NIH videocastの動画:ものすごい長寿に潜むメカニズムをクロマチンのプロテオミクスで解明するという動画が公開されました。

今日はNIH videocastから老化研究の動画を紹介します。
今月12日にあった講演の動画です。
NIH ProtIG seminar: Chromatin Proteomics as New Perspective to Investigate the Biology of Exceptional Longevity

老化するときにクロマチンがどのような変化を遂げ、どのようにして老化が抑えられるかを解明しようとする研究です。主に質量分析法によるプロテオーム解析の手法で、核内のクロマチンのヒストン修飾などの老化における変化を研究している最新の成果の報告です。

線虫C. elegansで個体の寿命が二倍になる遺伝子変異を発見したKenyonさんたちの仕事(ノーベル賞は確実です)の紹介からはじまって、老化とは何か、クロマチンとはどんなもので、どのようなヒストンの修飾があるのか、老化とのかかわりは?、一個の細胞でのヒストン修飾をどのように調べるか、今話題のエクソソームと老化との関係は?など、流れるようなストーリー展開で最先端の研究まで理解させてくれます。是非視聴してみてください。字幕表示もできますし、高画質でのダウンロードもできますので、ダウンロードしてゆっくり見るのもおすすめです!

https://videocast.nih.gov/watch=55457
クロマチンの構造やエピジェネティクスについては以前紹介したオープンアクセスの入門書もダウンロードしてご覧ください。

エピジェネティクスについてわかりやすく、かつ本格的に解説してある入門書(教科書)を紹介します。