世界を震撼させた物理学の10日間についての本の紹介です。

今日は市販の本を紹介します。ブライアン・クレッグという英国のサイエンスライターが書いた物理学の歴史とその成果が私たちの生活をどの様に変えたかについての面白い本の日本語訳です。大変良く調べて書かれている密度が濃い、そして誰にも読みやすい、わかりやすく書かれた本です。ニュートン、ファラデー、クラウジウス、マックスウエルなどが登場し、青色ダイオードの発明についても日本人研究者についても含めて詳しく書かれています。
『私たちの生活をガラッと変えた物理学の10の日』というタイトルで、ブライアン・クレッグ著 東郷えりか訳 本体 2,400円 (作品社)という本です。
Ten Days in Physics That Shook the World: How Physicists Transformed Everyday Life (2021年出版)の日本語訳です。本のタイトルの由来についてはこのブログ記事の末尾の註をご覧ください。
次の出版社のリンクから目次や試し読みができるので是非読んでみてください。
https://sakuhinsha.com/nonfiction/29918.html
この本が出版された時はちょうどAlphaFoldがタンパク質の立体構造予測に成功したころでAIについての章ではAlphaFoldについても触れられています。ただChatGPTの出現前だったので、AIの現在の発展までは予測できなかったようです。
CleggさんはRoyal Institutionでも講演しています。一番最近の講演はこちらです。
The Fundamental Patterns that Explain the Universe – with Brian Clegg
https://youtu.be/dXgcVTquGh0

Cleggさんの本には、他に数学や物理、量子力学の入門書、ゲーム理論の入門書、タイムマシンの作り方などいろんなものがあります。どれもベストセラーになっているようで、ポピュラーサイエンスライターとして賞ももらっています。

註:この本のタイトルは、 Ten Days that Shook the World (English Edition)
written by John Reedのもじりだと思います。ソビエト連邦の誕生を現地で目撃したジャーナリストJohn Reedによるルポで世界的ベストセラーになった本です。R日本語訳はこちらで読むことが出来ます。
ジョン・リード 著 ほか『世界を震撼させた十日間』,角川書店,1972. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12185515 (参照 2026-10-25)
英語版は、こちらからダウンロード可能です。
https://www.marxists.org/ebooks/reed/ten-days-that-shook-the-world-reed.pdf