2018年4月追記:この記事は古くなっていますので最新のLSDなどについての情報をごらんください。)前々回はブラウザFirefoxのアドオン(お好みにあわせて追加できる機能)としてブラウザの画面をそのまま記録しておけるScrapbookと、自動英語辞書ひきアドオンであるLSDを紹介しました。私はWindowsを使っていますがMacで動くLeopard LSDも同様にマウスオーバーで訳がポップアップするそうです。
さて今日は前々回のLSDの話の補足です。論文をよむときはpdfファイルを開くことが多いと思いますが、残念ながらLSDはpdfをブラウザで表示したときには辞書をひいてくれないようです。ホームページを表示するのに使われるhtmlファイル形式の英文の辞書ひきが可能な優れたアドオンのようです。それなら読みたい論文や本などのpdfファイルをhtmlファイルに変換すればLSDが使えるはずです。これを試してみたので紹介します。
もし市販の優良ソフトAcrobatをお持ちでしたらpdfファイルをAcrobatで開いておいて、「ファイル-名前をつけて保存」とすすみ、保存するファイルの種類をHTML 4.01-CSS1.0準拠などとするとhtmlファイルができあがります。このファイルをクリックしてFirefoxで開くとLife Science Dictionaryのアドオンが使えます。論文を読んで発表しなくてはならない大学4年生や大学院生のかたはすぐにお試し下さい。効率が格段にあがることうけあいです。
1. もし表示される英文の文字が見にくかったらFirefoxのツールバーにある「表示」をクリックし、文字エンコーディングをUnicodeなど別の物にして試して下さい。ちょっとは見やすくなると思います。
2.またFirefoxではコントロールキーをおしながら+をおしていくと画面の文字と図と一緒に拡大します。コントロールキーを押しながら-を押すと縮小します。見やすい大きさにしてweb pageをみてください。ホイール付きマウスをお使いのかたはコントロールキーを押しながらホイールをくるくる回すと画面が拡大縮小します。
試してはいませんが、その他の市販のソフトにもpdfファイルをhtmlファイルに変換できるものがあるようです。もちろん無料ソフトや、Firefoxや Internet Explorerの無料のアドオンにもpdfファイルをhtmlファイルに変換するというものがあります。しかしこうした無料のソフトやアドオンの使用はおすすめしません。検索で上位に表示されるものを含めて幾つか試してみましたが変換するときにインターネットで何処かの会社のコンピューター(サーバー)につながってそこにファイルを送って変換作業をして結果を表示するというタイプのものがほとんどのようです。どこの誰かよく知らない会社のサーバーに毎回自分の読みたいファイルを転送することになるのでそういうアドオンや無料ソフトは使ってはいけません。FirefoxのアドオンとしてFirefoxのアドオンサイトにおいてあるものでも毎回宣伝がでたり pdfファイルを自社のサーバーに送って変換したりするなど危険そうなものもみうけます。使う前にaddonの reviewなどをよく読むなどしてインストールしないように注意しましょう。 |