微生物から進化を研究するという手法の紹介動画がNIH videocastで公開されています。

A Microbial World’s View on Biological Evolution
Purificación López-García, Ph.D

https://videocast.nih.gov/watch=55042
これは進化に興味を持っている人におすすめの動画です。微生物を含む生命の系統樹がどんどん書き換えられていることがわかります。最新の進化生物学の入門講義として最高の動画でしょう。私のような昔進化について学んだものの知識のブラッシュアップにも最適だと思います。
じっくりダウンロードして、字幕つき(字幕もダウンロードできます)で学ぶとよいと思います。もちろんChromeのブラウザに機能拡張のLanguage Reactorをインストールしておいて、mp4の動画をドラッグアンドドロップで読み込んで字幕の日本語翻訳版で視聴することもおすすめです。
YouTubeにはまだアップロードされていません。

日本語でまなべる生成AI時代のRプログラミングの手引きがあることを初めて知りました!

RStudioでAIエージェントのGemini CLIが使えるようになったのですね!下に埋め込んだツイートで知りました。かゆいところに手が届く導入法、活用法の記事です。早速使ってみたいと思います。皆さんもやってみましょう!


記事のリンクも書いておきます。
『RStudioに無料のAIエージェントを!「Gemini CLI」導入、安全活用ガイド 』
https://note.com/mitti1210/n/n26b1291596a7

こちらのnoteは、AIに助けてもらいながらRのプログラミングをやってみようと思っているかた必見の日本語の教科書です。Rの導入からRStudioの使い方、RへのExcelファイルの読み込みなど初心者が躓きそうな部分がくまなく解説されています。キーボードの使い方まで書いてあるので感激しました。


こちらが教科書とよべるほど充実したnoteの記事の目次です。
https://note.com/mitti1210/n/n7a7f06c48470

記事の末尾には著者が学んだ無料の英語の公開講座(修了証をもらうのは有料というよくあるタイプの講座です)の学び方(英語の講義をどのように日本語で学ぶかなど‥‥、私のブログでも紹介している方法)もありますので、是非参考にしてみてください。
https://speakerdeck.com/mitti1210/20190605-puroguramuwei-jing-yan-zhe-gamoocderwodu-xue-sitemitara

量子顕微鏡?ってはじめて聞きました。医療用に開発されているそうです。

量子顕微鏡というのが開発されているようです。英国王立協会の動画がYouTubeのおすすめにでてきて知りました。
二重スリットの実験、量子もつれの解説から最新の量子顕微鏡の話題がとりあげられています。まだ見ていませんが、見なくては!
Talk: Seeing the unseen – from quantum mysteries to quantum microscopes
https://www.youtube.com/live/rKfX-W1bzp4?

他にも量子コンピュータについての動画も王立協会チャンネルで公開中です。
Talk: Quantum: for you, with you
https://www.youtube.com/live/3w0ga_klQQc?

 

国立国会図書館デジタルコレクションで新しく追加された本を効率よく探す方法

国立国会図書館デジタルコレクションで新しく追加された本の探し方を紹介します。
https://dl.ndl.go.jp/
にアクセスして、「詳細検索」をクリック。

写真のようなページが開きます。

「閲覧方法」の部分は、「国立国会図書館内限定」のチェックを外します。
一番下にある、「提供開始日」の項目を探してください(上の写真のカーソルの矢印)。「送信サービスで閲覧可能」の部分で調べたい日付の範囲を指定します。例として2025年6月1日から2025年7月1日の間を設定しています。
あとは写真のままにして(タイトルとか著者とかすべて空白のままで)、「検索」ボタンを押します。

この例では、 284,762件がヒットしました。
左にある、「デジタル化資料」という項目の下にある「図書」のチェックボックスにチェックを入れてエンター。

すると、図書だけが表示されるようになります。
左のNDC分類をチェックすると、哲学の本だけ、自然科学の本だけなどに絞り込むことが可能です。

今日はNDC分類ではなく、出版社名で絞り込んでみることにします。
岩波書店の本を探してみましょう。
画面を上の方にスクロールして「出版者」の部分に、岩波書店といれます。

エンターキーを押すか、検索ボタンをクリックすると岩波書店の本だけが表示されます。

ヘーゲル全集が読めるのがわかりますね。精神現象学の巻はないみたいですが‥‥。
NDC分類で自然科学にチェックを入れると、自然科学系の本だけが表示されます。

このようにして、日付の範囲設定や、出版者名、NDC分類などで絞り込むと、簡単に面白そうな本が探せますので是非この方法を活用してください。

ネットワーク解析ソフトのCytoscapeの入門記事の紹介です。

Cytoscapeの使い方についての記事が公開されていたので紹介します。
今、Cytoscapeをつかって線虫C. elegansの遺伝子ネットワークを書いています。 遺伝子のエンリッチメント解析ソフトであるMetascapeの出力にCytoscapeのネットワークを出すものがあるので久しぶりに使ってみています。私は10年前くらいから結構使っていたのですが忘れていたり、使い方が変わったことも多いので英語のマニュアルをみながら使っています。多分LLMに使い方の手引きを作ってくれとたのむと作ってくれると思いますので、そのうちに作ってみようと思います。

今日は、日本語でCytoscapeの使い方を紹介しているわかりやすい記事を二つ紹介します。
【RNA-seq】Cytoscapeの使い方【ネットワーク解析】
https://labo-code.com/bioinformatics/cytoscape-usage/

【ネットワーク解析】CytoscapeのstringAppを使って、タンパク質間相互作用ネットワーク解析を行う【Cytoscape】
https://labo-code.com/bioinformatics/cytoscape-stringapp/

どちらも実際のソフトの使用例をわかりやすく解説しているので入門用におすすめです。ただしほんの入り口だけの解説ですので、まず動かし始めてみようという人や、昔使ったけど忘れてしまった、新しい画面で使い方がわからなくなったという人向けの記事です。

Bob Coeckeさんの新しい動画が公開されました。

このブログでよくとりあげているBob Coeckeさんの新しい講演動画がYouTubeに公開されています。彼は早口でしゃべるので聞き取るのが難しいと思います。その場合は、Chromeの拡張機能であるLanguage reactor (https://www.languagereactor.com/)をインストールして字幕を表示し(日本語に翻訳も可能)て、視聴するとよいでしょう。この機能拡張の文字起こしは、YouTubeに備わっている自動文字起こしよりは正確です。また日本語翻訳もできるので内容をつかみやすいと思います。是非Language Reactorを使ってみてください。

Friday, July 4 at 3 pm UK time
Roger Penrose

Lopez Galaxy Rings as Unanticipated Support for Conformal Cyclic Cosmology

 

英語ですが、物理学への応用満載の数学の教科書が無料公開されています!

英語ですが面白そうな数学の教科書が公開されています。

 

arXivで著者名で検索すると、いろいろな教科書を公開されているのがわかります。
https://arxiv.org/search/math-ph?searchtype=author&query=Banica,+T
物理学への応用が豊富に含まれている教科書で、どれも面白そうです。
いくつかピックアップしてリンクを載せておきます。

Calculus and applications
https://arxiv.org/abs/2401.00911

Measure and integration
https://arxiv.org/abs/2506.15534

Graphs and their symmetries グラフ理論の入門書です。
https://arxiv.org/abs/2406.03664

Advanced linear algebra
https://arxiv.org/abs/2506.18666

どれも400ページの長さにしているようです。
まずAdvanced linear algebraの序文を読んでみてください。めちゃめちゃ面白そうです。

H-IIAロケット50号機打上げライブ中継(録画)をYouTubeでみましょう!

JAXAのH-IIAロケット50号機の打ち上げ成功おめでとうございます!今回は満天の星空にむかっていくロケットをみることができたんですね。打ち上げをみていた小学生や中学生、高校生には一生の思い出になったと思います。NHKニュースで登場していた子供たちが素敵でした。
温室効果ガス・水循環観測技術衛星(GOSAT-GW)/H-IIAロケット50号機打上げライブ中継
https://www.youtube.com/live/MZopG-xQN1s?

今日はChatGPTとの共同作業を続けていました。福岡は猛暑です。

国立国会図書館デジタルコレクションで読める本の紹介(第32回)新しく本が大量に追加されました!

国立国会図書館デジタルコレクションで読める本の紹介(第32回):
国立国会図書館の個人送信資料で閲覧できる本が大量に追加されました。
『国立国会図書館デジタルコレクションに図書等約14万点を追加(2025年06月27日)』
https://current.ndl.go.jp/car/254879

今日は一日中 ChatGPTで作業していたので、記事は追加された本をいくつか紹介するだけにします。

347) L.シュワルツ 著 ほか『物理数学の方法』,岩波書店,1966. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1382091 (参照 2025-06-28)

348) 竹内外史 著『数学から物理学へ』,日本評論社,1979.3. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12592237 (参照 2025-06-28)

349) 森毅 著『位相のこころ : 位相空間論と関数解析のために』,現代数学社,1975. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12622915 (参照 2025-06-28)

350) H.F.ジャドソン 著 ほか『分子生物学の夜明け : 生命の秘密に挑んだ人たち』上,東京化学同人,1982.2.. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12604776 (参照 2025-06-28)

351) H.F.ジャドソン 著 ほか『分子生物学の夜明け : 生命の秘密に挑んだ人たち』下,東京化学同人,1982.2.. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12604779 (参照 2025-06-28)

352) ジョン, M.トーマス 著 ほか『マイケル・ファラデー : 天才科学者の軌跡』,東京化学同人,1994.12. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/13153886 (参照 2025-06-28)

353) 丸山工作 編『夢と真実 : 生物学者は語る』,学会出版センター,1979.12. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12603119 (参照 2025-06-28)

354)『わが人生観』1,大和出版販売,1972. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12467196 (参照 2025-06-28)

355) 岡潔 著『日本のこころ』,講談社,1967. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2934439 (参照 2025-06-28)

356) 浅見定雄 著『にせユダヤ人と日本人』,朝日新聞社,1986.12. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12218775 (参照 2025-06-28)

357) イザヤ・ベンダサン 著『日本人とユダヤ人』,山本書店,1970. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12247565 (参照 2025-06-28)

このブルーバックスはおすすめです! 「土と生命の46億年史」土と進化の謎に迫る

図書館で借りてきて今読んでいる本です。
「土と生命の46億年史」土と進化の謎に迫る (藤井一至 著)講談社ブルーバックス

https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000404469
土と生命について、地球の進化、生命の進化について学べる素晴らしい本です。粘土の定義とか、粘土が生命の誕生に果たしたであろう役割とかから始まる本で、ぐんぐん引き込まれていきます。土と生命、地球や宇宙に対する新しい見方が学べる本ですので是非買って読んでみてください。巻頭にはたくさんのカラー写真があるほか、本文中の多数の図版が白黒でみにくいものについては、特設サイトにあるカラー図版へのリンクのQRコードが載っています。巻頭のカラー図版もちょっと小さくてみにくいので大きいものがあればなぁと思っていました。なんと、上の講談社のサイトにある試し読みのリンクをクリックすると、ネットで大きな図をみることができて至れり尽くせりです。参考文献、索引、そして本文ででてくる化学反応の解説ページまであって、啓蒙書と教科書を兼ねた、誰でも読める素晴らしい本に仕上がっています。

こちらのリンクはブルーバックスの関連サイトで色々な記事があって役立ちます。
https://gendai.media/list/books/bluebacks/9784065378380
本文内のカラー図版リストはこちらです。
https://bluebacks.kodansha.co.jp/books/9784065378380/appendix