このブログでたびたび紹介してきた糖鎖生物学の Carolyn Bertozziさんにノーベル化学賞が贈られました。おめでとうございます。私も以前コンドロイチンをclick chemstryでラベルして可視化できないか彼女…
The Nomura Institute of Glycosciece Blog
野村一也 「科学を学ぶ人のために」 九大野村研ホームページの拡張版です
このブログでたびたび紹介してきた糖鎖生物学の Carolyn Bertozziさんにノーベル化学賞が贈られました。おめでとうございます。私も以前コンドロイチンをclick chemstryでラベルして可視化できないか彼女…
私が糖鎖生物学の研究をはじめたのは、両生類であるアフリカツメガエルの卵母細胞や受精卵、初期卵割胚の細胞表面にB型血液型物質が存在しており、B型血液型物質が初期胚の細胞接着に働いていることを発見したのがきっかけです。それで…
今日はThe 24th Collegium for Comparative Glycomics(毎年開催されている比較グライコーム研究会の国際的な新しい名称です)にオンラインで参加しました。興味深い講演ばかりでしたが、長…
生化学で糖やアミノ酸などを扱う時、enantiomerというのがよくでてきます。 enantiomer : 鏡像異性体, 鏡像体, 対掌体, エナンチオマー という訳がLife Science Dictionaryのサイ…
新型コロナウイルスSARS-COV-2のワクチンの接種がすすんでいます。3回目の接種も国民の6割を超えたとか。そこで今日は、糖鎖生物学からみたワクチンの話です。現在接種が行われているmRNA(メッセンジャー・アールエヌエ…
暗いニュースばかりのこの頃でしたが、今日、はやぶさ2の持ち帰った小惑星リュウグウの砂から20種類以上のアミノ酸が検出されたと言う報道をNHKニュースでみました。 新聞はとっていないのでさっそくネットで朝日新聞を確認しまし…
昨日は糖鎖生物学へのバイオインフォマティクスの応用Glycobioinformaticsについて書かれた、創価大学の細田 正恵 先生と木下 聖子 先生が書かれた日本語の総説を紹介しました。日本の研究については先生がたの総…
糖鎖生物学の有用なリンクを紹介します。「糖鎖関連インフォマティクスへの入り口」という題の総説が、JSBi Bioinformatics Reviewというオープンアクセスの総説誌にでていて誰でも読めます。糖鎖配列をデータ…
糖鎖生物学の教科書Essentials of Glycobiologyの最新版(第4版)がオンラインで公開されました。 Essentials of Glycobiology [Internet]. 4th edition…
今日は動画を一本紹介します。今年の2月に行われた第4回オンラインサロン「スパコンコロキウム」講演動画 題名:生体分子系の分子動力学シミュレーションデータの解析入門 講演:松永 康佑(埼玉大学大学院理工学研究科) この動画…