東大TVのヒトの認識の数理モデルと、太陽光エネルギーについての動画は秀逸です。是非みてください!

『ヒトの認識の数理モデル』
Mathematical Model of Human Cognition[JP] 柳澤秀吉 東京大学工学系研究科教授

ヒトの認識がベイズ推論で定式化できることを理解し、その根拠となる自由エネルギー原理のエッセンスを理解するという目標の講義です。
https://youtu.be/c8Av2ZHmXL4?

とてもわかりやすい講義です。講義がお上手な先生ですね。感心しました。ベイズの定理なども完全に理解できるのではないでしょうか。
このブログでもたびたび紹介している脳の自由エネルギー原理についても学べます。こんなよい動画が今はごろごろしている時代で、何を学ぶにしてもよい時代になっています。

東大TVのYouTubeチャンネルには他にどんな動画があるかなぁとみてみました。
https://www.youtube.com/@UTokyoTV
次の動画が面白そうです。
Solar Power Is the Strongest Energy, So Why Can’t It “Save the Planet”? [JP]
https://youtu.be/Bv6bjsYDYYM?

太陽光発電の環境破壊、効率性、今後などを考えるのに役立つ動画です。太陽光パネルが林立して自然破壊を繰り返している現状が、」なぜ起きているのかがよくわかりました。原子力、火力発電、再生可能エネルギーをどんな割合で動かせばよいのかを議論するための基礎知識も得られると思いました。

分子科学研究所創立50周年特別版の公開講演会がおすすめです。これは面白い講演です。

今年は分子科学研究所創立50周年の記念すべき年だそうです。詳しくはこちらの分子研レターズや特設サイトをみてください。
https://www.ims.ac.jp/about/publication/letters92.html
https://www.ims.ac.jp/50th/

分子科学フォーラムも50周年特別版の講演になっています。小・中学生くらいから一般市民むけの講演です。
第144回分子科学フォーラム 50周年特別版 「ねじれた光」で見る左と右、鏡写しの世界
https://www.youtube.com/live/GHQ1eU4W_Ns?

これは面白い。円偏光とか立体化学の基礎も学べます。是非ご覧ください。
また143回の講演もおすすめです。こちらは触媒の話ですが、二十世紀初頭に報知新聞にのった未来予想の話もあったりして楽しい講演です。

第143回分子科学フォーラム 50周年特別版「観ることで広がる触媒の世界」
https://www.youtube.com/live/FTqxf5rGI7g?

 

幼稚園児から使える量子力学!

Kindergarten Quantum Mechanics, now for real!
https://www.youtube.com/live/Oz5dmtIyrrc?

Streamed live on 15 Nov 2025
このブログでたびたび紹介しているBob Coeckeさんの圏論的量子力学は、絵で計算できる新しい量子力学の定式化です。ヒルベルト空間を使う定式化と同じ結果をより簡単にみちびけるので、これで学んだ高校生がOxford大学の修士の試験問題を解くことが出来るようになったというのは新聞でも報道されていました。高校生の量子力学の教育に実際用いられ始めているほか、量子コンピュータ開発の現場でも利用されているそうです。その辺の文献はYouTubeのMoreの部分に詳しく書かれているので興味のある方は見てください。このブログの過去記事にも講習会の動画や本の紹介があるので検索してみてください。Quantum in Pictures: A New Way to Understand the Quantum World (English Edition) Kindle版は655円で売ってますね。

この動画が公開されているRelatoriumというチャンネルには面白そうな動画が満載です。

https://www.youtube.com/@Relatorium/streams

ミシガン大学の土曜日朝の物理学講演会シリーズとAssumptions of Physicsという本の紹介です。

ここ数日、好天が続いていて暖かいのどかな日射し、青い空を楽しんでいます。昨日は、山の上からハンググライダーが二機飛び出したのを目撃しました。また福岡市周辺の山でのハンググライダーブームが到来したようです。今日の夜は、近所で花火が打ち上げられていました。さすがに先日参加した京都国際会館での日本生化学会の花火には負けますが、とてもきれいでした。連休ですね!
今日は忙しいので、簡単な動画の紹介です。

アメリカのミシガン大学のYouTubeチャンネルにある動画です。
https://www.youtube.com/@universityofmichigan1817/streams

Saturday Morning Physics という土曜朝の物理の一般向け講演会シリーズの最新の一本です。

Saturday Morning Physics – What is Classical and What is Quantum?
https://www.youtube.com/live/blRyVsvoK_0?

古典力学と量子力学の関係をわかりやすい数式で説明しているよい動画のようです。
演者は、ミシガン大学で、物理学すべてを導ける物理学の基礎体系を構築しようとしているプロジェクトAssumptions of Physicsを進めている人だそうです。

Assumptions of Physicsは
A research program led by Christine Aidala and Gabriele Carcassi(この人が動画の演者です) at the University of Michigan
という研究プロジェクトで、目的は
Our research program aims to identify a handful of physical principles and assumptions from which the basic laws can be rigorously derived.だそうです。詳しくはこちらのサイトをご覧ください。
https://assumptionsofphysics.org/
プロジェクトから生まれた本も無料公開されています。
https://assumptionsofphysics.org/book/
本の最新版へのリンクもあります。
https://www.fulcrum.org/concern/monographs/tx31qm110

電子ブックの問題点を鋭く指摘した動画を紹介します。オープンアクセス本の検索サイトも末尾に紹介しています。

今日はYouTubeのおすすめにでてきたTED talkの紹介です。電子ブックの問題点について皆が知るべきことをわかりやすく解説している動画です。日本でも全く同じ状況なので是非ご覧ください。この記事の後半には、無料でアクセスできる教科書や記事を検索できるペンシルベニア州立大学図書館のサイトも紹介しているのでご覧ください。

トークのタイトルは
Why is knowledge getting so expensive? | Jeffrey Edmunds | TEDxPSU です。
https://youtu.be/PygUK16aQgk?

EdmundsさんはPenn State University(ペンシルベニア州立大学)の図書館員で、大学図書の多くが電子書籍になっていることの問題点から話を始めています。

電子ブックは、紙の本とちがって所有権が認められておらず、内容にアクセスする権利をお金を払った人や組織が認められるだけだというのが、大きな問題であることが指摘されています。提供しているサービスが終了したらお金を払っていたにも関わらず、本や雑誌が二度と読めなくなるというリスクはたびたび現実化している(最近も日本のサービスが終了して問題になりました)のはご存知でしょう。世界的には5つの主要な出版社がほとんどの電子ブック、電子ジャーナルを支配しており、図書館がある本やある雑誌だけを購読しようとしてもみとめられず、必ず抱き合わせ販売で不要な電子ジャーナルや電子ブックを合わせて高額の料金を払わなくてはならないという不条理がまかり通っています。これは日本でも同様ですが、あまり知られていないではないでしょうか。

この電子ブック、電子ジャーナルに書かれている知識は、実は出版社が作り出したものではなく、大学や研究所などに資金援助している納税者を中心とする社会全体の援助で得られたものです。論文などを書いてレフリーがコメントを書いて、それに応じて著者が内容を改訂してチェックしたうえで完成した知識を、第三者である出版社に与えて高額な掲載料を払い、それを社会が知るためにはまた高額の購読料を出版社に支払う、この不条理な制度について的確に指摘されていて見ごたえがあるトークです。ある雑誌の購読料が不当に高いということで編集者全員が辞任して、彼らで無料のオープンアクセスの雑誌を作ったという話も紹介されています。教科書も最近は昔の値段の10倍以上に値上がりしてしまい、学生が困っているそうです。その対策としての無料教科書などについても紹介されています。

日本でも、全く同じ状況ですので何とかしていかなくてはなりませんね。

Penn State University Librariesのサイトからは無料でオンラインで読める資料がいろいろ見つけられます。
TOPページはこちら。
https://catalog.libraries.psu.edu/

FormatからBookを選ぶとこんなページがでてきます。
https://catalog.libraries.psu.edu/?f%5Bformat%5D%5B%5D=Book

無料でオンラインで読める本を、quantum chemistryという検索キーワードで探したのがこんな結果になります。
onlineとFree to Readにチェックを入れて検索してください。
https://catalog.libraries.psu.edu/?f%5Baccess_facet%5D%5B%5D=Online&f%5Baccess_facet%5D%5B%5D=Free+to+Read&f%5Bformat%5D%5B%5D=Book&q=Quantum+chemistry&search_field=all_fields

線型代数 linear algebraでも検索してみました。

https://catalog.libraries.psu.edu/?f%5Baccess_facet%5D%5B%5D=Free+to+Read&f%5Bformat%5D%5B%5D=Book&search_field=all_fields&q=linear+algebra
良いサイトです。皆さんも検索して無料で読める教科書や資料を見つけてください。

AIの次の革命はNeuroevolutionとevolutionary computationからもたらされるという教科書が公開中です。

AIの次の革命はNeuroevolutionとevolutionary computationからもたらされる、という教科書が無料公開されています。
奥村先生のリツイートで知りました。

 

こちらから、html版の教科書 Neuroevolution: Harnessing Creativity in AI Agent Design が読めます。
序文だけ読むと、どんなことを扱っている本かがよくわかります。面白そうです。

Neuroevolution: Harnessing Creativity in AI Agent Design
An MIT Press Book by Sebastian Risi, Yujin Tang, David Ha, and Risto Miikkulainen
Foreword by Melanie Mitchell

The online version of the book is now freely available in an open-access HTML format. The print edition will be released later in 2026.ということで、紙の本ももうすぐ出版されるようです。

昨日行われた2024年ノーベル賞受賞者のAmbrosさんのマイクロRNAについての講演動画が公開されました!

アメリカ政府の予算執行が可能になったため、休止していたNIH Videocastの更新が再開されました。
昨日の2024年のノーベル賞受賞者Victor Ambrosさんによる講演を紹介します。線虫でのマイクロRNAシステムによる発生制御機構の研究を通じて、ヒトと線虫に共通な様々な制御機構の存在が明らかになっています。モデル生物線虫がヒトの病気の研究に役立つというのは今や常識になってきました。そのあたりを学べる絶好の動画です。字幕や動画をダウンロードできるので、高解像度やスマホ用解像度でダウンロードしてゆっくり空き時間に視聴するのもおすすめです。

WALS: Genetic Mechanisms Controlling Developmental Timing in C. elegans

https://videocast.nih.gov/Summary.asp?file=35827

演者と今回の講演の要旨などはこちらから閲覧可能です。
https://oir.nih.gov/wals/2025-2026/genetic-mechanisms-controlling-developmental-timing-elegans

 

宇宙フアンの方におすすめ―JAXAの『日本の国際宇宙探査シナリオ案2025』が面白い!

宇宙フアンの方におすすめ―JAXAの『日本の国際宇宙探査シナリオ案2025』が面白い!

こちらのサイトになんと999ページもあるpdfへのリンクが公開中です。
https://www.exploration.jaxa.jp/news/newspage/20251117.html

サイトからの引用です。

本文書は、国際宇宙探査に関する政策立案、研究開発、産業連携等の今後の活動に広く活用いただくことを目的とし、日本の国際宇宙探査事業を進める方向性の案を宇宙機関としてまとめたものです。2016年度に初版を公開後、2019年度及び2021年度に改訂を実施しました。今回は、最新の国際調整や政府関連の活動等に留意しつつ、国際宇宙探査に係る進捗や検討状況を反映し、 2025年度版としてまとめています。月、火星及びその衛星を対象とした「国際宇宙探査」における目標や全体アーキテクチャ、環境データ分析、科学・技術の各ロードマップ、具体的なミッションの検討をまとめておりますのでぜひご参照ください。

ロードマップの書き方の参考にもなります。JAXAに興味をもっている子供たちも多いですね。NHKのドラマ「宙わたる教室」を楽しんだ方にもおすすめの文書です。

写真は、今日散歩で見に行った皇帝ダリアです。11月にはいって寒くなってくる頃に、毎年見事な花を咲かせます。空港から地下鉄で九大伊都キャンパスに通っていたころ、空港近くのお家で見事な皇帝ダリアが咲いているのをみて初めてその皇帝ダリアという花があるのを知りました。最近はブームになっているようで、植えているお家も増えてきました。

2013年のCERNの素粒子研究についてのドキュメンタリーParticle FeverがYouTubeにアップロードされていました。

Particle FeverというドキュメンタリーがYouTubeにアップロードされていました。字幕をオンにしてご覧になるとよいと思います。ヒッグス粒子の発見の興奮さめやらぬころの二時間越えのドキュメンタリーです。昔、YouTubeで探した時は見つからなかったのですが、さっき検索したらこれがヒットしました。

NHK BSで日本語の音声解説付きで放送されたものは録画してもっているのですが、NHKで再放送してくれないかなぁと思います。
素粒子研究の様子がよくわかる、物理フアンには最適のドキュメンタリーです。タイトルにあるようにいろんな賞を受賞している作品ですね。

東大での映画の紹介文はこちらです。https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/articles/t_z0402_00003.html
今検索してみると、AmazonでNHKで放送された村山斉先生の副音声解説付きのバージョンは買えますね。

パーティクル・フィーバー ~人類はヒッグス粒子を見た』 3680円だそうです。

バクテリアや古細菌の表面はどうなっているのだろう?という疑問に明快に答える動画があります!

アーキア(archea 古細菌)やバクテリアの表面にはS-layer(Surface-layer)と呼ばれる表面構造があります。これがどんなものかというのが目で見てわかる動画が英国ケンブリッジのMRC分子生物学研究所(MRC LMB)から公開されました。MRC LMBのTanmay Bharat 教授(Cambridge大学)による短い動画ですが目で見てS-layerのことが あっという間に理解できるのでおすすめです。糖鎖もS-layerにあるのがよくわかります。
Introduction to microbial surface layers (S-layers)
https://youtu.be/fgSf6THdPn0?

教授の2023年のフレミング賞受賞講演もご覧ください。バイオフイルムやS-layerについて学ぶのに最適の講演です。
Dr Tanmay Bharat – Structural Studies of Prokaryotic Cell Surfaces
https://youtu.be/zOPlh-mLeEk?