お知らせ:MRC 分子生物学研究所(英国ケンブリッジ)の一般向け公開セミナーが明日30日の夜9時半からZoom Webinarで視聴できます。

ここ数日、nitter.netがつながらないのでそれに関する記事へのアクセスがものすごい数になっています。nitterのインスタンスはguest アカウントを使っているそうで、30日でそれが消滅するのでまた作り直していたらしいです。その新規ゲストアカウントがつくれなくなってしまったので、そのうちすべてのnitter instanceが使えなくなってしまうかもしれないそうです。今のところ、動いているインスタンスを使えばログインなしでツイートが読めます。

さて今日の話題です。
英国ケンブリッジにあるMRC分子生物学研究所(MRC LMB)の科学者でない一般人向けの公開講義が明日、日本時間の夜9時半からZoomによるWebinarで開催されます。


今日もMRC LMBのウエビナーをZoomで視聴しましたが、MRC LMBのセミナーでZoom webinarで行われたものが、YouTubeのMRC LMBチャンネルにアップロードされないことも多いので、こちらでセミナー予定を確認して興味があるものはZoomで視聴しておくことをお薦めします。
https://www2.mrc-lmb.cam.ac.uk/news-and-events/scientific-seminars/
(明日のPublic lectureの予定もでています。LMB Seminar for non-scientists – The Chemical Origins of Life on Earth – What Are Those Chemists Doing on the 2nd Floor?というタイトルです。プラスマークのFurther informationと書かれたところをクリックするとZoom webinarのアクセスアドレスがわかります。表示されているurlをクリックすると、Zoomが起動し、urlにZoom IDとパスワードが入っているので、それらは自動入力され、そのあと 名前とメールアドレスをいれたるとWebinarにアクセスできます。注意点としては、時間の前までにZoomをインストールしておいて最新版にしておくことです。(すでにZoomをインストールしているという人は、Zoomのアップデートがあるかもしれないので講演開始前に時間に余裕をもって、Zoomを一度起動してみておくことをおすすめします。開始数分前にurlにアクセスするとZoomが起動し、アップデートが始まって時間がかかってしまい、講演の開始部分を見逃すといったエラーが防げます)。

科学者でない一般人向けの講義というのは、先日紹介したこんな感じの講演です。とてもわかりやすいように工夫された講演ですので明日視聴してみてください。
https://youtu.be/mcZwH5MYkFU?si=L092mKaUbn_EqD69

nitter.netに接続できない問題が断続的に発生しているようです。インスタンスを変えましょう。(末尾に追記1/30 有)

 nitter.netにFirefoxやChrome、Braveなどで接続しても安全な接続ではないというメッセージがでて接続できない状態です。nitterがtwitterに接続するために使っているguest accountが作成できない、private アカウントが消滅するという話もあって、インスタンスによってはtwitterに接続できなくなっています。とりあえずは以前書いたように、別のインスタンスをこちらから探して使うとnitterをみることができます。
https://status.d420.de/

たとえば、こちらに接続しようとしたらエラーがでます。
https://nitter.net/CarolynBertozzi
アカウント名CarolynBertozziをコピーして、今動いているインスタンスをhttps://status.d420.de/
から探します。
今ならhttps://nitter.catsarch.com/が動いているので、動いているインスタンスのurlのあとにアカウント名をペーストして、

https://nitter.catsarch.com/CarolynBertozzi
とすれば、接続できます。

私はnitterのブックマークに一つフォルダを追加して、nitter.netとは違う、比較的いつも安定して接続できる別のインスタンスの使うurlをブックマークしています。nitter.netがつながらないときはそちらのブックマークを利用しています。
2024/1/30追記
対応していないアカウントもあるようですが、https://twstalker.com/にアクセスしてアカウント名を入れるとXにログインしなくてもツイートを読めます。たとえば奥村先生のツイートはこのurlからよむことができます。https://twstalker.com/h_okumura
また以前紹介したtwilogというのも登録されている人だけですが、ツイートを読むのに使えます。https://twilog.togetter.com/h_okumura
ツイートが読めなくなったので悪質サイトが出てきていると思います。そうしたサイトに引っかからないように、以下の記事を参考にしてBraveブラウザなどで気を付けてサイトにアクセスするようにしてください。

ログインなしでtwitterを使う方法。悪質サイトにひっかかりました!

 

 

大栗博司先生の一般向け講演動画のおすすめ。

世界的な物理学者の大栗博司先生がツイートで、先生の出身高である岐阜高校での講演会の動画を作ったことを紹介して下さっていました。大栗先生は、カリフォルニア工科大学 フレッド・カブリ冠教授・理論物理学研究所所長 東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構教授、アスペン物理学センター理事長というすごい先生です。私も大栗先生の本は、「大栗先生の超弦理論入門」(ブルーバックス)や、「探究する精神」(幻冬舎新書)その他を読んで大変わかりやすい説明に感動したのを覚えています。その先生が先生の母校である岐阜高校(この高校の前身である旧制岐阜県尋常中学校は「解析概論」や「近世数学史談」で有名な世界的数学者で日本の近代数学の創設者である 高木貞治の母校だそうです。岐阜高校の図書館には高木貞治の胸像が飾られていたそうです)の150周年記念講演会での講演の録音をもとに、スライドに音声を組み合わせて動画にしたものをアップロードしてくださいました。中学・高校生や一般の方でも理解できる優れた講演ですので是非視聴してみてください。

YouTubeのリンクはこちらです。
https://youtu.be/-IR00F3XiQg?si=BnoscV1IzJuZbp92

先生のチャンネルにはほかにも一般向け、専門家向けの講演動画がいろいろあるのでみてみるとよいと思います。
https://www.youtube.com/@Hirosi.Ooguri

英語論文を書くのに役立つサイトや記事、プロンプトの紹介。

英語論文を書くのを学ぶのに役立つサイトの紹介です。

以前、こちらの記事や

https://glycostationx.org/2022/09/29/%e8%8b%b1%e8%aa%9e%e8%ab%96%e6%96%87%e5%9f%b7%e7%ad%86%e3%81%ab%e5%8f%82%e8%80%83%e3%81%ab%e3%81%aa%e3%82%8b%e8%b3%87%e6%96%99%e3%81%8c%e3%81%be%e3%81%a8%e3%82%81%e3%82%89%e3%82%8c%e3%81%a6%e3%81%84/

英語論文執筆に参考になる資料がまとめられているサイトの紹介

こちらの記事でもいろいろ紹介していますのでご覧ください。
https://glycostationx.org/2022/10/22/%e8%8b%b1%e8%aa%9e%e3%81%a7%e8%ab%96%e6%96%87%e3%82%92%e6%9b%b8%e3%81%8f%e3%81%a8%e3%81%8d%e3%81%ab%e5%bd%b9%e7%ab%8b%e3%81%a4%e3%83%84%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%82%84%e6%9c%ac%e3%80%81%e8%a8%98%e4%ba%8b/

英語で論文を書くときに役立つツールや本、記事などをまとめたサイトを再度紹介します。

他に、英語とか論文の書き方のカテゴリーでブログ記事を検索してもらうと参考になるものがみつかるかもしれません。いろいろこのブログ記事を探してみてください。

さて、今日はこのブログでよく紹介している京都大学の柳瀬陽介先生の記事を紹介します。

こちらは柳瀬陽介先生の1月23日のツイートで、ChatGPTのプロンプトを改訂されたというものです。

これはプロンプトの作り方の参考にもなりますし、英語論文作成の助けにもなりますので、是非ためしてみてください。ブログ記事へのリンクはこちらです。
【Ver.4.2に改訂】ChatGPT学術英語ライティング添削・改訂プロンプト – 語法添削と3種類の改訂例を出力
https://yanase-yosuke.blogspot.com/2023/11/ver4chatgpt-3.html

柳瀬先生は英語教育の専門家ですので、主要なLLMの英文作成時の性能比較結果もツイートされていてとても参考になります。皆さんも比較してみて、プロンプトを工夫したり変更してみて自分にとって、よい結果が得られるLLMを使うのがよさそうですね。

日本の月探査機SLIMは着陸精度3-4mでの月着陸に成功したとのことです!おめでとうございます!

今日はこのニュースですよね。

月探査機「SLIM」がピンポイント着陸に成功 月面写真を公開 JAXA会見(2024年1月25日)
https://www.youtube.com/live/fUDOyGQ5s7E?si=8v_uGf8bhXKUyVcL

写真は探査機が放出した小型ロボットが自動で探査機を探し出して撮影して送ってきた写真だそうです。タカラトミーとJAXAが共同で開発搭載していたロボット(同じタイプが販売中らしいです)による撮影です。上の動画での説明によると、予定着陸地点より東に55mあたりにSLIMはいるとのことです。

着陸前に障害物回避を行ったため、目標地点から東に55mの地点にいるのですが、障害物回避前で着陸精度を評価すると3-4mの精度でピンポイント着陸に成功したとのことです。従来の探査機の着陸精度は6kmとかでkmオーダーだったそうです。今回は悪く見積もっても10m、おそらく3-4mの精度で着陸しているので、ものすごい成功のようです。事前予測でも正常に着陸すれば10回に7回は10m精度で着陸すると見込んでいたそうで、今回はそれよりはよかったとのことでした。おめでとうございます。日本の宇宙開発の輝かしい成果をみることができて感動しました。

LinuxやPython, Ruby, C++, Bashなどなど様々な言語についての参考資料(無料ダウンロード可)が集まっているサイトがあります。

Linuxの初心者は、まずWindowsなどとおなじグラフィカルユーザーインターフェイスでLinuxを使い始めることが多いと思います。ファイルの消去や作成、移動などをコマンドラインで行うのは最初はあまりやらないのではないでしょうか。ところが、初心者がGUIを使いながら、どうしても利用しなくてはならなくなるようなコマンドがあります。

ChatGPTにソフトウエアのインストール、アンインストール、システムのアップグレードに関連するそんなコマンドを重要度順に並べてもらいました。

sudo apt update – パッケージリストを更新し、利用可能なアップグレードがあるか確認します。
sudo apt upgrade – システム上の全てのパッケージを最新のバージョンにアップグレードします。
sudo apt install [package_name] – 新しいソフトウェアパッケージをインストールします。
sudo apt remove [package_name] – インストールされたパッケージをアンインストールします。
sudo apt autoremove – もはや必要とされないパッケージを自動的に削除します。
sudo add-apt-repository [repository] – 新しいリポジトリをシステムに追加します。
sudo apt-key add [file] – 新しいリポジトリのためのGPGキーを追加します。
wget [url] / curl -O [url] – ウェブからファイルをダウンロードします。
tar -xvzf [file.tar.gz] – tar.gz形式のアーカイブを解凍します。
./configure ; make ; sudo make install – ソースからソフトウェアをビルドしてインストールします(特定のソフトウェアに必要)。
sudo dpkg -i [package.deb] – Debianパッケージをインストールします。
sudo dpkg -r [package_name] – Debianパッケージをアンインストールします。

どうでしょう。これらのコマンドはよく使いますね。こうしたコマンドを集めて紹介している英語の本が以下から無料でダウンロードできます。
Linux® commands Notes for Professionals book
https://goalkicker.com/LinuxBook/
pdfへのリンクはこちらです。https://goalkicker.com/LinuxBook/LinuxNotesForProfessionals.pdf
ダウンロードしてよさそうだったら、他の言語の本もダウンロードしてながめてみてください。きっと役立つ資料があると思います。

このサイトには、記事のタイトルに書いたようにPHPやR、Python、Bash、Swift、Java、CSSなどいろんな言語の資料もあります。ダウンロードして読んでみるとよいでしょう。こちらがトップページです。
https://goalkicker.com

分子動力学シミュレーションソフトOpenMM8をLinuxにインストールしてみました。

いつも有益な情報をおしえてもらっているこちらのツイート https://nitter.net/830RDEkpvteEODM
でOpenMM8のインストールの仕方の記事がリツイートされていました。これは機械学習の分子動力学 (MD) シミュレーションへの適用で開発された最新のMDシミュレーションソフトウエアです。


こちらのサイトで紹介されている方法で、Ubuntu Linux (Ubuntu 22.04.3 LTS) のPCにOpenMM8をインストールしてみました。
https://hira-labo.com/archives/2409
いろいろトラブルがおこりました。原因は、
1) anaconda3の不具合が原因で、インストールの時にライブラリが存在しているのにソフトがみつけられないというエラーがでたこと。そして、
2) NVIDIAのGPUのドライバーが純正のものでなかったので、GPUをMD計算に使う設定ができなかったの二点です。
それらを解消するのは簡単です。
1) まずanaconda3をインストールしている場合は最新版にアップデートします。私の場合はanaconda3が入っていたのですがインストール中にエラーメッセージがでて消えなかったのでChatGPT といろいろ改善策をためして、結局既存のanaconda3を完全にアンインストールしたうえで、公式サイトから最新版のLinux用のanaconda3のインストーラー(シェルスクリプト)をダウンロードしてきました。これをbashコマンドで実行して anaconda3 をクリーンインストールしました。またNvidiaのGPUを搭載しているPCなのでGPU計算をするためのcudatoolkitもインストールしました。これもNvidiaの純正ドライバーではなくて、オープンソースのX.Org X serverのものを使っていたのでエラーがでました。NVIDAの公式サイトから自分のPCにあうドライバをダウンロードしてセットアップしようとしましたが、面倒でうまくいきませんでした。結局、次のようにもっと簡単、手軽にNVIDIAのドライバー変更ができました。やり方は、Ubuntuの「ソフトウエアとアップデート」から「追加のドライバー」タブを開き、NVIDIAドライバーのプロプライエタリ、検証済みのものを選んで変更を適用ボタンを押すだけです。これでドライバが変わりました。あとは再起動してドラバが変更されているのをかくにんすればOKです。NvidiaのGPUドライバーにしておくと、OpenMM8をインストールしたときにGPUを計算に使うように設定されるので計算が高速になります。

では実際に私が実際にインストールした手順をメモしておきます。Ubuntuは一番ポピュラーなLinuxのディストリビューションですので参考になると思います。コマンドにはアンダーラインをつけておきます。

まずanaconda3の完全アンインストール
rm -rf ~/anaconda3
公式サイトから最新版のインストーラーをダウンロード。
Anaconda3-2023.09-0-Linux-x86_64.sh
というシェルスクリプトである。

シェルスクリプトがあるディレクトリ(Downloads)に移動。
cd Downloads/
移動後シェルスクリプトを実行。
bash Anaconda3-2023.09-0-Linux-x86_64.sh
anacondaの利用許諾条件がまず表示されるので、enterを何度もおして最後のyes,noの選択のところまでたどりつく。これが一番うざい。
いきすぎると、デフォルトでnoになっているのでenterを押し続けていると、インストーラースクリプトが終了してしまうので注意。
ときどききいてくるyes, noの選択にyesで答えてインストールを完了させる。

(注意:condaが最新版でないというwarningは無視したが、最新版にするには、conda update -n base -c defaults condaを実行する。又はconda install conda=23.11.0などとバージョン番号をいれたコマンドを実行する。)

OpenMMというディレクトリがなければつくり、そのディレクトリへ移動。
cd OpenMM
openmmをインストールする。ここでは最新のpython 3.11シリーズで使うことを指定する。
conda create -n openmm python=3.11
(仮想環境でOpenMM8を使うのは、anacondaの設定などがPCで使う別のプログラムの設定と衝突したりしないようにするためです。計算速度には影響がなく、エラーがおこりにくいそうです。)

次に
conda activate openmm
でopenmm環境を開始。この環境をストップするには、conda deactivateというコマンドを使う)
次にopenmmのソフト本体をインストールする。
conda install -c conda-forge openmm cudatoolkit=11.2
ここでcudatoolkitのバージョンを11.2にしていることに注意。
このコマンドラインを実行すると、openmmがインストールされる。同時にその他必要なライブラリ(numpyとかscipyその他)などと、GPUを利用できるcudatoolkitも一緒にインストールされる。ただしこのインストールには、PCの環境によるのかもしれないが、ものすごく長時間かかることがある。インストーラーが止まっているように思えるほどだが、インストール中の印(くるくる回っている)がでているかぎりそのまま放置でOKである。昼飯前にとまっているのが、昼食後インストール完了しているというような時間がかかることもある。
インストールが終わったら、次のコマンド
python -m openmm.testInstallation
でうまくインストールできているか確認する。
こんな感じのアウトプットが出ると成功。
OpenMM Version: 8.1.1
Git Revision: ec797acabe5de4ce9f56c92d349baa889f4b0821

There are 4 Platforms available:

1 Reference – Successfully computed forces
2 CPU – Successfully computed forces
3 CUDA – Successfully computed forces
4 OpenCL – Successfully computed forces

Median difference in forces between platforms:

Reference vs. CPU: 6.30278e-06
Reference vs. CUDA: 6.74181e-06
CPU vs. CUDA: 7.36039e-07
Reference vs. OpenCL: 6.73427e-06
CPU vs. OpenCL: 7.76535e-07
CUDA vs. OpenCL: 2.35576e-07

All differences are within tolerance.

次にグラフィカルユーザーインターフェイスのopenmm-setupをインストールして、ブラウザ上で設定ができるようにしましょう。
conda install -c conda-forge openmm-setup
でインストールできます。
インストールに成功するとこんなメッセージがかえってブラウザが開きます。
* Serving Flask app ‘openmmsetup.openmmsetup’
* Debug mode: off
WARNING: This is a development server. Do not use it in a production deployment. Use a production WSGI server instead.
* Running on http://127.0.0.1:5000
Press CTRL+C to quit
127.0.0.1 – – [23/Jan/2024 14:50:58] “GET / HTTP/1.1” 200 –
127.0.0.1 – – [23/Jan/2024 14:50:58] “GET /static/Icon.svg HTTP/1.1” 200 –
127.0.0.1 – – [23/Jan/2024 14:50:58] “GET /favicon.ico HTTP/1.1” 404 –
co

openmm-setupについては以下の記事をご覧ください。
https://magattaca.hatenablog.com/entry/2022/02/12/201641#f-8187c53b
実際の計算例は最初に紹介したサイトにあるとおりに実行してみると一分ちょっとで計算終了となりました。できたoutput.pdbをPymolで開くと動画でシミュレーションの結果をみることができました。その辺のところは明日にでも紹介することにします。

福岡は今、外で雪が降り風が強まっています。ではおやすみなさい。

電磁気学のわかりやすい日本語の講義ノートと日本語、英語の動画の紹介。

電磁気学のわかりやすい講義ノートと動画を紹介します。

東京大学の白石直人先生の講義ノートはとてもわかりやすく新鮮な教科書だと思います。
https://sites.google.com/site/naotoshiraishiphys/home-jp/lecture/electrodynamics-2023
が講義の紹介で、講義ノートのpdfはこちらです。
https://naotoshiraishi.files.wordpress.com/2024/01/2023-electrodynamics-2.pdf

最初の一ページ目から、ぐんぐん引き込まれる講義ノートです。いままでもやもやしていた部分がすっきりするよいノートです。講義動画も公開してもらえればありがたいのですが‥‥。

動画のほうでは電磁気学の計算の部分を詳しく講義してくださっているこちらの動画はいかがでしょうか。電気通信大学の安藤 芳晃先生の講義動画です。
https://www.youtube.com/@user-oz4ps4qt2i/videos
たとえば電磁気学の講義は「コロナ禍で急遽作った講義動画です。使わなくなってきたので公開します。大学に入って計算をあまりしなくなった学生向けに、電磁気学の諸法則を計算できるようにする、という意図で講義をしています。「ベクトルから逃げない」「電磁場を場(field)として扱う」「法則の式を(フワッとした理解でなく)具体的に計算できるようにして理解する」が目標です。 …」という講義です。聴講してみたい動画です。
電磁気学第一 第1回「クーロンの法則、静電場」 1.数学の準備(I)「ベクトル」
https://youtu.be/WAKMWAm3Qv4?si=NkyK5dXyF3kEKXtR

また他にもいろいろ有益な動画を公開して下さっています。たとえば電磁波工学の講義動画は、波動方程式をしっかり扱っていて勉強になります。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLVoJxpWdbE1B0E3B6-y5FseE2nmlkVsEE

あと英語ですが、こちらはとても興味深いチャンネルだと思います。
ミネソタ大学のTony Low教授の動画チャンネルです。ナノサイエンスにむけた解説動画が満載です。
https://www.youtube.com/@professornanoscience/featured

たとえば電磁気学の基礎についてはこんな一連の動画があります。
Basics of Electromagnetism
https://youtube.com/playlist?list=PLWt5FuzgdX4m8a5bPD2QTW_ue8MBVduRY&si=b2VwOCB-Wd6DJ1cM

動画の一例を埋め込んでおきます。
Most intuitive understanding of the Maxwell equations
https://youtu.be/KDIaKOW8BRQ?si=5t8ys8v7GJfNuZt6

創薬研究のためのRの利用法についてのワークショップの動画をみつけたので紹介します。

創薬研究のためのR言語についてのワークショップの動画をみつけたので紹介します。
英語ですが以下のチャンネルにあります。
R in Pharma
というチャンネルで、以下が再生リストです。
https://www.youtube.com/@RinPharma/playlists
2023年開催のワークショップの動画リストは以下にあります。
https://youtube.com/playlist?list=PLMtxz1fUYA5C0csy8-wTfFmRYQEB30vr3&si=3HhPhswhxb0QuD2T

その中から二つ動画を紹介しておきます。
1)Introduction to Machine Learning with {tidymodels}
https://piped.video/watch?v=i-Rm2HUWgnc
またはこちらから視聴できます。
https://youtu.be/i-Rm2HUWgnc?si=EbehDMu1DauGEcXW

この機械学習の動画の資料は以下にあります。
https://github.com/nrennie/r-pharma-2023-tidymodels
このリンクには講義のスライドの置き場所や、質問への回答などのリンクものっています。
スライドはこちらです。https://nrennie.github.io/r-pharma-2023-tidymodels/#/title-slide
開いたオープニングスライド画面の左上、線が三本重なっている部分をクリックすると全スライドをみることができます。またこの講演後の質問への回答はこちら。https://nrennie.rbind.io/blog/answering-some-tidymodels-questions/

2)Visual Studio Code for Pharma これは創薬の研究者むけのVSCodeの使い方の紹介のようです。
https://youtu.be/TclI9DjXK2c?si=IsXfheJdXXme8b-E

資料はこちら。
https://github.com/procogia/VSCodeforPharmaIntro

SLIM (Smart Lander for Investigating Moon)の月面着陸成功おめでとうございます!!

SLIM(Smart Lander for Investigating Moon)の月面着陸成功おめでとうございます!!!
ライブ中継でみていた人は大成功と大喜びでした。太陽電池パネルも太陽の方向をむいていないだけかもしれないので、太陽の向きが変わるころには動き出すかもしれないそうですね。探査機とはもちろん、切り離したロボットとのリンクもとれていて、ロボットの開発ラボは歓喜しておられます。探査機は着陸するときに加速度を刻々と送ってきていて、着陸したと思われる時点以降は、1.6 m/s2(月面上の重力加速度=地球の重力加速度9.8 m/s2の1/6)のままで月表面に到達したのが重力からも推察できましたね。

写真は、SLIMが無事着陸したと思われるとのアナウンスがあったあたりでの動画のスクリーンショットです。本日公開された記者会見こみの動画
https://www.youtube.com/live/Udh6kvjZYC8?si=6XjxXExVfr76Z6qc
からスクショしました。探査機の測定している重力加速度は左下のAという緑部分の上にでていて、1.628 m/s2 となっています。

今朝、米国にいる人と話したのですが、向うはちょうど午前中だったのでYouTubeの記者会見がはじまるところから見たそうです。画面をみると皆なんか沈んでいるので、てっきり失敗したのかなと思ってみていたら大成功だったと喜んでいました。日本人はまじめすぎるというか、もっと喜ぶべきだとというのがアメリカ人の感覚だと思います。大成功おめでとうございました。時々刻々と変わる状況にAIで対応しながら自動着陸していく探査機の時代がきたんですね。感無量です。