線虫C. elegansを使った脳研究の講演動画が面白いので紹介します。

今日は暑い一日でした。朝から日がまぶしいくらいさして、30度をこえる夏日がもどってきました。
でも夕方になると急激に温度が下がるのは、やはり秋らしさですね。

今日の動画はこちらです。線虫C. elegansの神経系はそのすべての神経細胞のネットワーク(コネクトーム)が解明されており、C. elegansは世界で初めてコネクトームが解明された生物です。これは私が留学していたJohn White先生の有名な業績で、ショウジョウバエのコネクトームが解明された今、そろそろノーベル賞が授与されるのではと噂の業績です。今回は線虫を使って脳を理解するという面白い動画があったので紹介します。
東京大学理学部オープンキャンパス2026 講演「脳をまるごと理解する」豊島有准教授
https://youtu.be/DEEL30gXvHk

線虫C. elegansの神経系を研究している先生の講演で、九大の石原先生のラボの四次元顕微鏡なども登場します。システム生物学とはなにかという解説や、線虫の化学走性の実験、線虫の神経細胞の活動の生きたままでの観察、同定など面白い話満載です。高校生むけのオープンキャンパスの講演ですので、皆さんにおすすめします。

この講演でもでてくる化学走性の実験は、よく話題になる癌検査キットでも有名ですが、実施には大変丁寧な実験条件の設定が不可欠な実験です。注意深い化学走性実験を実施した経験のない人が、自分で再現実験して失敗している例は私も見たことがあります。

化学走性実験について詳しくは今はリンク切れになっている昔紹介したpdfファイルをご覧ください。Wayback machineのリンクです。

http://www.wormjp.umin.jp/jp/%E7%B7%9A%E8%99%AB%E3%81%AE%E5%8C%96%E5%AD%A6%E8%B5%B0%E6%80%A7%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%97%E3%81%A6220217.pdf