国立国会図書館デジタルコレクションで読める本の紹介(番外編:本の検索法の一例)

国立国会図書館デジタルコレクションで読める本の紹介(番外編)です。
個人送信資料で読める本の検索法を紹介します。
サイト https://dl.ndl.go.jp/  にログインした後、
詳細検索」画面をひらきます。下の写真の右にある「画像検索」の右隣に「詳細検索」とある部分をクリックします。
すると、以下の画面にかわります。「タイトル」の部分や、「著者・編者」の部分、「出版者」の部分などに検索キーワードを入れて検索します。
タイトル」の部分には、シリーズ名を入れることもできます。たとえば「日本の名著」とか、「岩波新書」とかを入れて検索してみてください。
「著者・編者」の部分には、例えば「山本周五郎」とか、「宮沢賢治」とかを入れて検索してみてください。「出版者」の部分には、たとえば「講談社」、「岩波書店」、「共立出版」、「日本評論社」などと入れてみてください。


今回は「タイトル」の部分に「ノーベル賞」といれてみましょう。

入れた後エンターを押すか、検索ボタンを押してください。下の方に直ちに結果が表示されます。検索はものすごく速くて気持ちがいいです。

「リスト表示」、「20件ずつ表示」の右にあるプルダウンメニューで表示順を変えられます。今回は、”「送信サービスで閲覧可能」提供開始日:新しい順” を選んでいます。上の方に表示されている検索結果が、今月の最新公開版の個人送信資料となります。下の写真はプルダウンメニューを開いたところを示しています。
プルダウンメニューから「出版日:新しい順」とかを選ぶことも多いと思います。

表示された検索結果をみると、2つのノーベル賞受賞者に関する本がヒットしているのがわかります。


皆さんもこんな要領で検索してみて、読みたい本を探してみてください。

今回ヒットした上の二冊は、ともにノーベル賞を受賞した女性の生命科学研究者についての本です。是非読んでみてください。最初のほうの本があつかっている、バーバラ・マクリントックさんはトランスポゾンを発見した超有名な研究者です。アメリカのコールドスプリングハーバー研究所にいた方です。すごく有名な方なのにとても気さくな優しい女性で研究所のメンバーが図書室からいっぱい雑誌や本などの文献を抱えて戻ってきたら、さっと扉をあけて待っていて下さる人なのだそうです。そういえば、MRC LMBにおられたノーベル賞を二回受賞したサンガー先生も庭いじりがお好きな人格者だったそうです。研究室には朝いちでこられていたと聞いています。日本から留学していた先生によると、いつも朝はやくから にこにこしてラボにいる人なので、最初はてっきりラボのお掃除をしてくれているおじさんだと思っていたが、それがSanger先生だったといっていました。どちらも私の好きな話です。