホームページもあって、有機化学のみならず研究の仕方、ポスター発表の仕方、重要な論文解説など多彩な内容で勉強になります。
【有機化学論文研究所】
https://moro-chemistry.org/
このサイトの中にはこんなページもあって、高校生も是非読んでみてください。
『女子高生と学ぶ有機化学』
https://moro-chemistry.org/page-1610
本も書いておられて評判が高いです。
『文系でも3時間でわかる 超有機化学入門
-研究者120年の熱狂-』(裳華房)
https://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-3519-9.htm

動画の一例を埋め込んでおきます。
https://youtu.be/gixGKKA_MFw?

以前の記事もリンクを埋め込んでおきます。

有機化学を理解するための動画チャンネル

AIを医学研究にどう役立てるのか?AIの原理から発展史、そしてその医学への応用例を学べる素晴らしい動画がありました!

MITとHarvard大学が運営しているBroad Instituteの、MPG primerの最新動画(10月2日の講義)を紹介します。
MPGについてはこちらの過去記事をご覧ください。

遺伝学の基礎が学べるMPG Primerの入門動画が公開されたので紹介します!

今日紹介する動画は、医学へのAIの応用の歴史というもので、ものすごく簡潔明瞭にLLMの原理、医学への応用例をまとめています。48分ほどの動画ですがこれほど密度の濃い講義を上手にできるのかと感動しました。よい講義ですので是非きいてみてください。

MPG Primer: From Code to Clinic; A History of AI in Medicine (2025)
https://youtu.be/BpogXKJgrr4?

Medical and Population Genetics Primer
October 2, 2025
Broad Institute of MIT and Harvard

OpenAIでのプログラム開発現場の秘密が公開されました!

岡野原 大輔さんのツイートをいつも拝見しています。
今日のツイートが驚きだったので紹介します。

まずはx.comやnitterなどで岡野原さんのツイートを読んでみてください。nitterのインスタンスの一つのnitter.netのリンクをあげておきます。どんな動画かが詳細にツイートで解説されているのでまずお読みください。
https://nitter.net/hillbig
読んだ後に見るべき、OpenAIの動画も埋め込んでおきますのでご覧ください。

Shipping with Codex
https://youtu.be/Gr41tYOzE20?

私はCodexって何?という段階ですので、動画をみてもよくわかりません。それでまずCodexについて調べてみました。Codex は、OpenAI が開発したコード生成に特化した AI エンジンの総称です。VSCodeでも使えるようになっており、プログラムの作成に革命をおこしているといわれています。自然言語での指示や既存コードの文脈を読み取ることができ、コードの修正や作成をはじめとしてプログラム作成に大いに役立つ機能を備えています。動画ではCodexを使ってOpenAIのメンバーがどのようにプログラムを開発しているかが説明されています。OpenAIのプログラム開発現場の秘密の公開です。
新時代のプログラム開発の様子がわかる動画です。Codexを活用していますので、まずMicrosoft有志による次のZennの記事を読んでからご覧になることをお薦めします。Codexがどんなものかがよくわかる記事です。以下のリンクから読んでみてください。
『Codex を完全に理解する会』 2025/10/04に公開
https://zenn.dev/microsoft/articles/codex_fully_understood

数学的知識の限界に挑む!SFみたいなSFI(Santa Fe Institute)の動画が面白そうです!

今日はWindows10のサポートが切れるのに備えて、手持ちのWindows10で動いてパソコンにWindows 10 ESU(Extended Security Updates、拡張セキュリティ更新プログラム)の設定を行いました。Microsoftアカウントでログインすると簡単に一年間のESUプログラムが契約できて無料でした。OneNoteなどをいつもつかっていて、システムバックアップができているのでスムーズでした。ネットでいろいろやりかたがでているので検索してみるとどなたでも簡単に加入できると思います。しかし、結構新しいコンピュータで問題なく動いているものがアップグレードできないので、買い替えが必要というのはこまったものです。

さて今日はいつものサンタフェインスティチュートの動画です。これはめちゃめちゃ面白そうです。
How Much Math Is Knowable?
https://youtu.be/dQC7AIT91_g?

 

ゲーデルの不完全性定理などからはじまって、AIと量子コンピュータ時代の数学的知識の限界に挑むSF的アイデアもでてくるようです。
見るのが楽しみな動画です。

プログラムのデバッグについて学べるオンライン本がでています。

The Debugging Book: Introduction to Debugging
https://youtu.be/bCHRCehDOq0?

オンラインで読めるばかりか、
https://www.debuggingbook.org/
Jupyter Notebooks版もあるのでコードを実行しながら学べます。
Pythonコードも、スライドもダウンロードできます。
本の究極の目的は自動でデバッグをするシステムをつくることです。著者はドイツの大学教授です。

私のような素人がコードをChatGPTなどにデバッグしてもらう際にも、常識として心得ておくべき点が学べるので役立ちそうです。

AIを使った数学研究の現状を一般向けに概観する動画(The Royal Institutionでの講演動画)がでています。

AIがAGIになったら、リーマン予想とかの証明もできるようになるのでしょうか?今やAIは数学オリンピックの金メダルレベルの性能を示しているので、実際の数学の研究にAIはどのくらい役立つのかとみんな興味深々だと思います。その点について解説している動画があったので埋め込んでおきます。
Mathematics: The rise of the machines
https://youtu.be/oOYcPkBaotg?

演者はYang-Hui 教授。 the London Institute for Mathematical Sciences のフェローで、中国のNankai UniversityのChang-Jiang Chair professor です。 Princeton大学を卒業後、 博士号 をMITで取得, 幾何学・数論・ひも理論の専門家で、2017年からAIを利用した数学上の発見を以下に行うかの研究を続けているそうです。ちょっとみただけですが、とても面白そうな講演なので週末などに見てみようと思っています。

汎用人工知能AGIの完成が近いようです!

ノーベル化学賞は京都大学の北川進先生に決まりましたね!錯体というと酵素反応でお目にかかったり、無機化学で学んだだけですが有機化学と錯体から新しい材料科学の分野が拓けていっているのですね。

今朝ツイートをみていると汎用人工知能についてのブログ記事が公開されているのを知りました。全3回で第一回目が公開されたところだそうです。AGI汎用人工知能が現在のLLMの延長上で実現できる可能性が高いというブログ記事のようです。読んでみたいと思いました。

第一回目の冒頭部分を含むスレッドを埋め込んでおきます。


記事のタイトルは、『TransformerはAGIに到達できるか? (AGIの理論、AGIと社会、そして日本の選択 :パート1)』でリンクはこちらです。
https://www.aialign.net/blog/transformer-agi-part1

ノーベル賞の発表が続いています。2024年度のノーベル化学賞受賞者の動画を紹介します。

今日のノーベル物理学賞は量子力学100年ということで、トンネル効果の研究者が受賞したようです。ノーベル賞を最年少で受賞したジョセフソンの研究を発展させた巨視的な電気回路でのトンネル効果の研究らしいですが、物理学の方の解説を読んでみたいと思います。ジョセフソンはノーベル賞受賞後は超常現象の研究にシフトした人ですね。

今日は2024年度のノーベル化学賞を受賞したJumperさんの動画があったので紹介します。今年はどんな研究がノーベル化学賞になるでしょう?楽しみです。

Nobel Laureate John Jumper: AI is Revolutionizing Scientific Discovery
https://youtu.be/2Yguz5U-Nic?

John Jumper on June 16, 2025 at AI Startup School in San Francisco.

2024年のノーベル化学賞に輝いたJohn Jumperがサンフランシスコで開催されたAI startup schoolで講演した動画です。このブログでもJumperのMRC LMBでのセミナーなどの動画を紹介しましたが、今回の動画はわかりやすいと思います。講演では東京大学の森脇 由隆先生の貢献もしっかり解説されています!現代の科学の進み方のよい例ですね。動画を是非ご覧ください。

中秋の名月に坂口先生のノーベル賞、おめでとうございます!

今夜は中秋の名月です。福岡は快晴で散歩の帰り道、山際からまん丸い綺麗なお月さまが上ってきました。今夜は一晩中、綺麗な月が楽しめそうです。散歩から帰るとすぐ、ノーベル生理学・医学賞の発表をネットでみていました。阪大初のノーベル賞ですね。おめでとうございます。

今夜は、受賞された坂口志文先生のブルーバックスの本を紹介します。

免疫の守護者 制御性T細胞とはなにか
https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000275712

これはKindle unlimitedのブルーバックス祭りのとき、読みました。科学ライターの方との共著で素晴らしい本でした。科学を志す人には絶対読んでほしい、読んで損がない本です。今夜のノーベル賞で制御性T細胞について興味を持った人も多いと思います。もっと知りたいという人にも絶対おすすめの本です。科学がどのように発展していくかを読んでよく理解できる本で、ワトソンの『二重らせん』を読むより、この本を読んだほうが絶対、科学についての理解が深まると思います。昔、千葉大学の多田富雄先生(「免疫の意味論」で有名な先生で能もたしなんで能の作品もあります)が提唱して一世を風靡して消え去ったサプレッサーT細胞の研究が、坂口先生の研究にどのように影響したかも詳しく書かれていて学説の栄枯盛衰について学べるのも役立ちます。免疫学のABCから書かれていてとても分かりやすい本ですので是非購入して読んでみてください。あとがきに書かれているアインシュタインとインフェルトの本『物理学はいかに創られたか』からの引用も心に響きます。

ジェーン・グドールさんについての動画と本(日本語訳)を紹介します。

Jane Goodallさんが今月初めに講演先の米国で亡くなりました。
https://www.nytimes.com/2025/10/01/science/earth/jane-goodall-dead.html

チンパンジーが道具を使うという発見はあまりにも有名でグドールさんの本を読んだ人の多いと思います。無料で読める国立国会図書館デジタルコレクションの本と講演記録へのリンクを載せておきますので是非読んでみてください。402)などの番号は、このブログで紹介しているデジタルコレクションの番号です。402はこのブログで紹介した個人送信資料の402番目という意味です。(実際は通し番号を付けだす前に紹介したものなどがあるので数はもっと多いです。)

402)  J.グドール 著 ほか『森の隣人 : チンパンジーと私』,平凡社,1973. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12637836 (参照 2025-10-05) 奥さんの大学時代の愛読書で私がはじめてグドールさんのことを知った本です。

403) H.バン・ラービック, J.グドール 著 ほか『罪なき殺し屋たち』,平凡社,1972. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12637845 (参照 2025-10-05) グドールさん夫妻の本。夫はオランダ貴族で写真家だったそうです。

404) ジェーン・グドール ほか「世界は変えられる : 「希望」のかけ橋をつなぐ旅 : グドール博士講演会」『研究所報』(17),南山大学. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/9603611 (参照 2025-10-05) グドールさんが日本を訪れた時の講演会の記録です。2006年11月11日の日本の南山大学での講演会の様子がよくわかります。

グドールさんについての動画は以下のものが良いと思います。ナショナル・ジオグラフィックの動画です。日本語字幕もあるので是非ご覧ください。

グドールさんはケンブリッジ大学の博士号をもっておられましたが、これは学部を卒業していないにもかかわらず博士課程への入学を許可して授与されたものだそうです。最初のNew York Timesの追悼文から引用しておきます。Recognizing the contributions she was making to science, the University of Cambridge accepted her into its doctoral program in 1961 without an undergraduate degree. She was awarded her doctorate in 1965. ケンブリッジ大学、やりますね!