昔よくみかけた東京図書の数学新書シリーズの多くが国立国会図書館デジタルコレクションで読めます。

今日は旧暦の8月15日、中秋の名月の日だそうです。福岡でも秋の空が澄みわたり、きれいな月がかかっています。月のすぐそばには土星が光っています。
さて今日の記事です。
このブログでは国立国会図書館デジタルコレクションの個人送信資料でオンラインで読める本をいろいろ紹介しています。今日は東京図書から昔でていた数学の解説書シリーズ、数学新書を紹介します。このシリーズは主にソ連の数学の解説書を翻訳しているシリーズでした。国立国会図書館で検索すると多数の本がヒットしますが、残念なことに数学新書84などと表示されるだけでタイトルが一覧できません(ちなみに、この本は「十四人の数学者―微積分の創造」という数学史の本です)。それでどんな本があるのかがとてもわかりにくいのです。幸い、こちらのブログに数学新書のタイトルをまとめてくださっています。
『 『数学新書 1-100』、東京図書、1960-1972』
http://blog.livedoor.jp/dan4423/archives/5521677.html
いろいろ面白そうなタイトルがあるので個人送信資料で読めるかどうか、チェックしてみてください。たとえばこんな本が読めます。

E.T. ベル著、田中勇・銀林浩訳、『数学をつくった人びと(I-IV)』、東京図書 1962-1966 数学新書 28-31
森毅著、『積分論入門』、東京図書 1968.3 数学新書 70
『数学新書』第70,東京図書,1968. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1371438 (参照 2024-09-17)
フレイマン著、松野武・山崎昇訳、『71十四人の数学者 : 微積分の創造』、東京図書 1969 数学新書 84
『数学新書 複素数とベクトル』第58,東京図書,1966. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1371429 (参照 2024-09-17)

ただこのブログに掲載されている100冊が全部個人送信サービスで読めるわけではないので注意してください。読めない本もありました。