生命科学を研究しているものは、ちゃんとプログラミングを学んだ経験がない人がほとんどでしょう。しかし昨今のAIの発達で、プロンプトを入れるとAIが「動く」プログラムを作ってくれるようになりました。しかしこのAIが作ってくれた「動く」プログラムが、本当にちゃんと解析しているのか、誤りを含んでいるのではないかなどを十分検討する必要があります。この新しいプログラミングスタイルはVibe coding(バイブコーディング)と名付けられていますが、バイブコーディング時代のプログラムの教科書として今月公開されたのが次の日本語による教科書です。
『AIエージェントを使いこなす はじめてのバイオインフォマティクス開発作法– 情報技術の基礎から環境構築・設計・テスト・公開まで』
https://github.com/dritoshi/ai-biocode-kata
著者は二階堂 愛(Nikaido Itoshi)先生で、先生の所属はオフィシャルサイトhttps://www.hackingisbelieving.org/jaによると:
理化学研究所 最先端研究プラットフォーム連携(TRIP)事業本部, 科学研究基盤モデル開発プログラム (AGIS): チームディレクター (和光, 神戸)
国立大学法人 東京科学科大学 総合研究院 難治疾患研究所 ゲノム応用医学部門 ゲノム機能情報分野: 教授
国立大学法人 筑波大学 理工情報生命学術院 システム情報工学研究群 ライフイノベーション(生物情報)学位プログラム: 教授 (協働大学院)などとなっています。
これは素晴らしい教科書です。生命科学研究者向けですので、プログラミングの素人がAIを使いながらコードを作って動かすために必要な知識がびっしりつまっています。読むのに必要な予備知識の本やサイトも紹介されているので入門書として最高クラスの本になっていると思います。まずこの本の「はじめに」から読んでみてください。なぜAnthropic の Claude Code CLIやOpenAI の Codex CLI などコマンドラインのツールが必要なのかもわかりやすく解説されています。私もこの本の勉強をはじめようと思います。今年一番のおすすめ本です!
https://github.com/dritoshi/ai-biocode-kata/blob/main/chapters/hajimeni.md