英語で話すコツ(2):

前回はNIHの英語の話し方の講習会を紹介しました。NIH videocastingでは2008年9月にもGiving a GREAT scientific talkと題して講習会を放映しています。これは学会などで口頭発表するときの心得です。video podcastもありますので見ると参考になります。 講演内容の一部を紹介しておきましょう。

1) 聴衆が自分の話を理解するための予備知識をどれだけもっているかをあらかじめ予測して講演内容を準備しなくてはなりません。.knowing your audienceです。エキスパートの前で基礎知識を長々と講義してはいけませんし、逆に、知的好奇心旺盛な非専門家の聴衆に基礎知識の紹介なしで専門語満載の講演をしてもいけません。どちらの場合でもすくなくとも一つ、この講演をきいてよかったという内容がつたわるようにしたいものです。

2) 下調べは大事です。学会にでかけていくとき先方のコンピュータがマックかウインドウズか、自分のパソコンで講演できるのかUSBでデータをわたすのか、あらかじめ調べておきましょう。先方からパソコンの種類などの問い合わせが普通ありますのでそれをちゃんと読んでおくことも大事です。会場であわてないように会場への行きかた、パソコン周りのことをよく調べて準備しておくことです。会場の大きさ、マイクなども講演前に必ずみて準備しましょう。

3) tell a story これはよくききますね。論文でも同じだといわれています。
・どういう点でこの仕事は重要なのか。
・この問題の解決への自分の独自の貢献とは何か。
・この仕事は今後どうなっていくのか。
この三つの質問の答えができるようにして講演内容をねりあげていきましょう。

4) スライドでの発表ですが、話しはじめて最初の90秒から2分までが第一の勝負です。ここで聴衆をつかめるかつかめないかが勝負どころです。

5) 10分とか12分の短い口頭発表では最初に結論の一部をちらっと紹介して繰り返し論点を強調したりするのがよいでしょう。

その他スライドの作り方(どれくらいの大きさの字を使うのがよいかなど)なども教えてくれます。今忙しくて時間がないのでまた後日ふれることにします。

英語で話すコツ(1):

リンク集にあるNIH videocastingで英語の講演を聴くと英語で発表をするためのよい勉強になります。一流の科学者の一流の研究所での公開講演がいながらにして聴けるのは英語で研究成果の発表をしようという私達には見逃せない機会です。このNIHのビデオ放映では生命科学の最新の研究成果の発表(セミナー)だけではなく、以前紹介したように科学論文の書き方や論文の投稿の仕方、データベースの使い方など科学研究のプロフェッショナルを目指す人の助けになるような講習会も放映されています。

今年の6月5日にはImproving Spoken Englishと題してScott Morganさんが講習会を行いました。英語を母国語としない科学者のためにどのように英語を話したらよいかを楽しく解説してくれているので是非ご覧ください。[追記(2010.04.15) 現在このビデオはNIH ONLYのカテゴリーのビデオに変更されているためwebページではビデオが再生されません。ビデオのダウンロードと音声のダウンロードリンクは利用可能なようですのでおためし下さい。] 講師のMorganさんは科学のプレゼンテーションの専門家で俳優としてもテレビで活躍している方です。Speaking about Science: A manual for creating clear presentations(Cambridge University Press)という本も書いておられます。アメリカ人に理解してもらえるように話すにはどのような点に注意すればよいのかについて、7つのコツを教えてくれます (7 Secrets to Improving Spoken English)。

ビデオはVideo Podcastsのリンクからダウンロードしてゆっくり好きなときにみることもできます。一時停止させたりしながら、ゆっくり見ることもできますのでお試しください。最後のほうでスライドを何枚かとばしていますが、一時停止してみればそれらも読めて参考になります。

いろいろ参考になる話がありますが、たとえばアメリカ人には母音はどうでもよいという話がありました。eitherはイーザーでもアイザーでもよい。 tomatoはトメイトウでもトマートーでもどっちに発音しても気にしないのだそうです。ligandという単語の発音をリガンドといったり、ライガンドといったりしてもどちらでもよい。演者が講演の最中にライガンドといったすぐあとにリガンドといっても誰も何とも思わないのだそうです。それよりも子音が大事、声が大きいことが大事、聴衆をみて話すことが大事、文の最後を聞こえないように話す(飲み込む)のはいけない、単語の音節syllableを一つ一つ丁寧に省略せずに発音することが大事なのだそうです。neovascularization(血管新生)とかallele(対立遺伝子)とか、生命科学向けの単語を実際に発音して解説してくれています。最後に勉強のアドバイスとしては、ビデオをみるのもよいのですが、ビデオで英語になれたらラジオ (National Public Radioがおすすめ)を聞くようにすると話す力が上がるのだそうです。

糖鎖生物学って何だろう?(1) インフルエンザウイルスの話

インフルエンザウイルスは糖鎖を使って感染する。生物の細胞の表面は糖鎖でびっしり覆われています。これを糖衣glycocalyx(グライコ・ケイリクスと発音します。覚えておくとよいのですが、英語では単語の中にあるa という文字は「ア」と発音しないで「エイ」と発音する場合が多いです)と呼びます。細胞は糖のころもを着ているのです。糖衣は細胞の一番外側にありますから、外から細胞に感染するウイルスやバクテリアが最初に接触するのが糖衣の糖鎖です。今話題のインフルエンザウイルスもこの糖衣を介して細胞に感染し、細胞に侵入していきます。H1N1とかH5N1とか表記されるHがヘマグルチニン(赤血球凝集素Haemagglutinin)の略で、これは糖鎖と結合するウイルスの成分蛋白質を表し、1とか5とかいう数字はその亜型を示します。ウイルスは細胞表面にある酸性の糖であるシアル酸 (ノイラミン酸neuraminic acidの誘導体の総称です)を含む糖鎖と結合して細胞内に侵入、細胞内部で複製します。細胞を殺して外へ飛び出そうとするときウイルスをくっつけるシアル酸があると今度はじゃまで出られません。それでノイラミニダーゼという酵素(これがH1N1Nです。NeuraminidaseNです。)をもっていて、これを使ってシアル酸を分解して外に出ます。この酵素を働けなくするのがタミフルリレンザという薬です。

インフルエンザウイルスに限らず、ウイルスのほとんどすべては糖鎖を介して感染します。糖鎖の機能を調べる糖鎖生物学の研究は、ウイルス感染の克服に必須です。

インフルエンザやウイルスと糖鎖については以下のリンクに更に詳しい説明があります。

Glycomicrobiologyのやさしい解説 (日本語)―インフルエンザウイルスやノロウイルス、C型肝炎と糖鎖の関わりがよくわかるサイトです。

glycocalyxの写真はGoogle 画像検索で探してみてください。

実験ノートについて (2)

英国に保存されている実験ノートで最も有名なのはファラデーの日記Faraday’s diaryと呼ばれている
マイケル・ファラデーMichael Faraday(1791-1867)の遺した実験ノート(写真)です。
彼のクリスマス講演からできた本「ロウソクの科学」で名前をきいた方もあるかもしれません。

生まれたのは寛政3年(1791年) で、歌川広重、遠山金四郎や千葉周作などとほぼ同年代の人です。
1859年にDarwinが「種の起源」を出版していますからダーウインとも同時代ですね。76才でなくなったのは1867年、幕末で坂本龍馬の暗殺された年です。化学者で物理学者、彼の研究の上に現代文明が築かれた といってよい大科学者です。

磁気と電流の関係を発見して世界ではじめての変圧器、モーター、発電機を発明。磁気の光に対する影響の初めての発見(ファラデー効果)、電流の化学結合への影響を示した電気分解の実験(電気分解の実験でファラデーという単位名があります)、ベンゼンの発見、初めての気体の液化に成功、 そして遠隔作用と考えられていた電磁気を、近接作用と考える電磁場の概念のさきがけなど、どれ一つをとっても偉大な発見をした人です。たしか後にゼーマン効果とよばれる現象も予想して観測したのですが当時の観測機器の精度が悪く見つからなかったそうです。

重力と電磁気力の関係の探究などチャレンジングな研究も行っています。彼の研究を数学的にまとめることでマックスエルの電磁気学が完成したのだそうです。この大科学者が詳細な実験ノートを遺していると聞くと是非のぞいてみたくなります。写真はイギリスの王立協会にあるファラデー博物館に展示してあった彼の実験ノートの写真(私の撮影)です。1821年の実験ノートで Very Satisfactory, but make more sensible apparatus.と書かれた9月3日分の日記の下にある、9 月4日火曜日の日記を読んでみましょう。きれいな字で書かれているのに感心させられます。
TuesDay Sept. 4 と下線が引いてあり、その下は

Apparatus for revolution of wire and magnet. A deep basin with bit of wax at bottom
and then filled with mercury, a Magnet struck upright in wax so that pole just above the surface of mercury,
then piece of wire floated by cork, at lower end dipping into mercury and above into silver cup
as before, and confined by wire or capillary attraction from leaving the M. Pole
.“と読めます。

下 の写真(これも野村が撮影)に示した世界初のモーターについて述べている実験ノートの部分です。
彼の自筆の絵も入っています。こんな実験ノートをのこせるような実験がしたいものだと思います。

実験ノートについて(1)

科学を研究することはそれを職業にするにしろ、楽しみにするにしろ、とても楽しいことです。その楽しさを分かち合い、そして皆の共通の財産にできるようにするため、そしてせっかくやった研究や実験の結果を忘れないようにするためには、得られた結果はきちんと誰がみても理解できるような形で残しておくことが大切です。

実験ノートをきちんととりながら実験や研究をすること、そしてそれを保存しておくことはとても大切です。左と右下の写真は私達が英国ケンブリッジにあるMRC Laboratory of Molecular Biology (MRC LMB)にいって講演させてもらったときに撮したものです。たくさん並んでいる緑のノートは2002年のノーベル賞医学生理学賞受賞者 Sydney Brennerさんの実験ノートです。線虫シーエレガンス(C. elegans)の研究はここ MRC LMB(分子生物学研究所)で始まりました。線虫に薬剤を与えて遺伝子に異常を引きおこして、突然変異をもった線虫を次々と取得していった様子がこのノートに生き生きと書かれています。最初は突然変異をおこす方法とかもまだまだ試行錯誤だったので、なかなか変異体がとれませんが、やがて条件検討の結果、とれる数がどんどん増えていく様子、そして観察眼も向上していって微妙な異常も見逃さなくなっていき、突然変異体がどんどんとれていくという様子がよくわかります。もう40年以上もたつノートもありますがちゃんと保存されているのですね。イギリスにはもっと古い実験ノートも保存されています。次回はそんな実験ノートの話をしたいと思います。

 

虫の写真 C. elegansではなくて昆虫です!

昆虫の写真です!

リンク集に紹介してあるBiotechniqueという雑誌をみていたら昆虫の写真を集めたサイトが紹介してありました。生物を研究している人は昆虫採集を子供のときから趣味にしている人も多いようです。それも蝶々だけとか、カミキリムシだけとかいろいろテーマをきめて集めている人がいます。
このサイト(Insect Images)には昆虫図鑑をしのぐほどの、いろいろな虫の写真(35252枚)がのっています。

英語のサイトですが、butterfly (蝶々)とかのキーワードで検索すると (web pageの上の方にあるSearchの後の箱の中にbutterflyとかタイプしてリターンを押してみて下さい)きれいな蝶々の写真が楽しめます。英語でごちゃごちゃしていてわからないという人はここをクリックして下さい。

モルフォ蝶とかもあってきれいです。いろいろ適当にランダムにクリックすると恐ろしげな昆虫、有益な昆虫、きれいな昆虫などいろいろあって、生物の多様性が実感できるのではないでしょうか。写真はダウンロードできますし、無料で登録すると更に高解像度の写真がダウンロードできるそうです。Georgia 大学の方々が学術研究費で創っているサイトなので是非、世界のいろんな方々に登録してもらって使ってほしいと書いてありました。

虫の集い(むしのつどい)というのがあります。
これはモデル生物線虫C. elegansの研究をしている人たちの集いです。私はこれを昆虫採集同好会と思っていた時期があります。

新学期です!

桜の花も満開をすぎた福岡です。緑の葉っぱが桜の花の色にまじってとてもきれいです。道ばたには散った桜の花びらがカーペットのように積もっていてとてもきれいでした。八重桜は満開。九州大学でも先週は入学式が行われ、学部ごとの入学式も終わりました。フレッシュな新入生がおどっています。本当に踊っていました。私達のラボでも新入生を迎えました。

それぞれ希望の大学やすべりどめの大学、そして予備校と新しい場所でのスタートの季節ですね。下宿生活になった人や外国生活をはじめた方もいるかもしれません。どうか健康に気をつけて生活をスタートして下さい。

インターネットの発達した今日では、たとえ希望の大学に入れなくても、勉強を自分ですすめることができるようになってきました。たとえば東京大学の講義をインターネットで聴くこともできます。リンク集にも幾つか紹介してあります。
私たちもいろいろ検索して勉強してみようと思っています。生命科学系の大学院に入った方や意欲的な学部生や一般の方は下のバックナンバー(2009年3月31日の記事)「トップジャーナルに投稿しよう!」にあるNIHの講演なども聴いてみて下さい。字幕つきです。ただ字幕は結構いいかげんです。字幕をタイプしている人が解らないときは適当に言葉を換えて字幕を入れたりしていますので注意して下さい。

トップジャーナルに投稿しよう!:

科学の研究では研究成果は論文にして発表します。論文を投稿するとき、その成果がとても優れたものならハイクラスの雑誌(ジャーナル)、英語ではtop-tier journalと呼ばれる雑誌に投稿したいものです。Top-tier journalの一つである雑誌Scienceの編集者を長年つとめたKatrina L. Kelnerさんによると、
Science, Nature, Cell などのtop tier journal へ投稿するかどうかの判断基準は以下のようなものだそうです。

よいストーリーと説得的なデータを用意して投稿しましょう!

 ・今までの自分の研究で最高のものか?
・大きなインパクトのある研究か?
・他分野の科学者の興味をひくようなものか?
・既存の知識・常識をひっくり返すようなものか?
・長い間未解決だった問題の
(予想できなかったようなものであることも多い)解決や、
広範囲に影響を及ぼすような成果へつながる大きな一歩か?

いかがでしょうか。こういう成果にめぐりあえたら是非、top-tier journalにチャレンジしたいものですね。彼女の英語での講演はPublishing in Journalsと題して2009年3月16日に行われました。論文の書き方についての貴重な講演ですので是非ご覧下さい。(後半は別の方による講演です。論文を投稿するときに添える編集者への手紙であるcover letterの書き方その他についての懇切丁寧な解説があります。) 講演を聴くには上の青字の部分をクリックするとNIH VideoCastingのページにつながります。

科学を楽しく勉強できるサイト (2):

前回は日本語で科学を楽しく学べる優れたサイトを紹介しました。今回は英語の面白いサイトを一つ紹介したいと思います。科学についての動画がアップされているちょっと専門的な雰囲気のサイトです。

JoVEというサイトで
Journal of Visualized Experiments (JoVE) is a peer reviewed, PubMed indexed journal devoted to the publication of biological research in a video format.
という説明があります。目で見る実験の雑誌とでもいうのでしょうか。要するに科学の専門誌で動画をのせるものという位置づけです。掲載にあたっては通常の科学論文と同じでレフリーによる審査があるそうです。

今話題のiPS細胞はどうやって作るのかなど実験のやり方まで詳しく紹介しているビデオサイトです。生物科学の科学論文を補う目的で実験のやり方を解説したサイトで現代の生物科学の実験の様子を詳しくみることができます。大学や研究所の研究室の見学はオープンキャンパスなど以外は結構しきいが高いものですが、一般の方々や高校生や中学生の皆さんもパソコンの前に座ったままで、研究の現場の見学ができるのです。いろいろのぞいてみて、生物科学の実験の様子をご覧下さい。

英語の解説は聞き取りにくいかもしれませんが、映像を眺めるだけでiPS細胞がどのような研究室でつくられているのか、どんな姿をしているのかなどがよくわかります。是非ごらんください。

検索窓でキーワード検索をしたりトップページのビデオのタイトルをぱらぱらみていくと、面白いビデオがいろいろあります。リンク集にもあげてありますのでまた後日、解説していきたいと思います。

(追記:2010年1月29日および2009年9月23日、および2018年4月1日)

上記のサイトですが有料化されてしまいました。ただ2006年の創刊号から2007年分となぜか2008年分がなくて2009年分がPubMed Central にて無料公開されていますので高校生や中学生、一般の方はまずこちらでビデオをご覧下さい。(上で紹介したiPS細胞の作り方も2010年現在無料公開になっています。ほかのビデオで有料のものは「free trial」をクリックして無料おためしの手続きをして見てみるとよいでしょう。1日だけ無料のトライアルです。)

では無料のPubMed Centralでの見方を説明しましょう。まずここをクリックしてください。
2006年の第1号から2017年の130号までのリンクがでてきます。今回は2007年の10号の部分をクリックしてみましょう。2007 年の一番右下、
(10):402-635 と書いてある部分をクリックして下さい。ざーっと論文のリスト(ビデオのリストです)がでてきたでしょう。
上から4番目のビデオを見てみましょう。発生生物学Developmental Biologyと青色の背景に書かれた部分に

Derivation of Human Embryonic Stem Cells by Immunosurgery
Alice E. Chen and Douglas A. Melton
J Vis Exp. 2007; (10): 574. Published online 2007 December 13. doi: 10.3791/574.
PMCID: PMC2557078

とありますね。 上のArticleと書かれた部分をクリックするとビデオへのリンクがあるページがでてきます。
まず 要旨( Abstract)があり、その次がビデオの画面です。クリックすると再生します。そのすぐ下のダウンロード(Download video fileとある部分)をクリックすると自分のパソコンにビデオをダウンロードできます。ビデオの下には方法Protocolの解説が書いてあり、その下はDiscussion(考察)、 Acknowledgments(謝辞)、References(引用文献)と続いているのは普通の論文と同じですね。

このビデオ(論文)はヒトの胚性幹細胞を抗体と、補体という二つのものを使ってどのように作り出すかの実験方法を見せてくれます。
その他のビデオもいろいろ見てみてください。生命科学の実際の実験を見せてもらったのと同じ効果があります。

高校、中学、一般の方で探すのが面倒というかたは以下のリンクで幾つかお試し下さい。慣れたらいろいろ探して下さい。

RNAの取り方の実験例:
RNA Extraction from Neuroprecursor Cells Using the Bio-Rad Total RNA Kit

Jia Sheng Su and Edwin S. Monuki
J Vis Exp. 2007; (9): 405. Published online 2007 October 31. doi: 10.3791/405.
PMCID: PMC2566323

ニワトリの卵を用いた実験の実際
Windowing Chicken Eggs for Developmental Studies
Matthew J. Korn and Karina S. Cramer
J Vis Exp. 2007; (8): 306. Published online 2007 October 1. doi: 10.3791/306.
PMCID: PMC2562489

上のニワトリ卵の実験法を使った発生生物学の実験例:
Placing Growth Factor-Coated Beads on Early Stage Chicken Embryos

Matthew J. Korn and Karina S. Cramer
J Vis Exp. 2007; (8): 307. Published online 2007 October 1. doi: 10.3791/307.
PMCID: PMC2562490

細胞培養とはどんなものかがわかるビデオ。ヒトの神経の幹細胞の培養と植え継ぎ(継代passaging)
Passaging Human Neural Stem Cells
Steven Marchenko and Lisa Flanagan
J Vis Exp. 2007; (7): 263. Published online 2007 August 22. doi: 10.3791/263.
PMCID: PMC2565844

上のビデオの続き。ヒトの神経の幹細胞の数え方:
Counting Human Neural Stem Cells
Steven Marchenko and Lisa Flanagan
J Vis Exp. 2007; (7): 262. Published online 2007 August 22. doi: 10.3791/262.
PMCID: PMC2565849
| Abstract | Full Text | PDF?139K |

DNAマイクロアレイとはどんなものか。見てから勉強をはじめましょう。
Bacterial Gene Expression Analysis Using Microarrays
Sinem Beyhan and Fitnat Yildiz
J Vis Exp. 2007; (4): 206. Published online 2007 May 28. doi: 10.3791/206.
PMCID: PMC2556170
| Full Text | PDF?89K |

 

科学を楽しく学べるサイト(1):

最近はインターネットで小学生向けから一般向け、そして専門家向けと、様々な科学を学ぶ人のためのサイトが提供されています。またテレビ番組にも無料で学べる放送大学のように充実した番組が多いですね。さらに外国の番組とかも衛星放送(CS,BS)やハイビジョン番組、あるいはDVDなどで手軽に見られるようになってきていて、すばらしいです。大学の講義も国内外でいろいろ公開されています。今回は科学のテレビ番組を無料放送しているサイエンスチャンネルを紹介いたします。衛星放送のスカパーででも無料で視聴できますが、まずはネットでストリーミング配信しているいろいろな番組をご覧下さい。小学生から研究者まで楽しめる番組がいろいろあります。宣伝ですが私の出演した番組もストリーミングで視聴可能です(注:2018年3月半ばで配信終了したようですリンクをYouTubeに変更しましたがこれも消えてしまいました。サイエンスチャンネルの都合のようですね。)。糖鎖生物学の入り口の話しとしてご覧いただければありがたいです。

https://www.youtube.com/watch?v=7MCMfA7qaqc