国立国会図書館デジタルコレクションで読める本の紹介(第38回)

国立国会図書館デジタルコレクションで読める本の紹介(第38回)は、第37回以降にこのブログで紹介した本をまとめておきます。あちこちにちらばっていては探しにくいのでまとめてみました。さらに末尾には新しい本も追加してあるのでご覧ください。

402)  J.グドール 著 ほか『森の隣人 : チンパンジーと私』,平凡社,1973. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12637836 (参照 2025-10-05) 奥さんの大学時代の愛読書で私がはじめてグドールさんのことを知った本です。

403) H.バン・ラービック, J.グドール 著 ほか『罪なき殺し屋たち』,平凡社,1972. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12637845 (参照 2025-10-05) グドールさん夫妻の本。夫はオランダ貴族で写真家だったそうです。

404) ジェーン・グドール ほか「世界は変えられる : 「希望」のかけ橋をつなぐ旅 : グドール博士講演会」『研究所報』(17),南山大学. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/9603611 (参照 2025-10-05) グドールさんが日本を訪れた時の講演会の記録です。2006年11月11日の日本の南山大学での講演会の様子がよくわかります。

405)  レオナルド・ダ・ヴィンチ [著]『マドリッド手稿』1巻,岩波書店,1975. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12420009 (参照 2025-10-15)

406)  レオナルド・ダ・ヴィンチ [著]『マドリッド手稿』2巻,岩波書店,1975. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12420010 (参照 2025-10-15)

407)  レオナルド・ダ・ヴィンチ [著]『マドリッド手稿』3巻,岩波書店,1975. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12420013 (参照 2025-10-15)

408)  レオナルド・ダ・ヴィンチ [著]『マドリッド手稿』4巻,岩波書店,1975. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12420014 (参照 2025-10-15)

409)  レオナルド・ダ・ヴィンチ [著]『マドリッド手稿』5巻,岩波書店,1975. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12420017 (参照 2025-10-15)

410)  松井喜三 編集・解説『レオナルド・ダ・ヴィンチ解剖図集』,みすず書房,1971. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12670972 (参照 2025-10-15)

411)  高津道昭 著『レオナルド=ダ=ヴィンチ鏡面文字の謎』,新潮社,1990.8. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/13262703 (参照 2025-10-15)

412)  加茂儀一 著『レオナルド・ダ・ヴィンチ伝 : 自然探究と創造の生涯』,小学館,1984.4. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12420088 (参照 2025-10-15)

413)  スタニスワフ・レム 著 ほか『ソラリスの陽のもとに』,早川書房,1977.4. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12576337 (参照 2025-11-14)

ソラリスにまつわる論考が載っている本もあります。これもとても面白いと思います。
414)  小阪修平 編『思考のレクチュール』4 (記号の死),作品社,1986.12. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12221638 (参照 2025-11-14)

415)  フランシス・クリック [著] ほか『生命この宇宙なるもの』,思索社,1982.9. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12604328 (参照 2025-12-03)

フレッド・ホイルの本もおすすめです。こちらはホイルの宇宙からの生命に関する論文の翻訳を集めた本です。

415)  F.ホイル, Ch.ウィクラマシンゲ 著 ほか『宇宙からの生命』,青土社,1985.3. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12604336 (参照 2025-12-03)

416)アレクシー・カレル 著 ほか『ルルドへの旅・祈り』,春秋社,1983.12. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12291541 (参照 2025-12-04) これはノーベル賞を受賞した医師カレルが奇跡の泉とよばれていたルルドを訪れたときの記録です。カレルは細胞培養の父でもありますが、培養した細胞を神のように祭っていたのは有名な話です。
417)アレキシス・カレル 著 ほか『人間 : この未知なるもの』,日本CI協会,1979.9. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12676141 (参照 2025-12-04) 同じくカレルの最も有名な本です。

418) 池田和義 著『力学への招待 : 微積分の基礎から彗星の運動まで』,現代数学社,1985.9. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12592878 (参照 2025-12-04)

419)三宅泰雄 著『科学者の眼 : 人・自然・社会』,三省堂,1984.4. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12589608 (参照 2025-12-04) 先日紹介した本、長篇小説『翠雨の人』の主人公 猿橋勝子さんのメンターであった三宅先生の著書です。一読の価値がある本です。
420)三宅泰雄 著『死の灰と闘う科学者』,岩波書店,1972. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12594403 (参照 2025-12-04) 私の子供のころは大気内核実験をアメリカ、フランス、ソ連、中共(中華人民共和国)などが行っていて、死の灰が日本に降り注いでいました。映画館で日本に降った雨水にガイガー・カウンターをあてるとガーガーと鳴り響くニュース映画を見ました(当時は、映画を見に行くと本篇の開始前にニュース映画という短いニュース番組が上映されるのが普通でした。日本の南極観測船・宗谷が氷の海に閉じ込められた時、ソ連の原子力砕氷船が助けてくれたというニュースもよく放映されていました!)。雨にあたったら禿げるとか、子供どおしで話題になっていたのを思い起こしています。この本は猿橋さんの小説にある核実験の放射能を調べる科学者の話です。三宅さんや猿橋さんなど日本の科学者の精密な化学測定の結果は、大気内核実験の禁止に大きく貢献したといわれています。この本も当時を知り、核戦争について知るための基礎資料として貴重だと思います。